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14日の中国本土市場概況:上海総合1.2%安で続落、ハイテク株に売り

注目トピックス 外国株
14日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比36.27ポイント(1.20%)安の2990.69ポイントと続落した。上海A株指数も下落し、37.99ポイント(1.20%)安の3132.28ポイントで取引を終えている。

売り圧力が意識される流れ。年初からの上げが目立っていた銘柄群の一角に、「企業幹部や大株主が利益確定売りを出している」との見方が広がっている。主要指標は年初から今月初めまで上昇基調を維持。なかでも新興企業株で構成される深セン創業板指数は、年初から3月高値までの上昇率が4割を超えていた。また、現地メディアは、「中国証券業協会は各証券会社に対し、『場外配資』(市場外での信用取引融資行為)のリスク抑制を徹底するよう求めた」と報道。場外配資は株価が乱高下した「2015年バブル」に通じるものがあるとして、当局は投機行為の取り締まりを一段と強化するとの観測が流れた。


なお、取引時間中に公表された今年1〜2月の中国経済指標は強弱まちまち。鉱工業生産額は下振れたものの、都市部の固定資産投資や小売売上高は予想に一致し、不動産開発投資は伸びが加速した。

業種別では、ハイテクの下げが目立つ。金融機関向けソフト開発会社の恒生電子(600570/SH)が6.4%安、フラッシュメモリーなどの北京兆易創新科技(603986/SH)が3.8%安で引けた。証券株も安い。国泰君安証券(601211/SH)が4.4%下落した。不動産株、インフラ関連株、自動車株、医薬品株、発電株なども売られている。

半面、空運株は高い。中国東方航空(600115/SH)が6.7%上昇した。食品・飲料株、エネルギー株、銀行・保険株の一角も物色されている。

一方、外貨建てB株の相場は値下がり。上海B株指数が3.40ポイント(1.12%)安の300.43ポイント、深センB株指数が12.78ポイント(1.28%)安の988.02ポイントで終了した。

【亜州IR】




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