CC-Link協会(CLPA)とPROFIBUS & PROFINET International(PI)はネットワークの相互接続性強化に向けて連携合意
[15/12/01]
提供元:PRTIMES
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2015年11月25日、ニュルンベルク
CC-Link協会(CLPA)とPROFIBUS & PROFINET International(PI)は、産業用オープンネットワークの普及と促進を図る上で密接な協力関係を結ぶことを発表しました。ユーザー様のIndustry4.0や産業用IoT(Internet of Things)に基づいた生産システムの実現という要望に応えるには、CC-Link IEやPROFINETなど様々なネットワークの容易な統合が不可欠です。
[画像: http://prtimes.jp/i/13541/5/resize/d13541-5-151918-1.jpg ]
フィールドバスや産業用Ethernetを用いるデジタル通信は近代的な生産設備において既に広く使用されており、生産性の向上において重要な位置付けを担っています。Industry4.0やIIoTなどのメガトレンドにより、インテリジェントな通信の需要は高まり続けると考えています。しかしながら、長年存在してきた多様な産業用Ethernet規格により、異なるネットワークシステム上にある機器や機械が互いにデータを通信できないという問題があります。そのため、機械メーカー様はユーザー様毎にその機械に多種の異なるネットワークを搭載することを余儀なくされており、また、このネットワークの多様性により、選択できる最適な機械も限られています。その結果、この問題を克服するために、ネットワーク間をつなぐメーカー特有の転送仕様や複雑な専用コンバーターのニーズが高まりを見せています。
CLPAとPIは互いに連携し、ユーザー様が意識することなく、CC-Link IEとPROFINET間の規格化されたインターフェースによる容易な双方向通信を実現します。この目標の達成に必要な技術仕様を定めるため、共同ワーキンググループを創設します。仕様書の作成完了後は、両協会のパートナー会員に仕様書が提供されます。
PIのKarsten Schneider会長は、「CC-Link協会との連携は、世界中の多くの産業で使用されているネットワークの強力な団体とパートナー関係を結んだことを意味します」と述べました。CLPAの中村直美 事務局長は、「今回の連携により、ユーザー様はIIoT、Industry4.0、あるいはe-F@ctory対応のシステム構築をより柔軟に実現することができます」と述べ、さらに、「CLPAとPIの両協会のグローバルな組織力、及び両ネットワークの膨大な接続製品を以って、CLPAとPIは新たな市場を開拓できます。その結果、CC-Link IEとPROFINETがこれまで以上にさらに勢いを増して普及することを期待します。」と続けました。
■CC-Link協会(CLPA)について
CC-Link協会(CLPA)は、世界中に2,400社を超える会員を持つグローバルな組織です。CC-Link協会及び会員企業の共通の目標は、CC-Linkファミリーオープンネットワークの推進と技術開発であり、ユーザー様の統合型生産システムの導入に役立つことに重点を置き、その活動に取り組んでいます。
大容量データ処理に理想的なCC-Link IEの1Gbps性能、及びCC-Link IEやCC-Linkから汎用Ethernet上のSLMP(Seamless Message Protocol)対応製品への接続を可能にする柔軟なトポロジーは、三菱電機のe-F@ctoryなどのFA統合ソリューション構想を支える、基礎・核となる技術として既に採用されています。そのため、お客様はこれらの技術を利用してIndustry4.0、IIoT、中国製造2025などの新たな生産革新コンセプトにおける課題を解決するためのインフラストラクチャーを構築できます。
CLPAは、産業用通信における新たなオープンスタンダードの開発における立役者であるとともに、会員企業の接続製品開発活動を支援し、さらに品質管理機関としてその接続製品の認定や、オープンネットワーク環境の整備を行っています。またCLPAは会員を代表して高度なCC-Linkベースネットワークテクノロジーのさらなる普及を目的に、積極的なプロモーション活動を展開しています。
CLPAの現在の幹事会メンバーは、3M、Balluff、Cisco、Cognex、IDEC、三菱電機、Molex、NEC、Digital (Proface)です。
■PROFIBUS and PROFINET International(PI)について
PI (PROFIBUS & PROFINET International)は、昨今のオートメーションにおける産業用通信技術をリードする2つのネットワーク、PROFIBUSとPROFINETを推進する世界最大級のオートメーションコミュニティです。PIは、ベンダー様、開発者様、システム・インテグレーター様、及びエンドユーザー様と共に、オープンフィールドバステクノロジーの技術開発と世界規模でのプロモーションを目的として活動しています。現在、世界中に約5,000万台のPROFIBUS製品と約1,000万台のPROFINET製品が出荷され、稼働しています。PIの組織は26の各国協会(RPA)により成り立ち、各国を結ぶグローバルネットワークを活用して、PROFIBUSとPROFINETのマーケットの拡大、開発促進、及びアプリケーション技術の進化を推進しています。PI傘下には、PROFIBUSとPROFINETの開発、標準化活動やマーケットでのプレゼンス向上のため、50以上ものワーキンググループが活動しています。さらに、認定テストラボ、トレーニングセンター、技術センターは、国際的な品質基準に則った活動を展開しています。
世界中で採用されている産業用Ethernet規格であるPROFINETは、モーションコントロールのアプリケーションで求められる厳しいリアルタイム性能と、完全なオープン性を持つTCP/IP通信を同時に提供できる唯一の産業用Ethernet規格です。PROFINETは、PROFIsafe、PROFIenergy、PROFIdriveなどの様々なプロファイルを使うことにより、Industry4.0や産業用IoTのためのバックボーンとして採用できるよう仕様が作成されています。
