1日の中国本土市場概況:上海総合0.7%高と5日ぶり反発、中国PMI改善が追い風
[16/11/01]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
1日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比21.94ポイント(0.71%)高の3122.44ポイントと5日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、22.99ポイント(0.71%)高の3269.24ポイントで引けた。外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数は2.03ポイント(0.59%)高の344.72ポイント、深センB株指数は3.79ポイント(0.33%)高の1165.95ポイントで終了した。
指標改善が追い風。国家統計局などが集計した今年10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が寄り付き前に公表され、事前予想(50.3)と9月の実績(50.4)を大きく上回る51.2で着地したことが材料視された。景況判断の分かれ目となる50を3カ月連続で上回るなか、中国景気が順調に回復しているとみられている。
業種別では、石炭や鉄鋼など資源・素材株がしっかり。中国神華能源(601088/SH)が1.2%高、杭州鋼鉄(600126/SH)が1.4%高で引けた。石炭株に関しては、燃料炭相場の上昇基調も好感されている。金融株や不動産株、バイオ医薬関連株、消費関連株なども買われた。
個別では、取引再開した自動車メーカーの広州汽車集団(601238/SH)が3.0%高の23.11人民元と上げが目立つ(一時は値幅制限いっぱいまで上昇)。A株の第三者割当増資を実施することがポジティブ材料視された。機関投資家など5社を割当先として、最大で150億人民元(約2320億円)を調達する計画。1株当たりの割当価格は20.23人民元に設定されている。同社A株は増資計画の発表を控え、10月18日から売買を停止していた。
【亜州IR】
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