日本初、先生向けLGBTオンライン情報センター「Ally Teacher's School」を公開。LGBTの理解者である「アライ先生」を増やし、学校を安心の場に。
[20/08/17]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
運営は認定NPO法人ReBit。2010年より多様な性に関する授業・研修を13万人に届けてきた知見を集約し、コロナ禍でも多様な性に関する学びを全国の学校へ届ける仕組みを提供。
認定NPO法人ReBitは、先生向けLGBTオンライン情報センター「Ally Teacher’s School」を、2020年8月17日(月)に公開します。教職員へオンライン上で「学び・つながり・行動する」機会を提供することで、LGBTの理解者・支援者である「アライ」の先生が全国に増え、LGBTの子どもにとっても学校を安心で安全な場所にすることを目指します。
先生向けLGBTオンライン情報センター「Ally Teacher’s School(アライ・ティーチャーズ・スクール)」とは?
先生が主体的にLGBTについて「学び・つながり・行動する」ためのオンライン情報センターです。LGBTの理解者・支援者である「アライ」の先生が全国に増え、LGBTの子どもにとっても学校を安心で安全な場所にすることを目指しています。
情報センターには、書籍・教材等を目的別・種類別・対象別に検索できるシステムや、授業実践やクラス運営での取り組みの紹介、先生同士で情報交換ができるオンラインコミュニティが備わっています。
◯サイト:https://allyteachers.org
[画像1: https://prtimes.jp/i/47512/5/resize/d47512-5-590923-7.png ]
なぜ今、「先生向けLGBTオンライン情報センター」が必要なのか
▼LGBTの約7割がいじめを経験(*1)。学校が安全な場ではない。
特にセクシュアリティについて思い悩むのは、思春期・第二次性徴期であると言われています。LGBTの68%がいじめを経験し、自死念慮は第二次性徴期(小学校高学年〜高校)がピーク。内閣府の「自殺総合対策大綱」にも、「自殺念慮の割合等が高いことが指摘されている性的マイノリティについて、無理解や偏見等がその背景にある社会的要因の一つであると捉えて、教職員の理解を促進する。」と明記されています。
だからこそ、学校がLGBTの子どもにとっても安全な場であることが重要であり、その担い手として学校の先生ができることはたくさんあります。しかし、教員の9割はLGBTについて学んだことがない(*2)という調査があります。
*1 いのちリスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン(2014)平成25年度東京都地域自殺対策緊急強化補助事業 「LGBTの学校生活に関する実態調査(2013)」
*2 ReBit出張授業アンケート(2014・2015)
▼新型コロナウイルスの影響で、学びを届けるのが困難な状態。
2020年度は一部の小学校教科書にLGBTについて掲載される、画期的な年。しかし、新型コロナウイルスの影響で、外部講師を招いた集合授業や研修を行うことが難しい年でもあります。このままでは、LGBTに関する教育が届かなかったり、間違った内容が教えられてしまう可能性も否めません。
「外部から講師を呼べない」「多様な性をどう教えたらいいのかわからない」。重要なタイミングにそんな理由から学びを止めてはならないとの思いから、ReBitは、先生のためのLGBTに関する情報共有と交流ができるオンライン拠点として「先生向けLGBT情報センター」を開設し、先生が主体となり学校を安全な場に変える仕組みづくりに貢献します。
[画像2: https://prtimes.jp/i/47512/5/resize/d47512-5-131906-4.png ]
先生が「アライ」になる上で、直面する3つの課題
先生が多様な性について学び、子どもたちに教え、学校を安全な場にする主体になっていく中で、3つの課題に直面します。
【課題1】LGBTに関する情報がまとまっていないため、すぐに欲しい情報が入手できない。
LGBTに関する本、各自治体のハンドブック、教育委員会の指導資料等は多数あるものの、それらの情報は一元化されておらず、多忙な先生方がアクセスするには不便な状態です。
【課題2】教え方、クラス経営の仕方がわからず、最初の一歩が踏み出せない。
どのように子どもたちに教えたらいいのか、クラス経営にはどのように活かしたらいいのか分からず、取り組みに躊躇してしまいます。
【課題3】先生同士の繋がりがないから、先生が1人で抱え込んでしまう。
困ったときに相談できる人がいない、というのも悩みの1つです。情報交換したり、応援しあえるプラットフォームがないからこそ、先生が1人で抱え込んでしまいます。
これらの課題を解決できるのが、先生向けLGBT情報センター「Ally Teacher’s School」です。
先生がLGBTの子どもの味方になるためにサポート!
