【情報通信研究機構(NICT)×キャンパスラボ】大学生の9割近くが自動翻訳を利用!自動翻訳を支える「翻訳バンク」の役割を伝える学生アンバサダーにキャンパスラボが就任
[20/02/19]
提供元:PRTIMES
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各大学のミスキャンパスが集結して社会課題に取り組むプロジェクトチーム キャンパスラボの活動内容を定期的にお届けする「Lab Letter」
各大学のミスキャンパスが集まり、社会課題に取り組む「キャンパスラボ」は、企業や自治体と共創し、マーケティングから商品開発・プロモーション企画などを一貫して実践するプロジェクトチームです。「ミスキャンが世の中を変える!」をスローガンに、様々な提案を通して社会勉強を行っています。
今回はキャンパスラボのメンバーが、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT、理事長: 徳田 英幸)と総務省が運用を行う「翻訳バンク※」の現在の活用や翻訳データを集める必要性を伝える学生アンバサダーに就任しました。
若者は自動翻訳をどのように活用しているのか、翻訳バンクを活用している企業の活用方法などの現状を取材するとともに、自動翻訳の精度を高めている研究者に自動翻訳がどのように変わっていくのかを取材し、レポートとしてお届けします。
取材内容についてはキャンパスラボが運営するSNSを活用したニュース動画「キャンラボプレス」にて配信しています。
キャンラボプレス:http://camlab-press.jp/1432、 http://camlab-press.jp/1554
※翻訳バンクとは
NICTと総務省が運用する多くの企業などから翻訳データの集積を行う仕組みを翻訳バンクと言います。自動翻訳の精度向上のためには、原文と様々な言語に翻訳された訳文の対を集めた翻訳データの大量確保が重要です。様々な分野の翻訳データを集積し、自動翻訳の多分野化・高精度化に活躍する翻訳バンクを運用。翻訳バンクの運用に携わり、自動翻訳の精度を高める研究を行っています。
翻訳バンクホームページ: https://h-bank.nict.go.jp/
■大学生の自動翻訳の活用についてインタビュー
[画像1: https://prtimes.jp/i/22619/12/resize/d22619-12-495637-4.jpg ]
大学生100人を対象に若者の自動翻訳の活用の現状をアンケートとインタビューを実施。
現在若者の9割はネットなどの自動翻訳機能を利用し、勉強での活用や海外旅行中での調べものなどに日常的に活用されていることがわかりました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/22619/12/resize/d22619-12-515909-11.png ]
※キャンパスラボ調べ 首都圏の大学生100人にアンケートを実施
一方で、自動翻訳に不満を感じているという意見もあり、特に言葉の意味が上手く翻訳されないという意見が多く回答されました。実際にインタビューで尋ねたところ、若者言葉である「ウケる」を翻訳した際に「面白い」という意味で翻訳されなかったという意見や、「食事」の意味で「ごはん」と検索すると「米」という誤訳されるなどの意見がみられました
■翻訳バンク活用する企業に取材
実際に翻訳バンクを活用しているアストラゼネカ株式会社 執行役員 田中倫夫氏に取材を行いました。製薬会社であるアストラゼネカ社はイギリス・ケンブリッジに本社を置く日本法人のため、海外との連携に伴い、資料の英語訳化が日常業務として発生します。新薬をいち早くお客様に届けるという使命のために翻訳バンクを活用し、今まで人が行ってきた翻訳作業を自動翻訳化することで作業の効率化とスピードアップを図っていますと田中氏は話してくださいました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/22619/12/resize/d22619-12-225986-10.png ]
現在翻訳バンクを活用している企業に、その活用内容と翻訳バンクのメリットを取材
■翻訳バンクを運用し、自動翻訳の精度を高める研究者に取材
自動翻訳システムの研究を行うNICTの先進的音声翻訳研究開発推進センター 副研究開発推進センター長 隅田英一郎氏にお話を伺いました。
現在、日本の自動翻訳は、旅行や防災など生活に関わる分野では意思疎通できるレベルまで技術が発達しています。さらに自動翻訳システムの高精度化に向けて、翻訳バンクを運用し、翻訳データの集積を行っています。
