パブリック・ブロックチェーンを利用して安全に医療情報を共有、“プラクス(Pracs)プロジェクト“のシステム構成図を公開
[20/09/17]
提供元:PRTIMES
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オンチェーンとオフチェーンを組み合わせた、ユーザーが安全にデータを管理する仕組みを構築
ブロックチェーン技術を活用したアプリケーション開発を行う、エバーシステム株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表:和田 隆夫)は、大学発ヘルステックベンチャーのプラクス株式会社(本社:大阪府八尾市、代表:坂上 博俊)と、パブリックチェーンを使った、ユーザー(患者)個人の疾患や健康に関する、第三者が信頼できる情報をユーザー(患者)自身が持てるアプリケーション開発を進めてきました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/48206/9/resize/d48206-9-200499-2.png ]
ブロックチェーン技術を活用したビジネスモデルでは、セキュリティ、プライバシー、ユーザビリティを考慮したオンチェーンとオフチェーンの切り分けが重要です。特にセキュリティとプライバシーは、ユーザーの認識が高くない傾向にありますが、企業としては最も厳重に構築する部分です。サービス提供者(企業)とユーザー(顧客)との負担のバランスを調整して最適化することが、ユーザビリティを導くと考えます。
健康データのハッシュ値をブロックチェーンに記述
ブロックチェーンのレシートに健康データのハッシュ値を記録していくことにより、データが改ざんされていないことを担保します。ブロックチェーン自体に健康データを格納しないのは、個人情報保護の観点から、健康データの削除の要請に答えるためです。
暗号化方式として、公開鍵暗号を使用(オフチェーン)
鍵は、自分だけしか知らない秘密鍵と第三者に公開する公開鍵のペアで構成されています。使い方は、第三者に公開鍵を使って暗号化してデータを送ってもらい、自分の秘密鍵で復号するのが一般的な使い方になります。 このシステムの暗号化の重要な機能は2つあります。
ユーザの秘密鍵と医療機関の公開鍵を使うことで、サーバ管理者にも閲覧できない状態で、サーバを経由して健康データをユーザから医療機関に渡すことができます。
秘密鍵をなくしたときに、医療機関に依頼することにより、医療機関の秘密鍵と新しく作成したユーザの公開鍵で健康データを再暗号化することにより、ユーザの秘密鍵の再発行を可能にします。
ブロックチェーンの秘密鍵を使うことは、暗号資産用ウォレットを使用することになり、ユーザの幅を狭くする(負担を強いる)ことから、現時点では採用していません。
第3世代ブロックチェーンプラットフォーム IOST で開発
IOSTの場合は、IOSTトークンをステーク(デポジット/ロック)することにより、トランザクション処理時の手数料が不要になり、ビジネスで応用する場合は大きなメリットになります。
システム設計・ブロックチェーン開発チーム
和田隆夫、エバーシステム株式会社 代表取締役、滋賀大学・名古屋女子大学非常勤講師
白濱敬也、近畿大学大学院 エレクトロニクス系工学専攻
健康管理アプリケーション開発・医療チーム
坂上博俊、プラクス株式会社 代表取締役(大学の起業支援プログラムで在学中にプラクスを起業)
井出直毅、大阪大学歯学部、チューリッヒ大学 ブロックチェーン サマースクールプログラム2020修了
プラクス プロジェクトのアプリケーションUIのイメージ
[画像2: https://prtimes.jp/i/48206/9/resize/d48206-9-112834-1.png ]
プラクス医療チームからのコメント
”ブロックチェーン技術を医療に生かすメリットとしては非中央集権的なシステムを活用することで、高い透明性と改竄耐性といった恩恵を受けることができ、かつ病院側は情報管理に関するコストを大幅に削減できるということがありますが、一方で新しい技術ということもあって導入には様々な課題がありました。本プロジェクトをきっかけに医療分野へのブロックチェーン活用を進めて行ければと思います。”
問い合わせ
エバーシステム株式会社: info @ eversystem.co.jp
関連記事:「IOST財団、大学発ベンチャー、メディカル・ヘルステック“プラクス“と協定、健康管理記録のヘルスケア領域におけるブロックチェーン技術の活用」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000041312.html
ブロックチェーン・プラットフォームを開発する IOST 財団からのサポート
IOST財団(日本担当:太田真)からは、プラットフォームに関わる開発での財団エンジニアからのサポート、プロダクト/ビジネスモデル構築のアドバイス、マーケティングにおける支援を受けています。
プラクス 株式会社 https://pracs.co.jp
2017年 近畿大学の学生起業支援プログラムで設立。大学の知財を用いた医療系のアプリケーションソフトウエアを自社開発しています。疾病管理手帳(FAP PASSPORT)と、大学で行った医療をテーマにした卒業研究「医療用家系図作成支援ソフトウェアの開発」を製品化。同ソフトウエアは、医療機関に導入されています。
エバーシステム 株式会社 https://eversystem.co.jp
