2023年 ペッツファーストマンスリーペットレポート総括
[24/02/27]
提供元:PRTIMES
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ペットショップとして売れ残りを一頭も出さない、病気や死亡事故を根絶するための私たちの取り組み
“Pets always come first”を理念に掲げるペッツファーストホールディングス株式会社(本社:東京都目?区、代表?正宗 伸麻)は、傘下のペットショップ「P?s-first」の 2023年における流通過程の重要指標をご報告いたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/64020/18/resize/d64020-18-cec11ce2689d60d308ed-1.png ]
■2023年 流通過程における重要数値の結果報告
2023 年1月1日から12月31日までにペッツファーストグループが取り扱ったペット、すなわち契約ブリーダーから引き受けたペットの頭数が 20,288 頭、P?s-firstでのご契約数は 20,268 頭、P?s-first、ペットケア&アダプションセンター日光などでの里親譲渡数が113頭、ご解約数が158頭です。
一方、病気や疾患などが発見され、当社内メディカルセンターやペッツファースト動物病院内等で治療を施したものの、残念ながら発生した死亡事故数は 97 頭、店舗内等においての死亡事故数は 47 頭、ペットケア&アダプションセンター日光内での死亡事故数は 2 頭でした。年間死亡事故数は146頭、死亡率として0.71%でした。
2023年12月末時点においてペットケア&アダプションセンター日光には 49 頭が生活し、主に治療を終えた、または回復期にある48 頭が里親を募集中であり、1 頭は終生飼養を行う予定です。
2023年において、ペッツファーストグループで取り扱ったペットのうち、いわゆる売れ残りや行き先が分からないペットは一頭も存在しません。
■2023年 ペットの死亡原因と対策
[画像2: https://prtimes.jp/i/64020/18/resize/d64020-18-96fc3d741771533e9289-2.jpg ]
2023 年の死亡事故数は146頭(昨年比-8頭)死亡率として0.71%(昨年比+0.01%)でした。昨年よりも死亡率は悪化していますが、この7年間で大幅に改善しています。
主な死亡原因は感染症が 40頭27%、呼吸器疾患36頭25%、低?糖16頭11%が多い死亡原因でした。
[画像3: https://prtimes.jp/i/64020/18/resize/d64020-18-1f98583c374b840b174e-3.jpg ]
ペッツファーストグループは経営理念に沿い、“ペットの死亡事故ゼロ”を目指し、当社獣医師を中心に「死亡事故ゼロプロジェクト」を社内で運営しています。社内の病気の発生や死亡原因を獣医学に基づき分析し、再発防止に向けての対策を講じるためのプロジェクトです。
ペットの死亡事故ゼロを目指し、2023年は動物医療機器などの設備を積極的にペッツファースト動物病院中心に導入し、病気の発生原因を無くすための共同研究を各大学、メーカーと取り組み、特に猫の重篤疾患であるFIPの治療方法の確立、洗浄、除菌剤のグローバルメーカーであるエコラボ社が推奨するペロキサイドを使用したパルボウイルスなどの感染症対策に有効な消毒方法への変更、若齢期の低?糖の発生を軽減するための食事管理を徹底しました。
また提携ブリーダーへの特に先天性疾患の発生時のフィードバックを実施し、健全なブリーディングをサポートしました。
さらに、当社内で健康やウェルネス管理に携わるスタッフの獣医師、愛玩動物看護師を全社比率で10.9%まで増員し、救命率を高めるためのセミナーや研修を実施しています。グループ動物病院も全国に10拠点、特に代官山高度医療センターを開業したことで、病気や疾患の早期発見、治療のスピードが大幅に改善されました。
2024年もペッツファーストグループでは、病気や疾患の発生や死亡事故ゼロの実現を目指して、積極的に死亡事故の分析と対策を行ってまいります。
[画像4: https://prtimes.jp/i/64020/18/resize/d64020-18-3847469ddd791644119f-4.png ]
■「死亡事故ゼロプロジェクト」リーダー 林田獣医師コメント
