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スマホ向けOSを開発するアメグミがシードステージを約1億円でファイナルクローズ。新規投資家はDelight Ventures、事業会社1社、複数のエンジェル投資家。

スマホ向けOS「SUNBLAZE OS」を開発するアメグミ(代表者:常盤瑛祐)は、Delight Ventures、事業会社1社、複数のエンジェル投資家から追加で5.3千万円の出資を受け、前回の4.1千万円と合わせてシードステージを9.4千万円でファイナルクローズしたことをお知らせいたします。




以下、今回の一部の投資家からのコメントです。

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Delight Ventures マネージングパートナー 渡辺大さん
「常盤さんは、デライト・ベンチャーズが応援したい起業家の像に、ぴったり当てはまりました。顧客の体験や生活を劇的に(10x)変えることを目指して、創業当初から世界の市場を狙う、先見性に満ちた野心家の像です。アメグミの成功は日本のスタートアップにとってとても重要な意味を持つと思いますので、全力でサポートします。始動したばかりのデライト・ベンチャーズにチャンスをいただき、光栄です。」

SmartHR 代表 宮田昇始さん(個人として)
「社会的意義や、常盤さんの魅力はもちろんですが、そのビジネス的な可能性にも大いに期待しています。日本においても「数千円という低価格」かつ「機能制限はあるが動作は素早い」というスマホがあると、toBの世界でもイノベーションが起こせそうなジャンルが数多くあります。1人の起業家としても、toBでSaaSを提供している立場からも、SUNBLAZE OSとアメグミを応援しています。」

ブラジル・ベンチャー・キャピタル 代表 中山充さん(個人として)
「アメグミのソリューションは世界で必要とされていて、常盤さんなら適切に提供できる、という確信を持っています。ラテンアメリカでもinclusion、empowermentは大きな課題です。微力ながらこの壮大なプロジェクトをお手伝いさせて頂けることは光栄です。」
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前回のシードラウンド・ファーストクローズの資金を使いながら、7-9月と世界各国で実証実験を進め、すでにインド企業から10台、ミャンマー企業から10台、ルワンダ企業から10台、ブラジル企業から100台の発注をいただきました。

同時に、進行中の動作テストは、ウガンダ、マラウイ、インドネシア、日本で行っておりますし、他にもアフリカや東南アジア、南米でも候補先を見つけております。

このように世界各国で同時並行でトラクションを作っているスターアップは本当に稀かと思います。

そこに弊社株主である元DeNA共同創業者の川田尚吾さんから、Delight Venturesをご紹介いただきました。

すでに代表の常盤は日本国内のほとんどのシードVCの担当者にお会いしており、まったくもって出資に至らなかったため、完全にエンジェル投資家と会うことだけに専念しておりました。
※出資にいたらなかった背景に関してはこちらの7月のプレスリリースをご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000033101.html

特にシードVCの弊社に対して出資が難しい理由は「海外展開」にあります。海外展開するスターアップが出資されづらい理由と、そこから海外展開しようと思うスタートアップが出てこなくなる悪循環を以下に説明します。

・マザーズという売上・利益が低くても上場できる環境が存在する。
・投資家側もマザーズ上場によって少なくともリターンがしっかり得られるなら、そこまでリスクの高くない国内市場を狙ったスターアップに投資をする。
(投資を受けたスタートアップが海外展開するなら投資家が反対することもよく聞くほど)。
・結果的に投資家側は、ファンドを組成する際に目論見書上に「国内産業に資するサービスにのみ投資する」と決めたり、海外市場の学習すらしていないという状況になる。
・スターアップ側も投資家から資金を得られにくい国外よりは、得られやすい国内の産業で起業するようになる。
・良い人材が会社に集まったり、人が大きく成長するのは未上場時の会社の場合が多い。はやめに上場できる日本の場合、一度上場を経験した人が視座が高くなって次は海外展開を目指す起業をする人材が育ちにくい。
(未上場会社に良い人材が流れる理由は、ストックオプションなどのインセンティブがあることと、上場会社よりも安定しない「イメージ」が強いところにあえて行き、実際安定していない場合は社員自ら安定させるために能力が磨かれていくことにある)
・ある程度日本でトラクションを作った次に海外展開を掲げるが、日本の経済環境が特異すぎて(例えば日本は20年間給料の水準が上がっていない)、日本で検証したニーズが海外でも再現せず、海外展開しても失敗してしまう。最初からやり方を間違えていただけなのに、その結果さらに「海外展開」のイメージが悪くなる。
・英語を話せる人は少数派であり、異文化コミュニケーションや普段とは違う環境での生活に慣れていない側面も少なからず存在する。
・日本の市場自体もGDP3位であり、一人当たりGDPも高く、日本語であるため海外からの参入障壁も高く、起業家が少ないため競合も生まれづらく、地理的にも営業しやすく、TVCMによる宣伝のしやすさというメリットも存在するが、もちろんそれは会社が成長する限界にもなる。代表の視座の高さ次第となる。

