55歳女性が初世界メダル!オランダ開催ITFテコンドー世界大会
[22/08/26]
提供元:PRTIMES
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兵庫県三田市のITF兵庫道場から55歳の世界メダリスト誕生。34歳から始めたシングルマザーが単身出場して道場初の世界3位。シニア35歳以上の部4段型で
7月29日から三日間オランダ、アムステルダムで開催されたITFテコンドー世界大会で55歳の高岸治恵4段が型で銅メダル獲得。兵庫県三田市のITF兵庫道場所属の高岸師範はコロナで開催が1年遅れた同大会で道場開設以来の快挙を実現。シニアの部は35歳以上。コロナで渡航を見送った選手が多い中、高岸は単身で出場した上に同大会ではジュニア、成人の部では国際審判も務め日本の存在をアピール。
[画像1: https://prtimes.jp/i/106205/1/resize/d106205-1-80ed1436d3a79669d527-0.jpg ]
単身で出場した55歳が世界メダリストに。兵庫県芦屋市在住、三田市のITF兵庫道場所属のITFテコンドー4段、高岸治恵師範がコロナで開催が1年ずれ込んだITF世界大会2021でシニアの部、4段の型で3位入賞を果たし、道場開設29年目に初の世界メダルを持ち帰るという快挙を成した。34歳からテコンドーを始めたというシングルマザーが同カテゴリーではアジア勢唯一の入賞者となり、優勝のアルゼンチン、2位の英国、同3位の米国の選手と肩を並べて表彰台に上がった。
ITF世界大会2021入賞者リストはこちら:https://www.itf-administration.com/articles.asp?arturn=4356
コロナで一度は諦めた参加から単身出場へ
ITFテコンドーはオリンピック競技になっているWTFテコンドーと異なり、世界大会が競技の最高峰である。2021年に開催予定だったITF世界大会2021はコロナで開催が1年ずれ込んだ。それでも選手登録期限であった4月末には日本からはまだまだ渡航が難しい時期であったので、高岸は一旦はエントリーを諦めた。年齢的にも次の2025年大会には59歳になっていることから、世界大会出場の夢は潰えたかに見えた。
そんな高岸の出場を可能にしたのはテコンドーではなく、ビジネススキルだった。コロナを機に開催頻度が増えた国際テコンドー連盟(ITF)のオンラインセミナーやリモート会議で高岸は得意の議事録作成スキルを活かして率先して書記の役割を買って出ている。帰国子女で同時通訳の資格も持つ高岸は同志社大学経済学部卒業後、メーカーに国内営業の営業マンとして就職した。6年間日本の営業を身につけた後、外資系企業に転職し、オーストラリア、ドバイ、シンガポールと転居しながらキャリアを積んだ。現在は日本企業と外国企業が円滑にビジネスを行うサポートをするビジネスコンサルタントである。1998年から4年間は万国郵便連盟のコンサルタントとしてアジア地域の国際郵便事業振興に貢献。その経験から英語を外国語とする国の代表者による多国間会議での議事録の大切さを知っているのだ。高岸が迅速に、時にはスクリーンショットを多用して作成する議事録は重宝され、ITFでは議事録のテンプレートとなった。
コロナで渡航制限がかかっていたのは日本だけではない。コロナで様々な制約がある今だからこそ、一人でも多くの選手に世界大会の舞台に立ってほしいというITFの願いから、国境が大会の登録締切日を過ぎてから開かれた国からの参加を7月上旬に呼びかけることになった。日本は厳密にはロックダウンがされていなかったので追加募集要件を満たさないが、それでも渡航が難しかったということと、議事録作成の縁の下の力持ちに報いてもいいだろうという配慮もあって、日本にも追加募集の道が開かれた。とは言え、日本は今でも欧州からは「安全な国」の指定を受けていない。ワクチン証明の提示などが課され、帰国前にはPCR検査も必要だった。それでも高岸はこの機会を逃したく無いと、他の選手が参加を見送る中、単身で世界大会出場を決意する。