[画像5: https://prtimes.jp/i/64020/18/resize/d64020-18-635443530b813735389f-5.png ]
2023 年前半1-6月で亡くなったペットの死因を分析したところ、感染症・呼吸器疾患・低?糖の3つの死因が全体の3分の2を占めていました。従って、この 3つの死因をまず減らすことが重要だと考えました。
ウイルスによる感染症は、人間のコロナウイルスなどの感染症同様、発生自体を0にすることは極めて困難です。そのため、2023年の後半6-12月では、まずは発生した際に横感染を防ぐことを最優先事項として改善をしました。改めて対象のウイルスに対する消毒効果の検証と、消毒薬の変更、消毒手順の見直し、再度スタッフへの消毒方法の研修を行い、全拠点で改めて消毒を徹底しました。
その結果、当社内での横感染を防ぐことができた結果発症数を低下させることができ、さらに症状が発症してしまったペットの治療に集中することができたため、感染症による死亡を大幅に抑えることができました。
また呼吸器疾患については主に誤嚥性肺炎による死亡が見られたため、給餌方法の改善が必要であると考えられました。特に弊社は小さいペットが多く在舎していますので、食事量が足りない場合低?糖を引き起こすことがあります。そのため、低?糖対策とスタッフの管理指導を行うことが、同時に呼吸器疾
患での死亡を減らすことに繋がると考えられました。
そこで、普段飲んでいる水から?糖値を維持できる経口補水液に変更し、今まで実施してきたスタッフの教育プログラムに加えて毎月獣医師によるセミナーや実地指導などを実施しました。
これらの対策を行った結果、直近ではしっかり効果がみられており、着実に死亡ペットは減少してきております。
[画像6: https://prtimes.jp/i/64020/18/resize/d64020-18-3bedd7bb5780c1ae4722-6.jpg ]
しかし、まだまだ死亡をゼロにするという目標には到達しておりません。特に死亡ペットは減ってきたものの体調を崩すペットもおり、そこから死亡に繋がるケースも少なくありません。
そのため、今後の取り組みとしては今までアナログで取っていた各ペットの健康記録をデジタル化し、そのデータをもとに未然に病気を防ぎ、ブリーダーへのフィードバックも含めてペット達の健康を守ることに注力していきます。
■ペッツファースト動物病院 代官山高度医療センター センター長 廣中獣医師コメント
[画像7: https://prtimes.jp/i/64020/18/resize/d64020-18-f72cbd719b82b836e633-7.png ]
社内におけるペッツファースト動物病院の役割は、万が一店舗でペットが体調を崩してしまった場合でも、すぐに獣医師に相談ができる場所であることです。特に当社が扱う子?や子猫は、体調の変化にいち早く気づき、早期診断と治療を行うことで、多くの場合重症化を防ぐことができます。
代官山高度医療センターはグループ内の高度医療を担っており、重篤な病気を患ってしまった場合でも、CT や MRI などの高度医療機器を駆使した早期の確定診断により、手遅れとなる前に最善の治療ができる体制を確立しています。
2023 年も、一時は深刻な症状に見舞われたペットでも、早期治療や手術の実施により回復し、今はその子の症状を理解してくれるご家族と共に幸せに暮らしています。
一頭でも多くの命を救うことで死亡事故ゼロの実現に貢献すると共に、当グループで迎え入れたすべてのペットが幸せなペットライフを送れるよう、今後も継続して医療技術の向上に努めてまいります。
■日本獣医生命科学大学 田中亜紀特任教授コメント
[画像8: https://prtimes.jp/i/64020/18/resize/d64020-18-32c1fb79240d66a49c08-8.jpg ]
ペットの集団飼養適正化や健康および福祉向上を目的とした共同研究を、ペッツファーストグループと協力して進めています。本学にてペットの健康状態のスコアリングを実施し、体調不良の要因分析と傾向把握のサポートを行っており、2023 年においてはこれらの結果をもとに感染症を広げないための対策としてより有効な消毒薬の選択に役立てていただきました。
これまでは1頭1頭の体調記録を紙で実施されていましたが、今後はデジタルを活用したペットの体調記録・管理を実施することが予定されています。データ化をすることにより、さらに緻密かつタイムリーに体調不良の前兆や原因の究明が可能となり、従来よりも一層効果的にウェルネス管理ができるようになると期待されます。
