GALLERY SPEAK FORにて、リミックスアーティスト山口真人による個展「MADE IN TOKYO」を開催。
[15/08/12]
提供元:PRTIMES
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渋谷系を起点に生まれた、サンプリング・リミックス・マッシュアップがアートになる
8月21日(金)- 9月2日(水)代官山GALLERY SPEAK FORにて、山口真人が東京のアイデンティティをテーマに個展 "MADE IN TOKYO" を開催いたします、約30点の絵画・オブジェを発表。
[画像1: http://prtimes.jp/i/14928/1/resize/d14928-1-912334-5.jpg ]
企業CIやVI、ミュージシャンのPVやwebグラフィックなどを手がけている山口真人氏は、コンセプチュアルな楽しさに満ちたビジュアルづくりと、クリーンでインタラクティブな視覚表現で高い評価を受けています。同時代者たちの感性と価値観を心良く震わせるミックスメディアな構想力が光る一方で、彼は商業美術の領域から現代アートの強いコミュニケーション力に着目し、独自のアートシリーズ「Plastic Painting」の制作を続けています。
そのシリーズとは、「見せかけ(=Plastic)の絵画」がコンセプト。2014年の初めての個展では、透明なプラスチック板にグラフィックをプリントし、または工業的な成型手法で制作された立体作品によって、現代アートのフェイマスたちの作品世界をグラフィカルに輝く人工的な結晶美に置き換えてみせ、好評を博しました。リミックスとマッシュアップ技法によって、アートとデザイン、2つの領域をカクテルして見せる、その編集感覚が彼の最大の持ち味といえるでしょう。
本展は、山口氏にとって1年ぶりの個展です。自身のアイデンティティと切り離せない「東京」を「世界中の文化を模倣し、リミックスし作り直す器」と定義。彼のアートワークの編集性そのもののなかで東京を体現するシリーズに取り組んだ成果を披露します。グーグルの検索結果をスクリーンショットで採取、グラフィックツールでCMYKドットに変換し、そのデータからステンシルを作ってキャンバスにエアブラシで描画した作品など、アクリル絵具を使用した平面作品を中心に、約30点を展示・販売いたします。また、初めて制作される作品集のほか、Tシャツやアクセサリー類も紹介・販売いたします。
開催概要
タイトル:山口真人 MADE IN TOKYO
会期: 2015年8月21日(金)- 9月2日(水)11:00-19:00 毎週木曜休廊
*最終日のみ 〜 18:00
場所: GALLERY SPEAK FOR 東京都渋谷区猿楽町 28-2 SPEAK FOR 2F
ギャラリートーク、8月21日(金)18:30〜19:00
入場無料 : 作品解説=山口真人 聞き手=森田哲生
[動画: http://www.youtube.com/watch?v=epF9Nbec5pQ ]
"MADE IN TOKYO"展では、「サンプリング」「リミックス」「マッシュアップ」のシリーズを展開いたします。
"Sampling is art."
[画像2: http://prtimes.jp/i/14928/1/resize/d14928-1-902384-4.jpg ]
[画像3: http://prtimes.jp/i/14928/1/resize/d14928-1-751822-3.jpg ]
"Remix is art."
[画像4: http://prtimes.jp/i/14928/1/resize/d14928-1-950459-6.jpg ]
[画像5: http://prtimes.jp/i/14928/1/resize/d14928-1-347898-2.jpg ]
"Mashup is art."