NICTでは翻訳バンクを運用し、様々な言葉の自動翻訳を可能にすることで「言葉の壁」がない世界を目指しています。自動翻訳が高精度化された未来の先には、自動翻訳を通して世界中の人々とコミュニケーションがとれるようになると思います。日本人が英語の学習に要する時間は、約2,200時間と言われており、英語学習に使っていた2,200時間を別のことに活用できると、今まで以上に有意義な人生を送れるでしょう。などと隅田氏は語ってくださいました。
色々な業界でご興味いただけた方はh-bank@ml.nict.go.jpまでご連絡ください。
[画像4: https://prtimes.jp/i/22619/12/resize/d22619-12-907076-13.png ]
自動翻訳技術の研究者に、動翻訳の現在と未来についてを取材
■翻訳バンク学生アンバサダー コメント
[画像5: https://prtimes.jp/i/22619/12/resize/d22619-12-990848-5.jpg ]
キャンパスラボ 成城大学 藤原美歩
今回、学生へのアンケート、インタビューやNICTの研究者の方への取材などを通して、私たちが日常で感じている自動翻訳の誤訳や翻訳されない言葉などもどんどん「翻訳バンク」にデータが集まり、自動翻訳が日々高精度化されていることを初めて知りました。これからの未来のためにも「翻訳バンク」をもっとたくさんの人に知ってもらい、翻訳データが集まることで未来のコミュニケーションが変わり、私生活が充実できる未来になると良いなと感じました。
■キャンパスラボ 概要
各大学のミスキャンパスが集まり、社会課題に取り組むプロジェクトチーム。企業様や自治体様と共創し、商品開発やマーケティングからプロモーション企画まで一緒に実践するプロジェクトチームです。「ミスキャンのイメージを変えたい、ミスキャンの力で社会を変えたい」という熱い志を持った各大学のミスキャンパスが集結し、『ミスキャンが世の中を変える!』を胸に、お客様の課題に合わせ、プロジェクトメンバーとしてマーケティング〜ムーブメントまで一貫してサポートします。これまでにも神奈川県様との未病の取り組みや風しん撲滅に向けた啓蒙活動をはじめ、国土交通省様、東京都下水道局様などの公共団体、その他にも電鉄会社様、百貨店様、食品系企業様、そして航空会社様など様々な自治体様や企業様と社会課題解決に向けたプロジェクトの実施を行っています。
[画像6: https://prtimes.jp/i/22619/12/resize/d22619-12-813616-12.png ]
キャンパスラボホームページ:http://www.campuslab.jp/
各大学のミスキャンパスが集まり、社会課題に取り組む「キャンパスラボ」は、企業や自治体と共創し、マーケティングから商品開発・プロモーション企画などを一貫して実践するプロジェクトチームです。「ミスキャンが世の中を変える!」をスローガンに、様々な提案を通して社会勉強を行っています。
今回はキャンパスラボのメンバーが、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT、理事長: 徳田 英幸)と総務省が運用を行う「翻訳バンク※」の現在の活用や翻訳データを集める必要性を伝える学生アンバサダーに就任しました。
若者は自動翻訳をどのように活用しているのか、翻訳バンクを活用している企業の活用方法などの現状を取材するとともに、自動翻訳の精度を高めている研究者に自動翻訳がどのように変わっていくのかを取材し、レポートとしてお届けします。
取材内容についてはキャンパスラボが運営するSNSを活用したニュース動画「キャンラボプレス」にて配信しています。
キャンラボプレス:http://camlab-press.jp/1432、 http://camlab-press.jp/1554
※翻訳バンクとは
NICTと総務省が運用する多くの企業などから翻訳データの集積を行う仕組みを翻訳バンクと言います。自動翻訳の精度向上のためには、原文と様々な言語に翻訳された訳文の対を集めた翻訳データの大量確保が重要です。様々な分野の翻訳データを集積し、自動翻訳の多分野化・高精度化に活躍する翻訳バンクを運用。翻訳バンクの運用に携わり、自動翻訳の精度を高める研究を行っています。
翻訳バンクホームページ: https://h-bank.nict.go.jp/
■大学生の自動翻訳の活用についてインタビュー
[画像1: https://prtimes.jp/i/22619/12/resize/d22619-12-495637-4.jpg ]
大学生100人を対象に若者の自動翻訳の活用の現状をアンケートとインタビューを実施。