また、ペッツファーストは徹底した衛生管理、1頭1頭の健康管理が十分にできていたため、動物福祉の観点から店舗入舎前における早期社会化とストレス軽減の施策を提案させていただきました。
ペットショップのような集団環境の中で動物が健康と福祉を保つためには、個々の体調管理はもちろんですが、それに加えて集団全体の最適化も必要不可?です。今後もペットがお客様のもとに迎えられるまで動物福祉を最善の状態で維持できるよう、研究を進めてまいります。
【プロフィール】
名前:田中亜紀 先生
経歴:現職 日本獣医生命科学大学 特任教授
日本獣医生命科学大学卒業 獣医師
動物病院勤務を経て、2001年渡米
米カリフォルニア大学デービス校にて、環境毒性学部で修士課程修了後、
シェルター・メディスンの研究で獣医予防修士課程修了。
同校でシェルター・メディスンと災害獣医学の研究をテーマに博士課程修了。博士(疫学)。
2019年4月より現職。獣医師。
■代表取締役社長 正宗伸麻コメント
[画像9: https://prtimes.jp/i/64020/18/resize/d64020-18-7de439d855c2762869a1-9.jpg ]
私たちは、"Pets always come first"を理念に、ペットショップを運営し、これまで毎年2万人以上、創業以来40万人以上のお客様へ「ペットと共に暮す幸せ」を提供してきました。また獣医師をはじめ沢山のスタッフ、提携ブリーダー様たちが病気や疾患、死亡事故からペットを守るために日々努力してきました。
昨今ペット業界に対して、ペットショップでペットを販売すること、その文化そのものに対して様々なご意見があり、特にいわゆる売れ残りや行き先がわからないペットが多数存在するのではないか、不透明なブラックボックスが流通過程にあるのではと指摘されています。言葉を変えれば、ペットの命の適切な取り扱いを定めた動物愛護管理法に反する疑いが、ペット業界に持たれているということです。
私たちペッツファーストグループの理念、ミッションは社内での病気や疾患を根絶し、死亡事故を0にすること、またいわゆる売れ残りや行き先が分からないペットを一頭も出さないことです。
これらの理念を実現するための一歩は、関わる情報を包み隠さず外部へ情報開示することであり、2年前にペッツファーストマンスリーペットレポートとして社外への発信を開始しました。これはペット業界でもはじめての試みでしたが、社内での健康やウェルネス管理における業務改善にも大きく繋がり、近い将来の死亡事故ゼロの実現を目指しています。
私たちペッツファーストグループは、あるべき健全なペットショップを目指してこれからも改善し続けていきます。
■会社案内
【会社名】ペッツファーストホールディングス株式会社
【所在地】〒153-0063東京都目黒区目黒1-24-12 オリックス目黒ビル9F
【資本金】1億円
【代表者】代表取締役社長 正宗伸麻
【設立】2021年12月
【会社名】ペッツファースト株式会社
【所在地】〒153-0063東京都目黒区目黒1-24-12 オリックス目黒ビル9F
【資本金】1億円
【代表者】代表取締役社長 正宗伸麻
【設立】2008年4月
【従業員数】1,149名(うち獣医師72名 ※業務委託含む 愛玩動物看護師53名)2024年1月末時点
【その他】
●公益財団法人日本補助犬協会と連携し12頭の聴導犬と1頭の介助犬を育成しユーザーへ提供
●動物病院URL(https://pfirst-ah.jp/)
●ニュースレターアーカイブページ(https://www.pfirst.jp/newsletter.html)
<本掲載関連記事>
・vol.1 ペットの命を守るための取り組み〜売れ残ったペットはどうなるのか
・vol.3 ペッツファースト初の医療センター「ペッツファースト動物病院 代官山高度医療センター」を開院
・vol.4 「ペッツファースト動物病院 福岡大野城医院」開院〜なぜ動物病院を拡大するのか〜
・vol.5 第1回譲渡会を開催〜なぜペットケア&アダプションセンター日光を開業したのか〜
・vol.6 私たち動物病院グループの高度医療への取り組み
・vol.7 日本獣医生命科学大学との猫の難病FIPの共同研究の取り組み〜不治の病を治る病気へ〜
・vol.8 ペットの遺伝子病対策の取り組み〜重篤な遺伝子病で苦しむペットを生み出さないために〜
●マンスリーペットレポート(https://www.pfirst.jp/protected_monthlyreport.html)
