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Starlink(スターリンク)衛星通信とマイクロドローンを活用した災害救助訓練を実施しました




[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/125312/10/125312-10-e5f71b350b49cc2d3d4db2f8e6932550-1536x864.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

Casley Deep Innovations株式会社(キャスレーディープイノベーションズ・本社:東京都渋谷区恵比寿4-20-4 恵比寿ガーデンプレイスタワーB1F/研究所:東京都文京区本郷 代表取締役 砂川 和雅、以下 :当社)は、岐阜県岐阜北警察署が実施する災害救助訓練において、「DiCaster Police(ディキャスター・ポリス)」を用いたStarlink(スターリンク)衛星通信からのハイパー・セキュア・ネットワーク*1によるリアルタイム映像同時配信と、ハイパー・セキュア・ストレージ*2によるデータ秘密分散を活用し、マイクロドローンを含む複数機の目的別ドローンを連携させた倒壊家屋からの救助訓練を実施しました。

なお、これらの救助訓練の模様はNHK、東海テレビ、岐阜新聞等のメディアでも取材、報道されています。

NHK https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20240307/3080013121.html
東海テレビ https://www.youtube.com/watch?v=z0-rHgWMonY

■訓練実施の背景
令和6年1月・石川県能登半島で発生した能登半島地震では、多くの建物が倒壊もしくは半壊等の被害を受け、警察・消防・自衛隊は危険度の高い建物に侵入して要救助者を捜索するなどの状況が生じました。
また、通信途絶によって情報収集が困難となり、瓦礫の散乱する現場で建物倒壊の危険性把握もままならない中、救助活動中の余震発生などで救助隊への二次被害も危惧される状況でした。
このような状況下において、できるだけ安全かつ迅速に救助活動が行えるよう、複数の目的別ドローンを連携し、不感地帯における通信確立とセキュアな閉域通信の確保、建物の外観診断による安全性確認、屋内の要救助者発見を目的に救助訓練を実施したものです。

■訓練の概要
訓練は、地震で通信が途絶した不感地帯において、倒壊の恐れがあるマンションに住民が取り残されたとの想定で救助隊が救助パッケージを迅速展開、小型ドローンによる上空からの建物の倒壊危険性の診断を行い、人が立ち入ることが困難な危険な状況下での屋内捜索をマイクロドローンを用いて実施しました。

1.救助隊による救助パッケージの迅速展開
救助パッケージは、Starlink(スターリンク)可搬バックパック、ポータブル電源や通信システムなど各種装備品を入れたバックパック、ドローン運搬用ケースの3点で構成され、2名の人員で現場到着から約5分で衛星通信を閉域化(ハイパー・セキュア・ネットワーク)、「DiCaster Police(ディキャスター・ポリス)」による映像通信・本部連携(ハイパー・セキュア・ストレージ)を確立後、ドローンを展開しました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/125312/10/125312-10-776ba5fabf4a3fe66c5af898a45cc2f0-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/125312/10/125312-10-6a2731e52714984659ae0aceba5f9467-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/125312/10/125312-10-62bc6783540232e3310846831e215f44-2025x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

2.建物の倒壊危険性診断・屋外からの要救助者捜索
外観診断およびベランダからの要救助者捜索を目的に、国産ドローン「SOTEN(蒼天)」を飛行させ、建物の外観にひび割れや傾きなどの損傷がないか、また、ベランダ越しに取り残されている要救助者がいないかをチェックし、3階建ての建物12戸のうち2階および3階の計2戸を特定しました。この捜索は、人員2名で約10分の飛行で行えることを確認しました。