現在若者の9割はネットなどの自動翻訳機能を利用し、勉強での活用や海外旅行中での調べものなどに日常的に活用されていることがわかりました。
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※キャンパスラボ調べ 首都圏の大学生100人にアンケートを実施
一方で、自動翻訳に不満を感じているという意見もあり、特に言葉の意味が上手く翻訳されないという意見が多く回答されました。実際にインタビューで尋ねたところ、若者言葉である「ウケる」を翻訳した際に「面白い」という意味で翻訳されなかったという意見や、「食事」の意味で「ごはん」と検索すると「米」という誤訳されるなどの意見がみられました
■翻訳バンク活用する企業に取材
実際に翻訳バンクを活用しているアストラゼネカ株式会社 執行役員 田中倫夫氏に取材を行いました。製薬会社であるアストラゼネカ社はイギリス・ケンブリッジに本社を置く日本法人のため、海外との連携に伴い、資料の英語訳化が日常業務として発生します。新薬をいち早くお客様に届けるという使命のために翻訳バンクを活用し、今まで人が行ってきた翻訳作業を自動翻訳化することで作業の効率化とスピードアップを図っていますと田中氏は話してくださいました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/22619/12/resize/d22619-12-225986-10.png ]
現在翻訳バンクを活用している企業に、その活用内容と翻訳バンクのメリットを取材
■翻訳バンクを運用し、自動翻訳の精度を高める研究者に取材
自動翻訳システムの研究を行うNICTの先進的音声翻訳研究開発推進センター 副研究開発推進センター長 隅田英一郎氏にお話を伺いました。
現在、日本の自動翻訳は、旅行や防災など生活に関わる分野では意思疎通できるレベルまで技術が発達しています。さらに自動翻訳システムの高精度化に向けて、翻訳バンクを運用し、翻訳データの集積を行っています。
NICTでは翻訳バンクを運用し、様々な言葉の自動翻訳を可能にすることで「言葉の壁」がない世界を目指しています。自動翻訳が高精度化された未来の先には、自動翻訳を通して世界中の人々とコミュニケーションがとれるようになると思います。日本人が英語の学習に要する時間は、約2,200時間と言われており、英語学習に使っていた2,200時間を別のことに活用できると、今まで以上に有意義な人生を送れるでしょう。などと隅田氏は語ってくださいました。
色々な業界でご興味いただけた方はh-bank@ml.nict.go.jpまでご連絡ください。
[画像4: https://prtimes.jp/i/22619/12/resize/d22619-12-907076-13.png ]
自動翻訳技術の研究者に、動翻訳の現在と未来についてを取材
■翻訳バンク学生アンバサダー コメント
[画像5: https://prtimes.jp/i/22619/12/resize/d22619-12-990848-5.jpg ]
キャンパスラボ 成城大学 藤原美歩
今回、学生へのアンケート、インタビューやNICTの研究者の方への取材などを通して、私たちが日常で感じている自動翻訳の誤訳や翻訳されない言葉などもどんどん「翻訳バンク」にデータが集まり、自動翻訳が日々高精度化されていることを初めて知りました。これからの未来のためにも「翻訳バンク」をもっとたくさんの人に知ってもらい、翻訳データが集まることで未来のコミュニケーションが変わり、私生活が充実できる未来になると良いなと感じました。
■キャンパスラボ 概要
各大学のミスキャンパスが集まり、社会課題に取り組むプロジェクトチーム。企業様や自治体様と共創し、商品開発やマーケティングからプロモーション企画まで一緒に実践するプロジェクトチームです。「ミスキャンのイメージを変えたい、ミスキャンの力で社会を変えたい」という熱い志を持った各大学のミスキャンパスが集結し、『ミスキャンが世の中を変える!』を胸に、お客様の課題に合わせ、プロジェクトメンバーとしてマーケティング〜ムーブメントまで一貫してサポートします。これまでにも神奈川県様との未病の取り組みや風しん撲滅に向けた啓蒙活動をはじめ、国土交通省様、東京都下水道局様などの公共団体、その他にも電鉄会社様、百貨店様、食品系企業様、そして航空会社様など様々な自治体様や企業様と社会課題解決に向けたプロジェクトの実施を行っています。
[画像6: https://prtimes.jp/i/22619/12/resize/d22619-12-813616-12.png ]
キャンパスラボホームページ:http://www.campuslab.jp/