■お問い合わせ先
【本掲載内容について】
ペッツファースト株式会社 広報部
電話番号 03-6417-3503/E-mail pr@pfirst.jp
担当者 粕谷・西河
“Pets always come first”を理念に掲げるペッツファーストホールディングス株式会社(本社:東京都目?区、代表?正宗 伸麻)は、傘下のペットショップ「P?s-first」の 2023年における流通過程の重要指標をご報告いたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/64020/18/resize/d64020-18-cec11ce2689d60d308ed-1.png ]
■2023年 流通過程における重要数値の結果報告
2023 年1月1日から12月31日までにペッツファーストグループが取り扱ったペット、すなわち契約ブリーダーから引き受けたペットの頭数が 20,288 頭、P?s-firstでのご契約数は 20,268 頭、P?s-first、ペットケア&アダプションセンター日光などでの里親譲渡数が113頭、ご解約数が158頭です。
一方、病気や疾患などが発見され、当社内メディカルセンターやペッツファースト動物病院内等で治療を施したものの、残念ながら発生した死亡事故数は 97 頭、店舗内等においての死亡事故数は 47 頭、ペットケア&アダプションセンター日光内での死亡事故数は 2 頭でした。年間死亡事故数は146頭、死亡率として0.71%でした。
2023年12月末時点においてペットケア&アダプションセンター日光には 49 頭が生活し、主に治療を終えた、または回復期にある48 頭が里親を募集中であり、1 頭は終生飼養を行う予定です。
2023年において、ペッツファーストグループで取り扱ったペットのうち、いわゆる売れ残りや行き先が分からないペットは一頭も存在しません。
■2023年 ペットの死亡原因と対策
[画像2: https://prtimes.jp/i/64020/18/resize/d64020-18-96fc3d741771533e9289-2.jpg ]
2023 年の死亡事故数は146頭(昨年比-8頭)死亡率として0.71%(昨年比+0.01%)でした。昨年よりも死亡率は悪化していますが、この7年間で大幅に改善しています。
主な死亡原因は感染症が 40頭27%、呼吸器疾患36頭25%、低?糖16頭11%が多い死亡原因でした。
[画像3: https://prtimes.jp/i/64020/18/resize/d64020-18-1f98583c374b840b174e-3.jpg ]
ペッツファーストグループは経営理念に沿い、“ペットの死亡事故ゼロ”を目指し、当社獣医師を中心に「死亡事故ゼロプロジェクト」を社内で運営しています。社内の病気の発生や死亡原因を獣医学に基づき分析し、再発防止に向けての対策を講じるためのプロジェクトです。
ペットの死亡事故ゼロを目指し、2023年は動物医療機器などの設備を積極的にペッツファースト動物病院中心に導入し、病気の発生原因を無くすための共同研究を各大学、メーカーと取り組み、特に猫の重篤疾患であるFIPの治療方法の確立、洗浄、除菌剤のグローバルメーカーであるエコラボ社が推奨するペロキサイドを使用したパルボウイルスなどの感染症対策に有効な消毒方法への変更、若齢期の低?糖の発生を軽減するための食事管理を徹底しました。
また提携ブリーダーへの特に先天性疾患の発生時のフィードバックを実施し、健全なブリーディングをサポートしました。
さらに、当社内で健康やウェルネス管理に携わるスタッフの獣医師、愛玩動物看護師を全社比率で10.9%まで増員し、救命率を高めるためのセミナーや研修を実施しています。グループ動物病院も全国に10拠点、特に代官山高度医療センターを開業したことで、病気や疾患の早期発見、治療のスピードが大幅に改善されました。
2024年もペッツファーストグループでは、病気や疾患の発生や死亡事故ゼロの実現を目指して、積極的に死亡事故の分析と対策を行ってまいります。
[画像4: https://prtimes.jp/i/64020/18/resize/d64020-18-3847469ddd791644119f-4.png ]
■「死亡事故ゼロプロジェクト」リーダー 林田獣医師コメント