[画像6: http://prtimes.jp/i/14928/1/resize/d14928-1-269386-7.jpg ]
[画像7: http://prtimes.jp/i/14928/1/resize/d14928-1-745800-0.jpg ]
作品集「MADE IN TOKYO」を同時発売 (限定500部)
[画像8: http://prtimes.jp/i/14928/1/resize/d14928-1-223059-9.jpg ]
2011 - 2015年の山口の作品をまとめた作品集「MADE IN TOKYO」を会期中販売いたします。
カタログ、「MADE IN TOKYO」手記より
帰り道、渋谷を抜ける時ふと「MADE IN TOKYO」のアイデアが浮かんだ。複雑に絡み合っていた糸がぴんと張り、線が見えた気分だった。構図・コンセプト・色彩・モチーフがひとつになったのだ。90年代の東京、それが私のルーツなのだ。 フリッパーズ・ギター、ピチカート・ファイヴ、テイ・トウワ。グラフィックの領域ではコンテムポラリー・プロダクション、グルーヴィジョンズ、渋谷系と呼ばれたムーブメントは、アメリカ、 イギリス、フランスをはじめ世界中の音楽やデザインを呑み込んでいった。彼らはファッション的に海外のトレンドのいいとこどりをし、表面的なキャッチーさと職人的なテクニックを駆使した作品を生み出していったのだ。 同じ時期、1996年に開かれたアンディウォーホルの回顧展をきっかけに私はアートに没頭していった。マルセルデュシャン、ジャスパージョーンズ、アンディウォーホル、ジェフクーンズ、エドルシェ… 、レディメイド、アプロプリエーション、アッセンブラージュ、シミュレーション、オーバーペイントの手法。アーティストは筆を 捨て、作ることをやめ、自己の存在をも否定しながら20世紀の美意識を模索していた。特にアメリカを中心に起きた80年代のシミュレーショニズムとジャン・ボードリヤールによる著書 「シミュラークル(オリジナルなき模倣)とシミュレーション」は、東京で育った自分のあまりにも希薄なバックグラウンドと驚くほど共感するものがあった。80年代のシミュレーショニストのマイクビドロは、ピカソ、マティス、デュシャン、ウォーホルなどの模写を一同に配置し、他人の絵を狂気のように再現し続けたアーティストだ。ビドロは自分自身の存在を極限まで喪失させていった。私はその否定の先にあるアイデンティティを模索している。 東京は、1868年(明治元年)にヨーロッパの文化を吸収しようと生まれた巨大シミュラークルだ。私は自分自身が受けた影響をそのまま、現代アートのシーンに放り込んでみたいと考えている。「MADE IN TOKYO」は、サンプリング、リミックス、マッシュアップの手法を使い、シミュラークルに潜むアイデンティティを表現しようとしている。
会場
GALLERY SPEAK FOR
東京都渋谷区猿楽町 28-2 SPEAK FOR 2F
T.03-5459-6385 F.03-5459-6386
開廊時間:11:00 -19:00
※最終日のみ 18:00 まで 休廊:毎週木曜日・年末年始
本人在廊日 : 8/25 (火) 15:00 - 18:00, 8/30 (日) 15:00 - 18:00, 9/2 (水) 15:00 - 18:00
* 予告なく変更になる場合があります
山口真人(やまぐちまさと)アーティスト / アートディレクター
1980年、東京生まれ。法政大学を卒業後、2008年「アイデアスケッチ」を設立。企業のVI、CI、アートディレクション、グラフィックデザイン、WEB、映像制作を手がける。Apogee、椎名林檎、Rocketmanなど音楽関係のアートワークやPV制作も多い。2011年より自身のアートワークとして「Plastic Painting」シリーズの制作を開始。Affordable Art Fair NYC(2012年)、Scope Miami Beach(2013年)など海外のアートフェアに参加。2014年にGALLERY SPEAK FORにて個展「Plastic Painting」を開催。
[画像9: http://prtimes.jp/i/14928/1/resize/d14928-1-165976-8.jpg ]
8月21日(金)- 9月2日(水)代官山GALLERY SPEAK FORにて、山口真人が東京のアイデンティティをテーマに個展 "MADE IN TOKYO" を開催いたします、約30点の絵画・オブジェを発表。
[画像1: http://prtimes.jp/i/14928/1/resize/d14928-1-912334-5.jpg ]
企業CIやVI、ミュージシャンのPVやwebグラフィックなどを手がけている山口真人氏は、コンセプチュアルな楽しさに満ちたビジュアルづくりと、クリーンでインタラクティブな視覚表現で高い評価を受けています。同時代者たちの感性と価値観を心良く震わせるミックスメディアな構想力が光る一方で、彼は商業美術の領域から現代アートの強いコミュニケーション力に着目し、独自のアートシリーズ「Plastic Painting」の制作を続けています。
そのシリーズとは、「見せかけ(=Plastic)の絵画」がコンセプト。2014年の初めての個展では、透明なプラスチック板にグラフィックをプリントし、または工業的な成型手法で制作された立体作品によって、現代アートのフェイマスたちの作品世界をグラフィカルに輝く人工的な結晶美に置き換えてみせ、好評を博しました。リミックスとマッシュアップ技法によって、アートとデザイン、2つの領域をカクテルして見せる、その編集感覚が彼の最大の持ち味といえるでしょう。
本展は、山口氏にとって1年ぶりの個展です。自身のアイデンティティと切り離せない「東京」を「世界中の文化を模倣し、リミックスし作り直す器」と定義。彼のアートワークの編集性そのもののなかで東京を体現するシリーズに取り組んだ成果を披露します。グーグルの検索結果をスクリーンショットで採取、グラフィックツールでCMYKドットに変換し、そのデータからステンシルを作ってキャンバスにエアブラシで描画した作品など、アクリル絵具を使用した平面作品を中心に、約30点を展示・販売いたします。また、初めて制作される作品集のほか、Tシャツやアクセサリー類も紹介・販売いたします。
開催概要
タイトル:山口真人 MADE IN TOKYO
会期: 2015年8月21日(金)- 9月2日(水)11:00-19:00 毎週木曜休廊
*最終日のみ 〜 18:00
場所: GALLERY SPEAK FOR 東京都渋谷区猿楽町 28-2 SPEAK FOR 2F
ギャラリートーク、8月21日(金)18:30〜19:00
入場無料 : 作品解説=山口真人 聞き手=森田哲生
[動画: http://www.youtube.com/watch?v=epF9Nbec5pQ ]
"MADE IN TOKYO"展では、「サンプリング」「リミックス」「マッシュアップ」のシリーズを展開いたします。
"Sampling is art."