[画像2: https://prtimes.jp/i/106205/1/resize/d106205-1-b57e3c9ef4c2b8cd10a2-1.jpg ]
実は双子妊娠初期にアジア大会で優勝した強者
高岸には現在16歳になる双子がいるが、実は2005年に双子妊娠中も修練を休まなかったどころか、妊娠初期の9月にはマレーシアで開催されたアジア大会に出場し、組手で優勝、型で3位を獲っている。当時は黒帯1段に昇段したばかり。また、それまで住んでいたシンガポールから日本に移住して1年も経っていなかった。お世話になったシンガポールの道場の仲間たちがこぞって出場するアジア大会に高岸はなんとしても出たかったのだ。
「型だけならまだしも、組手に出るなんて本当に無謀でした。当時はまだ産婦人科も受診してなくて、それでも『ひょっとしたら。。。』という気持ちはもちろんありました。だからこそ、絶対に当てられない!という凄い気迫で闘いました。おかげで優勝できたのです。厳密には子どもたちと3対1で試合した訳ですから、少しフェアじゃなかったかもしれません。もちろん今、私の弟子が妊娠初期に試合に出ると言い出したら止めると思います。」と笑いながら語る高岸は道衣を着ていなくてもパワーが伝わってくる。
「還暦前でも次も出たい」
次の世界大会は2025年開催予定。主催地はまだ未定だが、オランダの会場では中米になるだろうという見方が多かった。2025年には高岸は59歳だ。
「それでもチャンスがあれば、是非出たい。」と高岸は迷わず言う。「国内の大会でも、選手として会場に到着すると同世代の師範や30代で選手を引退した審判などに「まだ出るんですか?」と訊かれることが多い。
「私は幼少期からやってきた人たちが選手を引退したり、テコンドー自体をやめてしまってもおかしくない34歳という年齢で始めたので、還暦前でもまだまだ試合に出足りないかもしれません。
今回の世界大会でも、ウズベキスタンの少女たちが、自分たちのメダルと国旗を持ってきて一緒に写真を撮ってほしいと言ってくれたり、審判をする合間に少しアドバイスしてあげたチェコの少女が私のように審判もできるような指導者になりたいと言ってくれました。
テコンドーに限らず、武道は男性に比べ女性の競技者人口が極端に少ないです。特に日本では私が出場することで若い選手が1回でも多く試合ができるなら、私にもまだまだ出場する価値があると思っています。」と、高岸は語る。自分を育ててくれたテコンドーへの、それが恩返しだと思っている、と。
親子をテコンドー精神が結ぶ
テコンドー精神とは「礼儀、廉恥、忍耐、克己、百拙不屈」。高岸の愛読書は本家が佐賀県にあることもあり、「葉隠」だが、シンプルで奥深いテコンドー精神は高岸の子育てから仕事にまで浸透していると言う。
胎児の時に試合に出た双子だが、高岸は育児のために4年間テコンドーを休んだ。双子が4歳の時にシンガポールの道場の道場長の御令嬢の結婚式に招かれ、出席したついでに高岸は双子を連れて久しぶりに道衣を着た。帰りに道場長がプレゼントしてくれたのはキッズサイズの道衣2着。意外にもその日のうちに道衣に袖を通してはしゃいだのは双子の妹の方だった。兄の方は型に興味を示したものの、恥ずかしがって着なかった。それでも高岸は帰国後、家での遊びの一端にキックミットを使ったテコンドーごっこを始めた。パンチ、飛び蹴り、体当たり。。。何でもありで遊んでいるうちに双子自ら「テコンドーやりたい!」と言い出すのを待った。
ちょうど、双子がテコンドーを始めたいと言い出した頃、ITF兵庫道場の道場長から「そろそろ。。。」というお誘いの電話があり、復帰。双子も4歳で入門。以来、12年間、休まず続けている。現在は二人揃って黒帯1段。
高岸が所属するITF兵庫道場では4歳のキッズから大人までが一緒に修練をしている。また、高岸が経営するITF兵庫道場芦屋支部では特に親子での修練を勧めている。
