宇宙ステーションに代わるプラットフォーム構築を目指し、ElevationSpaceと東北大学が新たに2件の共同研究契約を締結
[22/02/17]
提供元:PRTIMES
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国際宇宙ステーション(以下、ISS)に代わる小型宇宙環境利用プラットフォームを開発する株式会社ElevationSpace(代表取締役 / CEO 小林 稜平、本社:宮城県仙台市、以下当社)は、東北大学工学研究科 大西研究室(以下、大西研究室)、同大学流体科学研究所 永井研究室(以下、永井研究室)それぞれと共同研究を開始したことをお知らせいたします。当社設立から1年間で合計4件の共同研究契約を締結しており、世界有数の大気圏再突入技術構築に向けた開発体制を構築しています。
■共同研究の背景
当社は、東北大学吉田・桒原研究室でこれまで開発してきた10機以上の小型人工衛星の技術を基に、2021年2月に設立された東北大学発宇宙スタートアップです。
ISSは、2000年の本格利用開始からこれまで、基礎科学的な実験から創薬などの産業利用まで幅広く利用されてきました。しかし、構造的な寿命などの関係から2030年末で運用を終了する計画が立てられており、運用終了後に宇宙を利用する環境が無くなると考えられています。
そこで、当社は小型人工衛星内での宇宙実験や製造を可能とする小型宇宙利用・回収プラットフォーム「ELS-R」を開発しています。
サービス実現に向け、世界有数の技術である大気圏再突入技術(宇宙空間から人工衛星が地球に帰還する技術)を獲得する必要があり、2023年打上に向けて当社が開発している100kg級の小型人工衛星ELS-R100にて技術実証を目指しています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/74085/12/resize/d74085-12-ecd7424dfc5b9e226ac5-0.png ]
■共同研究の概要
大気圏再突入技術は、大気圏再突入時の超高温環境に耐える熱設計技術、高精度な帰還に必要となる姿勢制御技術、人工衛星が軌道を離脱するための推進機器技術などの複数技術により構成されています。
その複雑さから、国内での地球への大気圏再突入衛星の成功事例はJAXAが行った数件しかなく、民間企業でこの技術を有している企業は国内にはいません。
今回の2件の共同研究契約では、衛星周辺の空気流れの解析と大気圏再突入時における熱設計技術にて共同研究を行い、技術実証機の開発をより一層加速させていきます。
●大西研究室
[画像2: https://prtimes.jp/i/74085/12/resize/d74085-12-02554abe9df3cb891d93-2.png ]
大西研究室は高温気体プラズマの高速流に関連した物理現象とそれを利用した宇宙工学技術について、コンピュータを使った研究や実験的研究を行っています。
共同研究では大西研究室の知見を活かして、リエントリーカプセルの空力解析を実施し、再突入時の姿勢安定度解析に必要になる空力特性の推定技術を構築することを目指します。また、再突入時の熱気体力学解析を実施し、リエントリーカプセルの熱防護に必要となる耐熱材料の特性の設計技術を構築することを目指します。
●永井研究室
[画像3: https://prtimes.jp/i/74085/12/resize/d74085-12-3b568a0d0ecc8a685799-3.jpg ]
永井研究室では、カプセルなどの宇宙機が大気圏に突入する際の極超音速域における空力加熱率の高精度推算や超音速・遷音速時における空気力によって引き起こされる機体の動的不安定現象の解明、極限熱環境下における宇宙機熱システム・熱制御デバイスの研究開発を行っています。 共同研究では永井研究室の知見を活かし、小型再突入技術実証機に搭載されている、リエントリーカプセルの熱・空力解析および衛星システム全体の熱解析を実施し、小型回収カプセルの熱・空力・システム設計技術の確立を目指します。
■ElevationSpace開発体制
これまでに、東北大学学際科学フロンティア研究所の齋藤先生と技術実証機に必要な推進技術であるハイブリッドスラスター開発において、東北大学工学研究科桒原研究室と衛星のバスシステム開発において共同研究契約を締結しています。今回の共同研究契約を含めると合計4件の共同研究となります。
また、技術顧問としてJAXAにて再突入技術の実証を主導した愛知工業大学の渡邉泰秀氏が技術顧問に就任しており、世界最先端の技術を有した開発体制を構築しています。
■株式会社ElevationSpace 代表取締役 / CEO 小林 稜平のコメント
[画像4: https://prtimes.jp/i/74085/12/resize/d74085-12-3768ded9c413be9d60b0-1.jpg ]
東北大学の大西先生及び永井先生の研究室が当社の衛星開発にご協力してくださることを大変心強く感じております。東北大学とは累計4件の共同研究となり、東北大学発ベンチャーとしてここまでサポートしていただけているのは嬉しい限りです。日本の最先端の技術を集め、当面の目標である技術実証機の成功に向け、東北から宇宙へ挑戦していきます。
■採用情報
当社は現在、構造系サブシステムマネージャーと電源系サブシステムマネージャーを採用しております。
副業等からの参画も可能ですので、興味のある方は下記採用ページから詳細をご覧ください。
採用ページ:https://troubled-venom-3f2.notion.site/ElevationSpace-c75ef61ef314406695dddc35aa918ea5
■会社概要
会社名称 :株式会社ElevationSpace (ElevationSpace Inc.)