本プレスリリースは、www.profibus.com及びwww.cc-link.orgからダウンロードできます。
CC-Link協会(CLPA)とPROFIBUS & PROFINET International(PI)は、産業用オープンネットワークの普及と促進を図る上で密接な協力関係を結ぶことを発表しました。ユーザー様のIndustry4.0や産業用IoT(Internet of Things)に基づいた生産システムの実現という要望に応えるには、CC-Link IEやPROFINETなど様々なネットワークの容易な統合が不可欠です。
[画像: http://prtimes.jp/i/13541/5/resize/d13541-5-151918-1.jpg ]
フィールドバスや産業用Ethernetを用いるデジタル通信は近代的な生産設備において既に広く使用されており、生産性の向上において重要な位置付けを担っています。Industry4.0やIIoTなどのメガトレンドにより、インテリジェントな通信の需要は高まり続けると考えています。しかしながら、長年存在してきた多様な産業用Ethernet規格により、異なるネットワークシステム上にある機器や機械が互いにデータを通信できないという問題があります。そのため、機械メーカー様はユーザー様毎にその機械に多種の異なるネットワークを搭載することを余儀なくされており、また、このネットワークの多様性により、選択できる最適な機械も限られています。その結果、この問題を克服するために、ネットワーク間をつなぐメーカー特有の転送仕様や複雑な専用コンバーターのニーズが高まりを見せています。
CLPAとPIは互いに連携し、ユーザー様が意識することなく、CC-Link IEとPROFINET間の規格化されたインターフェースによる容易な双方向通信を実現します。この目標の達成に必要な技術仕様を定めるため、共同ワーキンググループを創設します。仕様書の作成完了後は、両協会のパートナー会員に仕様書が提供されます。
PIのKarsten Schneider会長は、「CC-Link協会との連携は、世界中の多くの産業で使用されているネットワークの強力な団体とパートナー関係を結んだことを意味します」と述べました。CLPAの中村直美 事務局長は、「今回の連携により、ユーザー様はIIoT、Industry4.0、あるいはe-F@ctory対応のシステム構築をより柔軟に実現することができます」と述べ、さらに、「CLPAとPIの両協会のグローバルな組織力、及び両ネットワークの膨大な接続製品を以って、CLPAとPIは新たな市場を開拓できます。その結果、CC-Link IEとPROFINETがこれまで以上にさらに勢いを増して普及することを期待します。」と続けました。
■CC-Link協会(CLPA)について
CC-Link協会(CLPA)は、世界中に2,400社を超える会員を持つグローバルな組織です。CC-Link協会及び会員企業の共通の目標は、CC-Linkファミリーオープンネットワークの推進と技術開発であり、ユーザー様の統合型生産システムの導入に役立つことに重点を置き、その活動に取り組んでいます。
大容量データ処理に理想的なCC-Link IEの1Gbps性能、及びCC-Link IEやCC-Linkから汎用Ethernet上のSLMP(Seamless Message Protocol)対応製品への接続を可能にする柔軟なトポロジーは、三菱電機のe-F@ctoryなどのFA統合ソリューション構想を支える、基礎・核となる技術として既に採用されています。そのため、お客様はこれらの技術を利用してIndustry4.0、IIoT、中国製造2025などの新たな生産革新コンセプトにおける課題を解決するためのインフラストラクチャーを構築できます。
CLPAは、産業用通信における新たなオープンスタンダードの開発における立役者であるとともに、会員企業の接続製品開発活動を支援し、さらに品質管理機関としてその接続製品の認定や、オープンネットワーク環境の整備を行っています。またCLPAは会員を代表して高度なCC-Linkベースネットワークテクノロジーのさらなる普及を目的に、積極的なプロモーション活動を展開しています。
CLPAの現在の幹事会メンバーは、3M、Balluff、Cisco、Cognex、IDEC、三菱電機、Molex、NEC、Digital (Proface)です。
■PROFIBUS and PROFINET International(PI)について
PI (PROFIBUS & PROFINET International)は、昨今のオートメーションにおける産業用通信技術をリードする2つのネットワーク、PROFIBUSとPROFINETを推進する世界最大級のオートメーションコミュニティです。PIは、ベンダー様、開発者様、システム・インテグレーター様、及びエンドユーザー様と共に、オープンフィールドバステクノロジーの技術開発と世界規模でのプロモーションを目的として活動しています。現在、世界中に約5,000万台のPROFIBUS製品と約1,000万台のPROFINET製品が出荷され、稼働しています。PIの組織は26の各国協会(RPA)により成り立ち、各国を結ぶグローバルネットワークを活用して、PROFIBUSとPROFINETのマーケットの拡大、開発促進、及びアプリケーション技術の進化を推進しています。PI傘下には、PROFIBUSとPROFINETの開発、標準化活動やマーケットでのプレゼンス向上のため、50以上ものワーキンググループが活動しています。さらに、認定テストラボ、トレーニングセンター、技術センターは、国際的な品質基準に則った活動を展開しています。
世界中で採用されている産業用Ethernet規格であるPROFINETは、モーションコントロールのアプリケーションで求められる厳しいリアルタイム性能と、完全なオープン性を持つTCP/IP通信を同時に提供できる唯一の産業用Ethernet規格です。PROFINETは、PROFIsafe、PROFIenergy、PROFIdriveなどの様々なプロファイルを使うことにより、Industry4.0や産業用IoTのためのバックボーンとして採用できるよう仕様が作成されています。
本プレスリリースは、www.profibus.com及びwww.cc-link.orgからダウンロードできます。