エンターテイメント領域でのブロックチェーン技術を応用したアプリケーション・サービスを設計開発しています。自治体が参加するブロックチェーン技術を使った電力取引の実証実験でアプリケーション開発を担当。Hyperledger Fabric、イーサリアム、IOSTプラットフォームでの業務レベルの開発を行っています。
ブロックチェーン技術を活用したアプリケーション開発を行う、エバーシステム株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表:和田 隆夫)は、大学発ヘルステックベンチャーのプラクス株式会社(本社:大阪府八尾市、代表:坂上 博俊)と、パブリックチェーンを使った、ユーザー(患者)個人の疾患や健康に関する、第三者が信頼できる情報をユーザー(患者)自身が持てるアプリケーション開発を進めてきました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/48206/9/resize/d48206-9-200499-2.png ]
ブロックチェーン技術を活用したビジネスモデルでは、セキュリティ、プライバシー、ユーザビリティを考慮したオンチェーンとオフチェーンの切り分けが重要です。特にセキュリティとプライバシーは、ユーザーの認識が高くない傾向にありますが、企業としては最も厳重に構築する部分です。サービス提供者(企業)とユーザー(顧客)との負担のバランスを調整して最適化することが、ユーザビリティを導くと考えます。
健康データのハッシュ値をブロックチェーンに記述
ブロックチェーンのレシートに健康データのハッシュ値を記録していくことにより、データが改ざんされていないことを担保します。ブロックチェーン自体に健康データを格納しないのは、個人情報保護の観点から、健康データの削除の要請に答えるためです。
暗号化方式として、公開鍵暗号を使用(オフチェーン)
鍵は、自分だけしか知らない秘密鍵と第三者に公開する公開鍵のペアで構成されています。使い方は、第三者に公開鍵を使って暗号化してデータを送ってもらい、自分の秘密鍵で復号するのが一般的な使い方になります。 このシステムの暗号化の重要な機能は2つあります。
ユーザの秘密鍵と医療機関の公開鍵を使うことで、サーバ管理者にも閲覧できない状態で、サーバを経由して健康データをユーザから医療機関に渡すことができます。
秘密鍵をなくしたときに、医療機関に依頼することにより、医療機関の秘密鍵と新しく作成したユーザの公開鍵で健康データを再暗号化することにより、ユーザの秘密鍵の再発行を可能にします。
ブロックチェーンの秘密鍵を使うことは、暗号資産用ウォレットを使用することになり、ユーザの幅を狭くする(負担を強いる)ことから、現時点では採用していません。
第3世代ブロックチェーンプラットフォーム IOST で開発
IOSTの場合は、IOSTトークンをステーク(デポジット/ロック)することにより、トランザクション処理時の手数料が不要になり、ビジネスで応用する場合は大きなメリットになります。
システム設計・ブロックチェーン開発チーム
和田隆夫、エバーシステム株式会社 代表取締役、滋賀大学・名古屋女子大学非常勤講師
白濱敬也、近畿大学大学院 エレクトロニクス系工学専攻
健康管理アプリケーション開発・医療チーム
坂上博俊、プラクス株式会社 代表取締役(大学の起業支援プログラムで在学中にプラクスを起業)
井出直毅、大阪大学歯学部、チューリッヒ大学 ブロックチェーン サマースクールプログラム2020修了
プラクス プロジェクトのアプリケーションUIのイメージ
[画像2: https://prtimes.jp/i/48206/9/resize/d48206-9-112834-1.png ]
プラクス医療チームからのコメント
”ブロックチェーン技術を医療に生かすメリットとしては非中央集権的なシステムを活用することで、高い透明性と改竄耐性といった恩恵を受けることができ、かつ病院側は情報管理に関するコストを大幅に削減できるということがありますが、一方で新しい技術ということもあって導入には様々な課題がありました。本プロジェクトをきっかけに医療分野へのブロックチェーン活用を進めて行ければと思います。”
問い合わせ
エバーシステム株式会社: info @ eversystem.co.jp
関連記事:「IOST財団、大学発ベンチャー、メディカル・ヘルステック“プラクス“と協定、健康管理記録のヘルスケア領域におけるブロックチェーン技術の活用」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000041312.html
ブロックチェーン・プラットフォームを開発する IOST 財団からのサポート
IOST財団(日本担当:太田真)からは、プラットフォームに関わる開発での財団エンジニアからのサポート、プロダクト/ビジネスモデル構築のアドバイス、マーケティングにおける支援を受けています。
プラクス 株式会社 https://pracs.co.jp
2017年 近畿大学の学生起業支援プログラムで設立。大学の知財を用いた医療系のアプリケーションソフトウエアを自社開発しています。疾病管理手帳(FAP PASSPORT)と、大学で行った医療をテーマにした卒業研究「医療用家系図作成支援ソフトウェアの開発」を製品化。同ソフトウエアは、医療機関に導入されています。
エバーシステム 株式会社 https://eversystem.co.jp
エンターテイメント領域でのブロックチェーン技術を応用したアプリケーション・サービスを設計開発しています。自治体が参加するブロックチェーン技術を使った電力取引の実証実験でアプリケーション開発を担当。Hyperledger Fabric、イーサリアム、IOSTプラットフォームでの業務レベルの開発を行っています。