この際、SOTENからの映像は「DiCaster Police(ディキャスター・ポリス)」を用いて、指揮本部を想定した訓練テントへリアルタイムに伝送し、現場から離れた指揮本部でも同時に情報連携が可能なこと、映像を見ながら同席した災害診断の専門家が遠隔でアドバイス可能なことを確認しました。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/125312/10/125312-10-58b3be376da809f7397bb744e419b4b0-782x610.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/125312/10/125312-10-35332cf767fe9bf93e418a292da02d2f-1180x663.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/125312/10/125312-10-6093bce7516d87ca0b56c5ec92994338-1137x639.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

3.マイクロドローンによる屋内からの要救助者捜索
内部に取り残された可能性のある2階および3階の計2戸について、上空からSOTEN(蒼天)の誘導支援を受けながら、マイクロドローン*3「SDK」が屋内に侵入、障害物を回避しながら各部屋を探索し、要救助者が倒れているところを発見しました。マイクロドローンによる捜索は、人員2名でそれぞれ約5分*2回の飛行で行えることを確認しました。

同様に、SDKからの映像は「DiCaster Police(ディキャスター・ポリス)」で指揮本部を想定した訓練テントへリアルタイムに伝送し、本部からの指示で捜索個所を伝達したり、現場と本部での連携が可能なことを確認しました。

また、AI(人工知能)によるオブジェクト解析により、人体の一部/全部/顔識別が可能であり、パイロットだけでなく補助者や遠隔地の支援者が映像を見ながら対応できることを確認しました。
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/125312/10/125312-10-ffc88383e38b04fa53e5b231e559c070-427x534.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/125312/10/125312-10-d9c956d1fb7b5368adc172c3d3ad969f-782x439.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/125312/10/125312-10-929587b1020359245e88535fdc1b626a-947x532.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

■訓練の結果
現場到着後、安全な位置を確保して約25分で要救助者2名を発見することができ、救助の様子を遠く離れた指揮本部・専門家・支援者へリアルタイムに伝送、救助部隊が連携して救助活動を行えることが実証できました。
従来の救助活動において、人員2名で建物の被害状況確認・救助のための侵入・各部屋の確認・要救助者確認を行う捜索活動は不可能であり、これらを2名で実施できた点は大きな成果であると考えられます。

また、従来は建物の被害状況を非専門家である警察官・消防隊員・自衛隊員の独自判断で行わなければならなかったものが、遠隔で専門家のアドバイスを受けることができたり、建物に侵入せずとも安全な位置から要救助者の発見を行うことができたりした点は、余震が断続的に発生し倒壊の恐れがある建物室内を救助隊が安全かつ迅速に捜索を行うために必須の施策になるものと考えられます。

捜索時間についても極めて短時間で実行できており、従来では捜索活動を諦めざるをえない状況においても捜索を行う可能性を見出すことができた点や、現場の活動に加えて災害対策本部への情報共有による指揮の効率化・迅速な意思決定、隊員の安全確保・正確かつ効率的な救助計画立案など後方支援活動の強化にもつながる点で、極めて重要な訓練結果となりました。

なお、現場で展開された救助パッケージは、Starlink(スターリンク)を用いた衛星通信を弊社独自の警察・公共専用閉域技術「furehako Guard(フレハコ・ガード)*4」でハイパー・セキュア・ネットワーク(秘密通信)化、ドローンからの映像は閉域網を経由して「DiCaster Police(ディキャスター・ポリス)」によってリアルタイムで映像伝送され、伝送映像およびGPSなどの付加情報を指揮本部等の遠隔拠点へ秘密分散システム「furehako(フレハコ)*4」の技術を用いて連携しています。


■訓練の体制
訓練主体:岐阜県岐阜北警察署
実施主体:昭和テック株式会社
実施支援:Casley Deep Innovations株式会社(キャスレーディープイノベーションズ)
     VFR株式会社
     Spicy Drone Kitchen株式会社

当社は、今後も最先端のディープテックを通してCSV (Creating Shared Value : 共益価値の創造)を実現し、警察はじめ官公庁・企業と連携しながら、これまでにないスピードで迅速かつ安全な救助活動の実現に貢献して参ります。