設立年月日:2021年2月
本社所在地:宮城県仙台市青葉区国分町1-4-9 enspace
代表 :代表取締役 / CEO 小林 稜平
事業内容 :小型宇宙利用・回収プラットフォーム事業
宇宙輸送事業
宇宙建築事業
(2022年2月4日現在)
URL :https://elevation-space.com/
【ElevationSpaceプレスリリースページ】
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/74085
■共同研究の背景
当社は、東北大学吉田・桒原研究室でこれまで開発してきた10機以上の小型人工衛星の技術を基に、2021年2月に設立された東北大学発宇宙スタートアップです。
ISSは、2000年の本格利用開始からこれまで、基礎科学的な実験から創薬などの産業利用まで幅広く利用されてきました。しかし、構造的な寿命などの関係から2030年末で運用を終了する計画が立てられており、運用終了後に宇宙を利用する環境が無くなると考えられています。
そこで、当社は小型人工衛星内での宇宙実験や製造を可能とする小型宇宙利用・回収プラットフォーム「ELS-R」を開発しています。
サービス実現に向け、世界有数の技術である大気圏再突入技術(宇宙空間から人工衛星が地球に帰還する技術)を獲得する必要があり、2023年打上に向けて当社が開発している100kg級の小型人工衛星ELS-R100にて技術実証を目指しています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/74085/12/resize/d74085-12-ecd7424dfc5b9e226ac5-0.png ]
■共同研究の概要
大気圏再突入技術は、大気圏再突入時の超高温環境に耐える熱設計技術、高精度な帰還に必要となる姿勢制御技術、人工衛星が軌道を離脱するための推進機器技術などの複数技術により構成されています。
その複雑さから、国内での地球への大気圏再突入衛星の成功事例はJAXAが行った数件しかなく、民間企業でこの技術を有している企業は国内にはいません。
今回の2件の共同研究契約では、衛星周辺の空気流れの解析と大気圏再突入時における熱設計技術にて共同研究を行い、技術実証機の開発をより一層加速させていきます。
●大西研究室
[画像2: https://prtimes.jp/i/74085/12/resize/d74085-12-02554abe9df3cb891d93-2.png ]
大西研究室は高温気体プラズマの高速流に関連した物理現象とそれを利用した宇宙工学技術について、コンピュータを使った研究や実験的研究を行っています。
共同研究では大西研究室の知見を活かして、リエントリーカプセルの空力解析を実施し、再突入時の姿勢安定度解析に必要になる空力特性の推定技術を構築することを目指します。また、再突入時の熱気体力学解析を実施し、リエントリーカプセルの熱防護に必要となる耐熱材料の特性の設計技術を構築することを目指します。
●永井研究室
[画像3: https://prtimes.jp/i/74085/12/resize/d74085-12-3b568a0d0ecc8a685799-3.jpg ]
永井研究室では、カプセルなどの宇宙機が大気圏に突入する際の極超音速域における空力加熱率の高精度推算や超音速・遷音速時における空気力によって引き起こされる機体の動的不安定現象の解明、極限熱環境下における宇宙機熱システム・熱制御デバイスの研究開発を行っています。 共同研究では永井研究室の知見を活かし、小型再突入技術実証機に搭載されている、リエントリーカプセルの熱・空力解析および衛星システム全体の熱解析を実施し、小型回収カプセルの熱・空力・システム設計技術の確立を目指します。
■ElevationSpace開発体制
これまでに、東北大学学際科学フロンティア研究所の齋藤先生と技術実証機に必要な推進技術であるハイブリッドスラスター開発において、東北大学工学研究科桒原研究室と衛星のバスシステム開発において共同研究契約を締結しています。今回の共同研究契約を含めると合計4件の共同研究となります。
また、技術顧問としてJAXAにて再突入技術の実証を主導した愛知工業大学の渡邉泰秀氏が技術顧問に就任しており、世界最先端の技術を有した開発体制を構築しています。
■株式会社ElevationSpace 代表取締役 / CEO 小林 稜平のコメント
[画像4: https://prtimes.jp/i/74085/12/resize/d74085-12-3768ded9c413be9d60b0-1.jpg ]
東北大学の大西先生及び永井先生の研究室が当社の衛星開発にご協力してくださることを大変心強く感じております。東北大学とは累計4件の共同研究となり、東北大学発ベンチャーとしてここまでサポートしていただけているのは嬉しい限りです。日本の最先端の技術を集め、当面の目標である技術実証機の成功に向け、東北から宇宙へ挑戦していきます。
■採用情報
当社は現在、構造系サブシステムマネージャーと電源系サブシステムマネージャーを採用しております。
副業等からの参画も可能ですので、興味のある方は下記採用ページから詳細をご覧ください。
採用ページ:https://troubled-venom-3f2.notion.site/ElevationSpace-c75ef61ef314406695dddc35aa918ea5
■会社概要
会社名称 :株式会社ElevationSpace (ElevationSpace Inc.)
設立年月日:2021年2月
本社所在地:宮城県仙台市青葉区国分町1-4-9 enspace
代表 :代表取締役 / CEO 小林 稜平
事業内容 :小型宇宙利用・回収プラットフォーム事業
宇宙輸送事業
宇宙建築事業
(2022年2月4日現在)
URL :https://elevation-space.com/
【ElevationSpaceプレスリリースページ】
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/74085