「時には向き合って、時には同じ方向を見ながら親子で修練をしていると、子供の方が先に型を覚えてしまい、親に教えるということも珍しくありません。道場の中で親子の役割が逆転することがあるんです。そうなると子どもにとっては大きな自信になります。また、親が一生懸命やっている姿を間近に見ることで、一緒に修練している親子では子どもが素直に親を尊敬しています。
我が家では一緒に大会に出て、全員で金メダルを一つずつもらうこともありましたが、世界のメダルを持っているのは私だけです。超える価値のある実績を残せたので、子どもたちには早く私を追い越してほしいです。そのためのサポートは親としても先輩としても師範としても惜しみません。」
ITFテコンドー兵庫道場について
1993年3月に朴鐘司(7段)により開設。以来、三田市心道会館での修練を本部道場修練とし、一時は姫路、長田、葺合、奈良の学研都市などでも会場を借りてテコンドーを教えてきた。現在は高岸が経営する芦屋市部が唯一の支部。2023年に開設30周年を迎える老舗の道場である。また、現在、テコンドー創始者であるチェ・ホンヒ創始者の長男、チェ・ジュンファを総裁とする国際テコンドー連盟(the International Taekwon-Do Federation、本部英国)に在籍する日本の道場としては最古参。毎週水曜日、土曜日に三田市心道会館にて修練を行っており、見学・体験入門は随時受け付けている。
Facebook: https://www.facebook.com/ItfKansai/
ITFについて
The International Taekwon-Do Federation (ITF)はチェ・ジュンファを総裁として英国に本部を置く国際団体。テコンドー創始者であり、現総裁の実父でもあるチェ・ホンヒの教えに忠実なテコンドーの指導を世界各地で実現するための環境整備を呼びかけ、指導方法などを傘下道場に伝授している。また、世界大会を始め各地で実施する地域ごとの大会や各国内の大会開催を奨励している。有段者の昇段は全てITFが制定するカリキュラムと試験実施要項に基づいて実行されており、段位の授与はITFが行なっている。
ウエブサイト:https://www.itf-administration.com/
7月29日から三日間オランダ、アムステルダムで開催されたITFテコンドー世界大会で55歳の高岸治恵4段が型で銅メダル獲得。兵庫県三田市のITF兵庫道場所属の高岸師範はコロナで開催が1年遅れた同大会で道場開設以来の快挙を実現。シニアの部は35歳以上。コロナで渡航を見送った選手が多い中、高岸は単身で出場した上に同大会ではジュニア、成人の部では国際審判も務め日本の存在をアピール。
[画像1: https://prtimes.jp/i/106205/1/resize/d106205-1-80ed1436d3a79669d527-0.jpg ]
単身で出場した55歳が世界メダリストに。兵庫県芦屋市在住、三田市のITF兵庫道場所属のITFテコンドー4段、高岸治恵師範がコロナで開催が1年ずれ込んだITF世界大会2021でシニアの部、4段の型で3位入賞を果たし、道場開設29年目に初の世界メダルを持ち帰るという快挙を成した。34歳からテコンドーを始めたというシングルマザーが同カテゴリーではアジア勢唯一の入賞者となり、優勝のアルゼンチン、2位の英国、同3位の米国の選手と肩を並べて表彰台に上がった。
ITF世界大会2021入賞者リストはこちら:https://www.itf-administration.com/articles.asp?arturn=4356
コロナで一度は諦めた参加から単身出場へ
ITFテコンドーはオリンピック競技になっているWTFテコンドーと異なり、世界大会が競技の最高峰である。2021年に開催予定だったITF世界大会2021はコロナで開催が1年ずれ込んだ。それでも選手登録期限であった4月末には日本からはまだまだ渡航が難しい時期であったので、高岸は一旦はエントリーを諦めた。年齢的にも次の2025年大会には59歳になっていることから、世界大会出場の夢は潰えたかに見えた。