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2023 年前半1-6月で亡くなったペットの死因を分析したところ、感染症・呼吸器疾患・低?糖の3つの死因が全体の3分の2を占めていました。従って、この 3つの死因をまず減らすことが重要だと考えました。
ウイルスによる感染症は、人間のコロナウイルスなどの感染症同様、発生自体を0にすることは極めて困難です。そのため、2023年の後半6-12月では、まずは発生した際に横感染を防ぐことを最優先事項として改善をしました。改めて対象のウイルスに対する消毒効果の検証と、消毒薬の変更、消毒手順の見直し、再度スタッフへの消毒方法の研修を行い、全拠点で改めて消毒を徹底しました。
その結果、当社内での横感染を防ぐことができた結果発症数を低下させることができ、さらに症状が発症してしまったペットの治療に集中することができたため、感染症による死亡を大幅に抑えることができました。
また呼吸器疾患については主に誤嚥性肺炎による死亡が見られたため、給餌方法の改善が必要であると考えられました。特に弊社は小さいペットが多く在舎していますので、食事量が足りない場合低?糖を引き起こすことがあります。そのため、低?糖対策とスタッフの管理指導を行うことが、同時に呼吸器疾
患での死亡を減らすことに繋がると考えられました。
そこで、普段飲んでいる水から?糖値を維持できる経口補水液に変更し、今まで実施してきたスタッフの教育プログラムに加えて毎月獣医師によるセミナーや実地指導などを実施しました。
これらの対策を行った結果、直近ではしっかり効果がみられており、着実に死亡ペットは減少してきております。
[画像6: https://prtimes.jp/i/64020/18/resize/d64020-18-3bedd7bb5780c1ae4722-6.jpg ]
しかし、まだまだ死亡をゼロにするという目標には到達しておりません。特に死亡ペットは減ってきたものの体調を崩すペットもおり、そこから死亡に繋がるケースも少なくありません。
そのため、今後の取り組みとしては今までアナログで取っていた各ペットの健康記録をデジタル化し、そのデータをもとに未然に病気を防ぎ、ブリーダーへのフィードバックも含めてペット達の健康を守ることに注力していきます。
■ペッツファースト動物病院 代官山高度医療センター センター長 廣中獣医師コメント
[画像7: https://prtimes.jp/i/64020/18/resize/d64020-18-f72cbd719b82b836e633-7.png ]
社内におけるペッツファースト動物病院の役割は、万が一店舗でペットが体調を崩してしまった場合でも、すぐに獣医師に相談ができる場所であることです。特に当社が扱う子?や子猫は、体調の変化にいち早く気づき、早期診断と治療を行うことで、多くの場合重症化を防ぐことができます。
代官山高度医療センターはグループ内の高度医療を担っており、重篤な病気を患ってしまった場合でも、CT や MRI などの高度医療機器を駆使した早期の確定診断により、手遅れとなる前に最善の治療ができる体制を確立しています。
2023 年も、一時は深刻な症状に見舞われたペットでも、早期治療や手術の実施により回復し、今はその子の症状を理解してくれるご家族と共に幸せに暮らしています。
一頭でも多くの命を救うことで死亡事故ゼロの実現に貢献すると共に、当グループで迎え入れたすべてのペットが幸せなペットライフを送れるよう、今後も継続して医療技術の向上に努めてまいります。
■日本獣医生命科学大学 田中亜紀特任教授コメント
[画像8: https://prtimes.jp/i/64020/18/resize/d64020-18-32c1fb79240d66a49c08-8.jpg ]
ペットの集団飼養適正化や健康および福祉向上を目的とした共同研究を、ペッツファーストグループと協力して進めています。本学にてペットの健康状態のスコアリングを実施し、体調不良の要因分析と傾向把握のサポートを行っており、2023 年においてはこれらの結果をもとに感染症を広げないための対策としてより有効な消毒薬の選択に役立てていただきました。
これまでは1頭1頭の体調記録を紙で実施されていましたが、今後はデジタルを活用したペットの体調記録・管理を実施することが予定されています。データ化をすることにより、さらに緻密かつタイムリーに体調不良の前兆や原因の究明が可能となり、従来よりも一層効果的にウェルネス管理ができるようになると期待されます。