LGBTの子どもの味方になってくれる「アライ(Ally)先生」になるために、1.大人が学ぶ2.子どもに伝える3.学校づくりを考えるの3つののステップが大事だと考えています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/47512/5/resize/d47512-5-497116-6.png ]
この3つのステップを踏むために、本センターでは具体的に以下のようなサポートができます。
1.資料を探す
書籍、教材等を目的別・種類別・対象別に検索することができ、先生自身の学びの機会や、授業づくりなどに活用できます。
2.記事を読む
アライ先生へのインタビューや実践事例等を紹介しています。
3.先生同士つながる
教職員・保護者・地域の大人をつなぐオンラインコミュニティ「にじいろ子ども応援団」に参加することができます。定期的なオンライン勉強会を開催するほか、先生同士の実践共有、ちょっとした相談事などに、自由に活用していただけます。
何かしたいけれど何から始めればよいかわからないという方も、孤軍奮闘している方も、より子どもたちに寄り添える先生になりたいという方も、様々なニーズにお応えします。
認定NPO法人ReBit 代表理事 藥師実芳(やくしみか・30歳)より
「トランスジェンダーだなんてバレたらもう学校に行けない」そう思って自分を押し込めた、小中高校時代。もしも「アライ先生」と出会えていたら、毎晩布団で泣くことも、自殺未遂をすることも、なかったかもしれません。先生が多様な性を通じ多様性について「学び・つながり・行動する」仕組みを創ることで、全国の学校に「アライ先生」が増え、LGBTを含めた全ての子どもに安全な学校空間と、自分らしく過ごせる学齢期が届くことを願っています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/47512/5/resize/d47512-5-477378-3.jpg ]
??認?定NPO法人ReBitについて
LGBTの子ども・若者特有の困難解消と、多様性を包摂する社会風土の醸成を通じ、LGBTを含めた全ての子どもがありのままで大人になれる社会の実現を目指す、認定NPO法人(代表理事 藥師実芳、2014年3月認可)。
企業・行政・学校などで1100回以上、LGBTやダイバーシティに関する研修を実施。また、マイノリティ性をもつ就活生/就労者等、約3000名超のキャリア支援を行う。2016年より、ダイバーシティ&インクルージョン推進をテーマとした国内最大級のキャリアカンファレンス「RAINBOW CROSSING」を運営する。
ReBit公式HP:http://rebitlgbt.org
認定NPO法人ReBitは、先生向けLGBTオンライン情報センター「Ally Teacher’s School」を、2020年8月17日(月)に公開します。教職員へオンライン上で「学び・つながり・行動する」機会を提供することで、LGBTの理解者・支援者である「アライ」の先生が全国に増え、LGBTの子どもにとっても学校を安心で安全な場所にすることを目指します。
先生向けLGBTオンライン情報センター「Ally Teacher’s School(アライ・ティーチャーズ・スクール)」とは?
先生が主体的にLGBTについて「学び・つながり・行動する」ためのオンライン情報センターです。LGBTの理解者・支援者である「アライ」の先生が全国に増え、LGBTの子どもにとっても学校を安心で安全な場所にすることを目指しています。
情報センターには、書籍・教材等を目的別・種類別・対象別に検索できるシステムや、授業実践やクラス運営での取り組みの紹介、先生同士で情報交換ができるオンラインコミュニティが備わっています。
◯サイト:https://allyteachers.org
[画像1: https://prtimes.jp/i/47512/5/resize/d47512-5-590923-7.png ]
なぜ今、「先生向けLGBTオンライン情報センター」が必要なのか
▼LGBTの約7割がいじめを経験(*1)。学校が安全な場ではない。
特にセクシュアリティについて思い悩むのは、思春期・第二次性徴期であると言われています。LGBTの68%がいじめを経験し、自死念慮は第二次性徴期(小学校高学年〜高校)がピーク。内閣府の「自殺総合対策大綱」にも、「自殺念慮の割合等が高いことが指摘されている性的マイノリティについて、無理解や偏見等がその背景にある社会的要因の一つであると捉えて、教職員の理解を促進する。」と明記されています。
だからこそ、学校がLGBTの子どもにとっても安全な場であることが重要であり、その担い手として学校の先生ができることはたくさんあります。しかし、教員の9割はLGBTについて学んだことがない(*2)という調査があります。
*1 いのちリスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン(2014)平成25年度東京都地域自殺対策緊急強化補助事業 「LGBTの学校生活に関する実態調査(2013)」