*1 ハイパー・セキュア・ネットワークとは、従来の web2.0 型を前提としたアーキテクチャではなく、web3.0型で実行されるネットワーク技術・方式のことです。その構成要素は、ソフトウェアによる暗号化、秘密鍵、生体認証、閉域化等と、ハードウェアによるHW Wallet、専用制御ルーター等の組み合わせにより、web3.0 でネットワークを実現することを意味します。

*2 ハイパー・セキュア・ストレージとは、同様に、従来の web2.0 型を前提としたアーキテクチャではなく、web3.0型で実行されるデータ連携・保管のための技術・方式のことです。その構成要素は、ソフトウェアによるP2P/M2M化、断片化、暗号化、分散化、秘密鍵および復号化、非同期化等による機密化、非検閲化、ハッシュ、ブロックチェーンによる真実性保証とトラッキング等と、ハードウェアによるHW Wallet、専用NAS等の組み合わせにより、web3.0 でデータ連携を実現することを意味します。

*3 航空法で定められた100g以下のドローンを指し、飛行に際し事前の飛行申請等が不要で被災地域での機動的な飛行を可能とします。

*4 furehako Guard(フレハコ・ガード)およびfurehako(フレハコ)は、当社が開発した秘密通信・秘密分散技術・製品です。公共・大学・企業などで多数の導入実績があり、高いセキュリティ水準と大容量データの連携・保管を実現可能です。
製品紹介サイト:https://furehako.jp/
※「furehako」は当社の登録商標です。

●Casley Deep Innovations株式会社(キャスレーディープイノベーションズ)について
代表者: 代表取締役 砂川 和雅
本社所在地: 東京都渋谷区恵比寿4-20-4 恵比寿ガーデンプレイスタワーB1F
研究所所在地: 東京都文教区本郷(東京大学前)
事業内容:ディープテック領域のシステム開発 / プロダクト開発事業
web3.0、XR、AI、画像解析等、先端技術領域に関する研究開発・コンサルティング等
プロジェクトイネーブルメント(R)事業
設立日:2023年4月
資本金:1.0億円(資本準備金0.2億円 計1.2億円)
売上高:12.0億円見込み ※設立初年度予想
URL:https://www.casleydi.co.jp/

●株式会社昭和テックについて
代表者    : 代表取締役 遠藤隆司
所在地    : 岐阜県岐阜市安食志良古3番地
URL     : http://showatec-eco.co.jp/
事業内容   :一般家電製品の販売、業務用空調、冷凍冷蔵機器の販売(業務用空調機、冷蔵、冷凍ショーケース等)、業務用映像音響機器の販売(サイネージモニター、プロジェクター、放送機器)、コンピューター関連、周辺機器(各種コンピュータ、ネットワーク機器、業務用プリンター等)、セキュリティ機器の販売(防犯カメラ、アラーム機器、防災関連商品等)等

●VFR株式会社について
代表者 : 代表取締役社長 蓬田 和平
所在地 : 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5 リンクスクエア新宿16F
URL : https://vfr.co.jp/
事業内容 :小型無人航空機(ドローン等)および付随するソフトウェアの企画、設計、製造、販売、 修理、保守、点検、輸出入、並びに設計、製造、修理の請負。これらに付帯する、技術支援、設計支 援及び、生産・販売のオペレーション支援や計画立案等の支援等

●Spicy Drone Kitchen株式会社について
本社所在地:東京都品川区西品川1-1-1 住友不動産大崎ガーデンタワー9階 トンネル東京
URL:https://spicydronekitchen.com/



<本件に関する報道関係各位からのお問い合わせ先>
Casley Deep Innovations株式会社(キャスレーディープイノベーションズ)
PR事務局(株式会社フロントステージ)
中尾・大橋
TEL:03-6804-1751 FAX:03-6804-1752 E-mail: info@frontstage-pr.co.jp
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