そんな高岸の出場を可能にしたのはテコンドーではなく、ビジネススキルだった。コロナを機に開催頻度が増えた国際テコンドー連盟(ITF)のオンラインセミナーやリモート会議で高岸は得意の議事録作成スキルを活かして率先して書記の役割を買って出ている。帰国子女で同時通訳の資格も持つ高岸は同志社大学経済学部卒業後、メーカーに国内営業の営業マンとして就職した。6年間日本の営業を身につけた後、外資系企業に転職し、オーストラリア、ドバイ、シンガポールと転居しながらキャリアを積んだ。現在は日本企業と外国企業が円滑にビジネスを行うサポートをするビジネスコンサルタントである。1998年から4年間は万国郵便連盟のコンサルタントとしてアジア地域の国際郵便事業振興に貢献。その経験から英語を外国語とする国の代表者による多国間会議での議事録の大切さを知っているのだ。高岸が迅速に、時にはスクリーンショットを多用して作成する議事録は重宝され、ITFでは議事録のテンプレートとなった。
コロナで渡航制限がかかっていたのは日本だけではない。コロナで様々な制約がある今だからこそ、一人でも多くの選手に世界大会の舞台に立ってほしいというITFの願いから、国境が大会の登録締切日を過ぎてから開かれた国からの参加を7月上旬に呼びかけることになった。日本は厳密にはロックダウンがされていなかったので追加募集要件を満たさないが、それでも渡航が難しかったということと、議事録作成の縁の下の力持ちに報いてもいいだろうという配慮もあって、日本にも追加募集の道が開かれた。とは言え、日本は今でも欧州からは「安全な国」の指定を受けていない。ワクチン証明の提示などが課され、帰国前にはPCR検査も必要だった。それでも高岸はこの機会を逃したく無いと、他の選手が参加を見送る中、単身で世界大会出場を決意する。
[画像2: https://prtimes.jp/i/106205/1/resize/d106205-1-b57e3c9ef4c2b8cd10a2-1.jpg ]
実は双子妊娠初期にアジア大会で優勝した強者
高岸には現在16歳になる双子がいるが、実は2005年に双子妊娠中も修練を休まなかったどころか、妊娠初期の9月にはマレーシアで開催されたアジア大会に出場し、組手で優勝、型で3位を獲っている。当時は黒帯1段に昇段したばかり。また、それまで住んでいたシンガポールから日本に移住して1年も経っていなかった。お世話になったシンガポールの道場の仲間たちがこぞって出場するアジア大会に高岸はなんとしても出たかったのだ。
「型だけならまだしも、組手に出るなんて本当に無謀でした。当時はまだ産婦人科も受診してなくて、それでも『ひょっとしたら。。。』という気持ちはもちろんありました。だからこそ、絶対に当てられない!という凄い気迫で闘いました。おかげで優勝できたのです。厳密には子どもたちと3対1で試合した訳ですから、少しフェアじゃなかったかもしれません。もちろん今、私の弟子が妊娠初期に試合に出ると言い出したら止めると思います。」と笑いながら語る高岸は道衣を着ていなくてもパワーが伝わってくる。
「還暦前でも次も出たい」
次の世界大会は2025年開催予定。主催地はまだ未定だが、オランダの会場では中米になるだろうという見方が多かった。2025年には高岸は59歳だ。
「それでもチャンスがあれば、是非出たい。」と高岸は迷わず言う。「国内の大会でも、選手として会場に到着すると同世代の師範や30代で選手を引退した審判などに「まだ出るんですか?」と訊かれることが多い。
「私は幼少期からやってきた人たちが選手を引退したり、テコンドー自体をやめてしまってもおかしくない34歳という年齢で始めたので、還暦前でもまだまだ試合に出足りないかもしれません。
今回の世界大会でも、ウズベキスタンの少女たちが、自分たちのメダルと国旗を持ってきて一緒に写真を撮ってほしいと言ってくれたり、審判をする合間に少しアドバイスしてあげたチェコの少女が私のように審判もできるような指導者になりたいと言ってくれました。