[画像2: http://prtimes.jp/i/14928/1/resize/d14928-1-902384-4.jpg ]
[画像3: http://prtimes.jp/i/14928/1/resize/d14928-1-751822-3.jpg ]
"Remix is art."
[画像4: http://prtimes.jp/i/14928/1/resize/d14928-1-950459-6.jpg ]
[画像5: http://prtimes.jp/i/14928/1/resize/d14928-1-347898-2.jpg ]
"Mashup is art."
[画像6: http://prtimes.jp/i/14928/1/resize/d14928-1-269386-7.jpg ]
[画像7: http://prtimes.jp/i/14928/1/resize/d14928-1-745800-0.jpg ]
作品集「MADE IN TOKYO」を同時発売 (限定500部)
[画像8: http://prtimes.jp/i/14928/1/resize/d14928-1-223059-9.jpg ]
2011 - 2015年の山口の作品をまとめた作品集「MADE IN TOKYO」を会期中販売いたします。
カタログ、「MADE IN TOKYO」手記より
帰り道、渋谷を抜ける時ふと「MADE IN TOKYO」のアイデアが浮かんだ。複雑に絡み合っていた糸がぴんと張り、線が見えた気分だった。構図・コンセプト・色彩・モチーフがひとつになったのだ。90年代の東京、それが私のルーツなのだ。 フリッパーズ・ギター、ピチカート・ファイヴ、テイ・トウワ。グラフィックの領域ではコンテムポラリー・プロダクション、グルーヴィジョンズ、渋谷系と呼ばれたムーブメントは、アメリカ、 イギリス、フランスをはじめ世界中の音楽やデザインを呑み込んでいった。彼らはファッション的に海外のトレンドのいいとこどりをし、表面的なキャッチーさと職人的なテクニックを駆使した作品を生み出していったのだ。 同じ時期、1996年に開かれたアンディウォーホルの回顧展をきっかけに私はアートに没頭していった。マルセルデュシャン、ジャスパージョーンズ、アンディウォーホル、ジェフクーンズ、エドルシェ… 、レディメイド、アプロプリエーション、アッセンブラージュ、シミュレーション、オーバーペイントの手法。アーティストは筆を 捨て、作ることをやめ、自己の存在をも否定しながら20世紀の美意識を模索していた。特にアメリカを中心に起きた80年代のシミュレーショニズムとジャン・ボードリヤールによる著書 「シミュラークル(オリジナルなき模倣)とシミュレーション」は、東京で育った自分のあまりにも希薄なバックグラウンドと驚くほど共感するものがあった。80年代のシミュレーショニストのマイクビドロは、ピカソ、マティス、デュシャン、ウォーホルなどの模写を一同に配置し、他人の絵を狂気のように再現し続けたアーティストだ。ビドロは自分自身の存在を極限まで喪失させていった。私はその否定の先にあるアイデンティティを模索している。 東京は、1868年(明治元年)にヨーロッパの文化を吸収しようと生まれた巨大シミュラークルだ。私は自分自身が受けた影響をそのまま、現代アートのシーンに放り込んでみたいと考えている。「MADE IN TOKYO」は、サンプリング、リミックス、マッシュアップの手法を使い、シミュラークルに潜むアイデンティティを表現しようとしている。
会場
GALLERY SPEAK FOR
東京都渋谷区猿楽町 28-2 SPEAK FOR 2F
T.03-5459-6385 F.03-5459-6386
開廊時間:11:00 -19:00
※最終日のみ 18:00 まで 休廊:毎週木曜日・年末年始
本人在廊日 : 8/25 (火) 15:00 - 18:00, 8/30 (日) 15:00 - 18:00, 9/2 (水) 15:00 - 18:00
* 予告なく変更になる場合があります
山口真人(やまぐちまさと)アーティスト / アートディレクター
1980年、東京生まれ。法政大学を卒業後、2008年「アイデアスケッチ」を設立。企業のVI、CI、アートディレクション、グラフィックデザイン、WEB、映像制作を手がける。Apogee、椎名林檎、Rocketmanなど音楽関係のアートワークやPV制作も多い。2011年より自身のアートワークとして「Plastic Painting」シリーズの制作を開始。Affordable Art Fair NYC(2012年)、Scope Miami Beach(2013年)など海外のアートフェアに参加。2014年にGALLERY SPEAK FORにて個展「Plastic Painting」を開催。
[画像9: http://prtimes.jp/i/14928/1/resize/d14928-1-165976-8.jpg ]