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タナベ経営---21年3月期は売上高微減、経営コンサルティング事業が増収

注目トピックス 日本株
タナベ経営<9644>は14日、2021年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比1.9%減の92.13億円、営業利益が同23.9%減の7.51億円、経常利益が同24.0%減の7.71億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同28.4%減の4.98億円となった。

経営コンサルティング事業の売上高は前期比1.2%増の56.42億円、セグメント利益は同25.1%減の10.98億円となった。高付加価値のコンサルティングサービス「チームコンサルティングブランド(TCB)」が定着し、平均単価が上昇するも、新型コロナウイルス感染症の影響によるコンサルティングやFCCセミナー、戦略ドメイン&ファンクション研究会の一時休止や延期が売上高に影響した。一方で、グローウィン・パートナーズを連結子会社としたことに伴い、同社の1月から3月の業績をM&Aアライアンス及びデジタルコンサルティングに追加した。

マーケティングコンサルティング事業の売上高は前期比6.4%減の35.71億円、セグメント利益は同50.5%減の0.83億円となった。新型コロナウイルス感染防止対策商品やテレワーク商品の提供、デジタルを活用した新たなブランディング・プロモーション支援が好調に推移し、また好調業界への支援を強化した。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大による各種イベント等の延期・中止に伴い、プロモーション商品の企画・制作を含むコンサルティング需要が減少し、また、ダイアリーの一部キャンセルも発生した。

2022年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比10.7%増の102.00億円、営業利益が同19.7%増の9.00億円、経常利益が同16.6%増の9.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同14.4%増の5.70億円を見込んでいる。





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