上記が相まって、日本の平均リターンは1.2倍である。
※ベンチャーエンタープライズセンター(VEC、東京・千代田)のベンチャー白書2018によれば10〜14年に日本で設立されたVCファンドの平均リターン(分配金と残存資産価値の合計額を出資金額で割った比率)。米国は2倍程度とされる。

そのため今回もまず無理だろうと思っていましたが、実際に担当者の渡辺大さんにお会いしてみると、他のシードVCとは少し毛色が違いました。

そもそもDelight Venturesは「日本からグローバルで活躍するスターアップが生まれないこと」を問題意識として立ち上がりました。実際にお話してみると上記全ての分析に当てはまるわけではありませんが、例えば「マザーズ
上場」に関する問題意識は一致していました。

そこで代表常盤も少し期待がふくらみ、投資検討をお願いしたところ、とても早く投資が決まりました。

また、Delight Venturesについて他の起業家や投資家など何人かの方にヒアリングしたところちゃんと伝わってない部分も多くありました。

まずDelight VenturesはCVCではなくVCであり、DeNAはあくまでLPのうちの1社でしかありません。担当者の渡辺大さんはDeNAに籍すら置いていません。

それから確かにDeNAから独立する人を支援するイメージが強いですが、常盤はそもそもDeNA出身ではありませんし、海外に出ていくスタートアップを支援したい気持ちが強いため、出資先が元DeNA出身であることが絶対的に必要というわけではありません。

今回の資金調達を含めると、シードステージでは9.4千万円調達することができました。プレシードを含めると総額1億円を超えました。以前のプレスリリースでもお伝えしております通り、この資金を使ってリーンスタートアップの考え方に基づきながら、1.5-2年かけてビジネスモデルを検証してまいります。

ひとまずシードステージにおける資金調達活動はこれで終わりますが、今までの反省から来年のプレシリーズAの資金調達も準備をしておりますので、引き続き投資家の皆様からのご連絡をお待ちしております。

現在CxO候補となる方の採用も行っております。ご興味ある方はぜひともご応募ください。
https://note.mu/sunblaze/n/n813d6a50dfc5

また12月6日に弊社の活動報告会を開催します。資金調達や採用など興味ある方はぜひともご参加ください。オンライン参加も可能です。
https://amegumi-event2.peatix.com/view

■株式会社アメグミについて
小さいころの地獄のような家庭環境を原体験に同じような家庭の人たちを支援することをミッションに掲げて2016年10月に起業。新興国(インドやインドネシア、カンボジアなど)のブルーカラー労働者が利用する安価・長持ち・最低限機能のスマートフォン向けのOSを開発。深センのOEM/ODMと共同でスマートフォンを生産し、企業向け(社員や契約先)に販売する。これまでSkyland Ventures、個人投資家の山本真司氏、川田尚吾氏、本田謙氏、他数名から出資を受けている。
問い合わせ 株式会社アメグミ 常盤
Email: eisuke.tokiwa[at]amegumi.com
LinkedIn: https://www.linkedin.com/in/etoki999
Facebook: https://www.facebook.com/tokiwa99
note記事:https://note.mu/sunblaze
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例、「全国民の賃金を上げるほどのサービスをつくる大企業が日本から生まれなくしてる3つの勘違い」
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例、「イノベーション実は簡単説」
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note記事:https://note.mu/sunblaze
例、「スタートアップが投資家を選ぶときの10項目」
https://note.mu/sunblaze/n/n15ea4a895f3a
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