テコンドーに限らず、武道は男性に比べ女性の競技者人口が極端に少ないです。特に日本では私が出場することで若い選手が1回でも多く試合ができるなら、私にもまだまだ出場する価値があると思っています。」と、高岸は語る。自分を育ててくれたテコンドーへの、それが恩返しだと思っている、と。
親子をテコンドー精神が結ぶ
テコンドー精神とは「礼儀、廉恥、忍耐、克己、百拙不屈」。高岸の愛読書は本家が佐賀県にあることもあり、「葉隠」だが、シンプルで奥深いテコンドー精神は高岸の子育てから仕事にまで浸透していると言う。
胎児の時に試合に出た双子だが、高岸は育児のために4年間テコンドーを休んだ。双子が4歳の時にシンガポールの道場の道場長の御令嬢の結婚式に招かれ、出席したついでに高岸は双子を連れて久しぶりに道衣を着た。帰りに道場長がプレゼントしてくれたのはキッズサイズの道衣2着。意外にもその日のうちに道衣に袖を通してはしゃいだのは双子の妹の方だった。兄の方は型に興味を示したものの、恥ずかしがって着なかった。それでも高岸は帰国後、家での遊びの一端にキックミットを使ったテコンドーごっこを始めた。パンチ、飛び蹴り、体当たり。。。何でもありで遊んでいるうちに双子自ら「テコンドーやりたい!」と言い出すのを待った。
ちょうど、双子がテコンドーを始めたいと言い出した頃、ITF兵庫道場の道場長から「そろそろ。。。」というお誘いの電話があり、復帰。双子も4歳で入門。以来、12年間、休まず続けている。現在は二人揃って黒帯1段。
高岸が所属するITF兵庫道場では4歳のキッズから大人までが一緒に修練をしている。また、高岸が経営するITF兵庫道場芦屋支部では特に親子での修練を勧めている。
「時には向き合って、時には同じ方向を見ながら親子で修練をしていると、子供の方が先に型を覚えてしまい、親に教えるということも珍しくありません。道場の中で親子の役割が逆転することがあるんです。そうなると子どもにとっては大きな自信になります。また、親が一生懸命やっている姿を間近に見ることで、一緒に修練している親子では子どもが素直に親を尊敬しています。
我が家では一緒に大会に出て、全員で金メダルを一つずつもらうこともありましたが、世界のメダルを持っているのは私だけです。超える価値のある実績を残せたので、子どもたちには早く私を追い越してほしいです。そのためのサポートは親としても先輩としても師範としても惜しみません。」
ITFテコンドー兵庫道場について
1993年3月に朴鐘司(7段)により開設。以来、三田市心道会館での修練を本部道場修練とし、一時は姫路、長田、葺合、奈良の学研都市などでも会場を借りてテコンドーを教えてきた。現在は高岸が経営する芦屋市部が唯一の支部。2023年に開設30周年を迎える老舗の道場である。また、現在、テコンドー創始者であるチェ・ホンヒ創始者の長男、チェ・ジュンファを総裁とする国際テコンドー連盟(the International Taekwon-Do Federation、本部英国)に在籍する日本の道場としては最古参。毎週水曜日、土曜日に三田市心道会館にて修練を行っており、見学・体験入門は随時受け付けている。
Facebook: https://www.facebook.com/ItfKansai/
ITFについて
The International Taekwon-Do Federation (ITF)はチェ・ジュンファを総裁として英国に本部を置く国際団体。テコンドー創始者であり、現総裁の実父でもあるチェ・ホンヒの教えに忠実なテコンドーの指導を世界各地で実現するための環境整備を呼びかけ、指導方法などを傘下道場に伝授している。また、世界大会を始め各地で実施する地域ごとの大会や各国内の大会開催を奨励している。有段者の昇段は全てITFが制定するカリキュラムと試験実施要項に基づいて実行されており、段位の授与はITFが行なっている。
ウエブサイト:https://www.itf-administration.com/