*2 ReBit出張授業アンケート(2014・2015)
▼新型コロナウイルスの影響で、学びを届けるのが困難な状態。
2020年度は一部の小学校教科書にLGBTについて掲載される、画期的な年。しかし、新型コロナウイルスの影響で、外部講師を招いた集合授業や研修を行うことが難しい年でもあります。このままでは、LGBTに関する教育が届かなかったり、間違った内容が教えられてしまう可能性も否めません。
「外部から講師を呼べない」「多様な性をどう教えたらいいのかわからない」。重要なタイミングにそんな理由から学びを止めてはならないとの思いから、ReBitは、先生のためのLGBTに関する情報共有と交流ができるオンライン拠点として「先生向けLGBT情報センター」を開設し、先生が主体となり学校を安全な場に変える仕組みづくりに貢献します。
[画像2: https://prtimes.jp/i/47512/5/resize/d47512-5-131906-4.png ]
先生が「アライ」になる上で、直面する3つの課題
先生が多様な性について学び、子どもたちに教え、学校を安全な場にする主体になっていく中で、3つの課題に直面します。
【課題1】LGBTに関する情報がまとまっていないため、すぐに欲しい情報が入手できない。
LGBTに関する本、各自治体のハンドブック、教育委員会の指導資料等は多数あるものの、それらの情報は一元化されておらず、多忙な先生方がアクセスするには不便な状態です。
【課題2】教え方、クラス経営の仕方がわからず、最初の一歩が踏み出せない。
どのように子どもたちに教えたらいいのか、クラス経営にはどのように活かしたらいいのか分からず、取り組みに躊躇してしまいます。
【課題3】先生同士の繋がりがないから、先生が1人で抱え込んでしまう。
困ったときに相談できる人がいない、というのも悩みの1つです。情報交換したり、応援しあえるプラットフォームがないからこそ、先生が1人で抱え込んでしまいます。
これらの課題を解決できるのが、先生向けLGBT情報センター「Ally Teacher’s School」です。
先生がLGBTの子どもの味方になるためにサポート!
LGBTの子どもの味方になってくれる「アライ(Ally)先生」になるために、1.大人が学ぶ2.子どもに伝える3.学校づくりを考えるの3つののステップが大事だと考えています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/47512/5/resize/d47512-5-497116-6.png ]
この3つのステップを踏むために、本センターでは具体的に以下のようなサポートができます。
1.資料を探す
書籍、教材等を目的別・種類別・対象別に検索することができ、先生自身の学びの機会や、授業づくりなどに活用できます。
2.記事を読む
アライ先生へのインタビューや実践事例等を紹介しています。
3.先生同士つながる
教職員・保護者・地域の大人をつなぐオンラインコミュニティ「にじいろ子ども応援団」に参加することができます。定期的なオンライン勉強会を開催するほか、先生同士の実践共有、ちょっとした相談事などに、自由に活用していただけます。
何かしたいけれど何から始めればよいかわからないという方も、孤軍奮闘している方も、より子どもたちに寄り添える先生になりたいという方も、様々なニーズにお応えします。
認定NPO法人ReBit 代表理事 藥師実芳(やくしみか・30歳)より
「トランスジェンダーだなんてバレたらもう学校に行けない」そう思って自分を押し込めた、小中高校時代。もしも「アライ先生」と出会えていたら、毎晩布団で泣くことも、自殺未遂をすることも、なかったかもしれません。先生が多様な性を通じ多様性について「学び・つながり・行動する」仕組みを創ることで、全国の学校に「アライ先生」が増え、LGBTを含めた全ての子どもに安全な学校空間と、自分らしく過ごせる学齢期が届くことを願っています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/47512/5/resize/d47512-5-477378-3.jpg ]
??認?定NPO法人ReBitについて
LGBTの子ども・若者特有の困難解消と、多様性を包摂する社会風土の醸成を通じ、LGBTを含めた全ての子どもがありのままで大人になれる社会の実現を目指す、認定NPO法人(代表理事 藥師実芳、2014年3月認可)。
企業・行政・学校などで1100回以上、LGBTやダイバーシティに関する研修を実施。また、マイノリティ性をもつ就活生/就労者等、約3000名超のキャリア支援を行う。2016年より、ダイバーシティ&インクルージョン推進をテーマとした国内最大級のキャリアカンファレンス「RAINBOW CROSSING」を運営する。
ReBit公式HP:http://rebitlgbt.org