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植物を中心とする天然物より、医薬品や医薬部外品、化粧品、食品の原料を製造する丸善製薬株式会社（所在地：広島県尾道市、代表取締役社長：日暮 泰広）は、令和3年度中国地方発明表彰において、特許第6781549号「Endo180産生促進剤」（エントリータイトル：肌におけるコラーゲンの持続的再生）が、広島県知事賞を受賞しました。
当該特許および関連する研究成果については、丸善製薬にて販売中の化粧品原料「レモンバームエキスRA」や、食品原料「レモンバームエキスパウダーMF」の開発に反映されています。




地方発明表彰について
「地方発明表彰」（主催：公益社団法人発明協会、共催：全国道府県発明協会）は、各地方における発明の奨励・育成を図り、科学技術の向上と地域産業の振興に寄与することを目的として大正10年に創設されたものです。
全国を8地方(北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州)に分け、各地方における優秀な発明、考案、意匠が顕彰されます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/70472/6/resize/d70472-6-bad1dec89cd159175668-5.jpg ]


コラーゲン線維の再構築に必須。「Endo180」とは？
Endo180は、皮膚線維芽細胞に存在している膜タンパク質で、コラーゲン受容体の一つです。
紫外線等のダメージにより断片化・変性したコラーゲンが肌内部の細胞外マトリックス中に蓄積しないよう線維芽細胞内に回収することで、コラーゲンの再構築プロセスに関与しており「肌におけるコラーゲンの持続的再生」に重要な役割を果たしています。
丸善製薬では、これまでにEndo180がUVBの影響により減少することを確認しており、Endo180の減少は紫外線を原因とする肌の老化現象である「光老化」の大きな原因の一つであると考え、生体内におけるその詳細な役割についての基礎研究を推進し、学会発表や査読付き論文誌での報告を重ねてきました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/70472/6/resize/d70472-6-1508ba210f456ba4e4b2-4.jpg ]


Endo180の産生を促進する「レモンバームエキス」
また、丸善製薬では、レモンバームエキスとその活性成分であるロスマリン酸にEndo180の産生を促進する効果を見出しており、その知見を当社が販売する化粧品原料「レモンバームエキスRA」および食品原料「レモンバームエキスパウダーMF」の商品設計に応用しています。

[画像3: https://prtimes.jp/i/70472/6/resize/d70472-6-23cc2c837551cd6c4fef-0.jpg ]


更に、「レモンバームエキスRA」の製造に使用するレモンバームの一部は、自社農場「久井ファーム」で栽培しています。
久井ファームでは、天然由来成分の製造に伴い排出される「残渣」を焼却することなく、肥料としてリサイクルすることで新たな有用植物を栽培する「循環型農法」を確立しています。
環境負荷低減を目指した農法で栽培された植物を使用することにより、本品の有効性（＝コラーゲンの持続的再生）と製法（＝残渣のリサイクルによる持続的な植物栽培）の両面における「サステナビリティ」を具現化しています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/70472/6/resize/d70472-6-ea8502f8076025d4de55-3.jpg ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/70472/6/resize/d70472-6-e057ccd58b7fcf16b8dc-2.jpg ]



「レモンバームエキスRA」は販売開始以降、欧州の化粧品コンサルティング会社が主催する
「BSB Innovation Award 2020」や、本年の第10回化粧品産業技術展にて行われた「CITE JAPAN 2021 アワード」といった国内外の化粧品原料アワードを受賞するなど、最先端の皮膚科学理論に基づく有効性の解明と、持続可能な開発目標（SDGs）の理念を意識した取り組みの両立により、化粧品業界で高い評価を獲得しています。


会社概要
商号　　： 丸善製薬株式会社
代表者　： 代表取締役社長　日暮 泰広
所在地　： 広島県尾道市向東町14703-10
設立　　： 昭和24年7月13日
事業内容： 医薬品、医薬品用素材抽出物、医薬部外品用素材抽出物、
化粧品用素材抽出物、食品添加物、食品、食品用素材抽出物、
健康食品、健康食品用素材抽出物の製造販売
資本金　： 9,800万円
URL　　： https://www.maruzenpcy.co.jp


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