概況からBRICsを知ろう〜中国本土市場は値下り、IPO増加に伴う需給悪化の懸念
[15/05/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 56204.23 -1.82%
18日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1044.40ポイント安(-1.82%)の56204.23で取引を終えた。57605.86から55926.47まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは9、値下がりは54、変わらず3であった。
この日は、ブラジルの銀行に対する所得課税引き上げの観測から、銀行株が下落し、ボベスパ指数を圧迫したもよう。また、ブラジル中銀が18日に発表した週次エコノミスト調査で、2015年の経済成長率見通しが引き続き-1.20%となり、インフレ見通しが8.31%(前回8.29%)まで引き上げられたことも、ブラジル株の売りにつながった。
【ロシア】MICEX指数 1678.55 -0.76%
18日のロシア株式市場は反落。主要指標のMICEX指数は前日比12.91ポイント安(-0.76%)の1678.55で取引を終了した。1696.49から1677.69まで下落した。
この日は材料難のなかでの取引となり、MICEX指数は、おもにブレント原油先物の動向に沿った動きになった。買い先行後、売り戻しが優勢になった。納税時期の需要絡みからか、ルーブル高となったが、輸出企業の収益を圧迫するとの見方も、ロシア株売りにつながったとみられる。
【インド】ムンバイSENSEX指数 27687.30 +1.33%
18日のインドSENSEX指数は続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比363.30ポイント高(+1.33%)の27687.30、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1.35%(111.30ポイント)高の8373.65で取引を終えた。
買いが先行した後はしばらく狭いレンジでもみ合ったが、後半に上げ幅をじりじりと拡大させた。利下げ期待が高まっていることが引き続き支援材料。4月の消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(WPI)がともに予想以上に鈍化したほか、弱い経済指標を受け、利下げ期待が高まっている。また、財務省が利下げを希望していると発言したことも好感されている。市場関係者は、6月2日に開催予定の金融政策決定会合では、0.25%の利下げが実施されるとみている。
【中国本土】上海総合指数 4283.49 -0.58%
18日の上海総合指数は値下り。主要指標の上海総合指数は、前営業日比25.20ポイント安(-0.58%)の4283.49ポイントと続落した。
一進一退のなかで売りが強まる流れ。根強い政策期待で買われる場面がみられたものの、IPO(株式新規公開)増加に伴う需給悪化の懸念が相場の重しとなった。今週は20社がIPO公募実施すると伝えられている。
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18日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1044.40ポイント安(-1.82%)の56204.23で取引を終えた。57605.86から55926.47まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは9、値下がりは54、変わらず3であった。
この日は、ブラジルの銀行に対する所得課税引き上げの観測から、銀行株が下落し、ボベスパ指数を圧迫したもよう。また、ブラジル中銀が18日に発表した週次エコノミスト調査で、2015年の経済成長率見通しが引き続き-1.20%となり、インフレ見通しが8.31%(前回8.29%)まで引き上げられたことも、ブラジル株の売りにつながった。
【ロシア】MICEX指数 1678.55 -0.76%
18日のロシア株式市場は反落。主要指標のMICEX指数は前日比12.91ポイント安(-0.76%)の1678.55で取引を終了した。1696.49から1677.69まで下落した。
この日は材料難のなかでの取引となり、MICEX指数は、おもにブレント原油先物の動向に沿った動きになった。買い先行後、売り戻しが優勢になった。納税時期の需要絡みからか、ルーブル高となったが、輸出企業の収益を圧迫するとの見方も、ロシア株売りにつながったとみられる。
【インド】ムンバイSENSEX指数 27687.30 +1.33%
18日のインドSENSEX指数は続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比363.30ポイント高(+1.33%)の27687.30、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1.35%(111.30ポイント)高の8373.65で取引を終えた。
買いが先行した後はしばらく狭いレンジでもみ合ったが、後半に上げ幅をじりじりと拡大させた。利下げ期待が高まっていることが引き続き支援材料。4月の消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(WPI)がともに予想以上に鈍化したほか、弱い経済指標を受け、利下げ期待が高まっている。また、財務省が利下げを希望していると発言したことも好感されている。市場関係者は、6月2日に開催予定の金融政策決定会合では、0.25%の利下げが実施されるとみている。
【中国本土】上海総合指数 4283.49 -0.58%
18日の上海総合指数は値下り。主要指標の上海総合指数は、前営業日比25.20ポイント安(-0.58%)の4283.49ポイントと続落した。
一進一退のなかで売りが強まる流れ。根強い政策期待で買われる場面がみられたものの、IPO(株式新規公開)増加に伴う需給悪化の懸念が相場の重しとなった。今週は20社がIPO公募実施すると伝えられている。
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