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患者向けソーシャルデータプラットフォーム「Activaid」が、臨床試験(治験)のマッチング機能をリリース

 Activaid株式会社(アクティヴェイド、本社:東京都新宿区、代表取締役:長谷部 靖明、以下、当社)は、2019年2月に IBD(潰瘍性大腸炎/クローン病)に対してベータ版のリリースを行った患者向けソーシャルデータプラットフォーム「Activaid」について、2019年9月10日(火)より、各ユーザーへの臨床試験(治験)のマッチング機能の提供を開始したことをご報告いたします。また、これをもってベータ版から正式版へと移行いたします。




「Activaid」へのリンク:https://activaid.me/ibd/about
[画像1: https://prtimes.jp/i/45006/2/resize/d45006-2-801021-4.png ]



新たにリリースした「臨床試験のマッチング機能」について

 これまでは、患者にとって臨床試験は受け身で参加するものでした。情報を得ようとしても、主治医が臨床試験に関して知識がない場合も多く、また、自分で検索しようにも検索できる情報には限界があり、解釈をすることも困難でした。
 「Activaid」では臨床試験プロトコール等に基づき、Patient reported outcome(※)を中心とした創薬に必要な情報を収集してきました。今回、それらの情報を元に各ユーザーに対して組入れ可能性のある臨床試験のマッチングをし、当該の臨床試験情報を簡潔に表示する機能を実装いたしました。これにより、各ユーザーは日々の疾患を管理するだけでなく、必要に応じて臨床試験という治療の新たな選択肢を能動的に検討することが可能になります。また、製薬企業/研究者は「Activaid」を通じて、創薬に必要な情報を集めつつ臨床試験への被検者募集ができるようになります。
(※)Patient reported outcome:患者報告アウトカムと訳される。患者の健康状態に関する、患者から直接得られた報告に基づく測定のこと。


代表取締役からのコメント

 今回の新機能は当社の「人々が医療の発展に参加できる未来を作る」というビジョンを体現するものであり、また、私自身が前職の製薬企業にいたときから実現したかった夢でもあります。この機能によって臨床試験への門戸が広がることで、患者さんが前向きに臨床試験への参加を検討する機会が増えるとともに、一日でも早い治療の開発が実現することを信じています。


患者向けソーシャルデータプラットフォーム「Activaid」について

 「Activaid」は、慢性疾患を抱える患者がお互いに支え合い、病気を管理し、新しい治療法の発見等に貢献することをサポートするためのソーシャルデータプラットフォームです。第一弾としてIBD(潰瘍性大腸炎/クローン病)に対して2019年2月よりベータ版の提供を開始しています。「Activaid」では、利用者がPatient reported outcomeを共有、評価できるような仕組みが整っており、創薬にとって重要な情報となる患者自身の主観的なデータを蓄積することが可能です。登録者数は順調に増えており、既に24,000件を超えるデータが蓄積されています(2019年9月現在)。

<従来の「Activaid」の機能>
●患者同士を「つなげる」
 同じ疾患を持つ患者コミュニティの中で、サポートを得たり、情報提供や交換ができます。
●病気を「見える化する」
 医師が診療で重視するポイントに沿った疾患管理や、メンバー同士による情報の参照ができます。
●患者ひとりひとりが医療の発展に「参加する」
 新薬開発に必要な情報の提供を通じて、患者自身が直接医療の発展に参加することができます。


[画像2: https://prtimes.jp/i/45006/2/resize/d45006-2-616003-3.png ]




今後のサービス展開(予定)について

 2020年中に10,000人のユーザー参加を目指し、創薬や臨床試験などに有効なデータベースを構築するとともに、患者の日々のニーズを解決するような施策を展開していきます。また、順次疾患を追加し、製薬企業や研究機関などに向けてのサービスも開発していく予定です。将来的には、遺伝子や各種Omicsデータも含んだ情報銀行化を目指します。
<実装予定の機能の例>
●医師向けインターフェースの実装(2019年11月予定)
●製薬企業/臨床研究支援センター向けインターフェースの実装 (2020年3月予定)


Activaidのビジョンについて

 近年、全ゲノム解析の価格低下、Bioinformatics(※1)の発展などめざましい技術の躍進により、疾患を多角的に解析することが可能となってきました。ただ、今後の医療の発展に求められるのは、テクノロジーだけではありません。質、量ともに充実したデータや、治験に参加する被検者の確保などがなければ、個別化医療やスピーディな新薬開発などは実現できない時代になってきています。そのためには、これまでの少数の施設が中心となって研究開発を推進してきた既存のシステムに加え、ひとりひとりが医療の発展に積極的に力を貸すことが必要です。また、GDPR(※2)を始めとしたプライバシーへの意識の高まりから、世界的に透明性を持ったデータの利活用が求められるようになってきました。私たちは、「人々が医療の発展に参加できる未来を作る」をミッションとして掲げ、患者の日々のニーズに寄り添いながら、人々と研究開発を繋ぐ信頼性の高いプラットフォームを構築し、誰しもが医療の発展に貢献できるような社会づくりを目指します。
(※1)bioinformatics:バイオインフォマティクス。生命情報科学と訳されることもあり、生物学のデータを情報科学の手法によって解析する学問および技術。
(※2)GDPR(General Data Protection Regulation):EU域内の個人情報を保護するための一般データ保護規則。2018年5月25日施行。

ビジョンをより詳しく知りたい方はこちらの動画を御覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=Ns_l45Jcp-s



会社概要

会社名:Activaid株式会社
代表者:代表取締役 長谷部 靖明
本社 :東京都新宿区大久保1-1-10 グンカン東新宿ビル502
URL :https://activaid.me/company
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