また、ペッツファーストは徹底した衛生管理、1頭1頭の健康管理が十分にできていたため、動物福祉の観点から店舗入舎前における早期社会化とストレス軽減の施策を提案させていただきました。
ペットショップのような集団環境の中で動物が健康と福祉を保つためには、個々の体調管理はもちろんですが、それに加えて集団全体の最適化も必要不可?です。今後もペットがお客様のもとに迎えられるまで動物福祉を最善の状態で維持できるよう、研究を進めてまいります。
【プロフィール】
名前:田中亜紀 先生
経歴:現職 日本獣医生命科学大学 特任教授
日本獣医生命科学大学卒業 獣医師
動物病院勤務を経て、2001年渡米
米カリフォルニア大学デービス校にて、環境毒性学部で修士課程修了後、
シェルター・メディスンの研究で獣医予防修士課程修了。
同校でシェルター・メディスンと災害獣医学の研究をテーマに博士課程修了。博士(疫学)。
2019年4月より現職。獣医師。
■代表取締役社長 正宗伸麻コメント
[画像9: https://prtimes.jp/i/64020/18/resize/d64020-18-7de439d855c2762869a1-9.jpg ]
私たちは、"Pets always come first"を理念に、ペットショップを運営し、これまで毎年2万人以上、創業以来40万人以上のお客様へ「ペットと共に暮す幸せ」を提供してきました。また獣医師をはじめ沢山のスタッフ、提携ブリーダー様たちが病気や疾患、死亡事故からペットを守るために日々努力してきました。
昨今ペット業界に対して、ペットショップでペットを販売すること、その文化そのものに対して様々なご意見があり、特にいわゆる売れ残りや行き先がわからないペットが多数存在するのではないか、不透明なブラックボックスが流通過程にあるのではと指摘されています。言葉を変えれば、ペットの命の適切な取り扱いを定めた動物愛護管理法に反する疑いが、ペット業界に持たれているということです。
私たちペッツファーストグループの理念、ミッションは社内での病気や疾患を根絶し、死亡事故を0にすること、またいわゆる売れ残りや行き先が分からないペットを一頭も出さないことです。
これらの理念を実現するための一歩は、関わる情報を包み隠さず外部へ情報開示することであり、2年前にペッツファーストマンスリーペットレポートとして社外への発信を開始しました。これはペット業界でもはじめての試みでしたが、社内での健康やウェルネス管理における業務改善にも大きく繋がり、近い将来の死亡事故ゼロの実現を目指しています。
私たちペッツファーストグループは、あるべき健全なペットショップを目指してこれからも改善し続けていきます。
■会社案内
【会社名】ペッツファーストホールディングス株式会社
【所在地】〒153-0063東京都目黒区目黒1-24-12 オリックス目黒ビル9F
【資本金】1億円
【代表者】代表取締役社長 正宗伸麻
【設立】2021年12月
【会社名】ペッツファースト株式会社
【所在地】〒153-0063東京都目黒区目黒1-24-12 オリックス目黒ビル9F
【資本金】1億円
【代表者】代表取締役社長 正宗伸麻
【設立】2008年4月
【従業員数】1,149名(うち獣医師72名 ※業務委託含む 愛玩動物看護師53名)2024年1月末時点
【その他】
●公益財団法人日本補助犬協会と連携し12頭の聴導犬と1頭の介助犬を育成しユーザーへ提供
●動物病院URL(https://pfirst-ah.jp/)
●ニュースレターアーカイブページ(https://www.pfirst.jp/newsletter.html)
<本掲載関連記事>
・vol.1 ペットの命を守るための取り組み〜売れ残ったペットはどうなるのか
・vol.3 ペッツファースト初の医療センター「ペッツファースト動物病院 代官山高度医療センター」を開院
・vol.4 「ペッツファースト動物病院 福岡大野城医院」開院〜なぜ動物病院を拡大するのか〜
・vol.5 第1回譲渡会を開催〜なぜペットケア&アダプションセンター日光を開業したのか〜
・vol.6 私たち動物病院グループの高度医療への取り組み
・vol.7 日本獣医生命科学大学との猫の難病FIPの共同研究の取り組み〜不治の病を治る病気へ〜
・vol.8 ペットの遺伝子病対策の取り組み〜重篤な遺伝子病で苦しむペットを生み出さないために〜
●マンスリーペットレポート(https://www.pfirst.jp/protected_monthlyreport.html)
■お問い合わせ先
【本掲載内容について】
ペッツファースト株式会社 広報部
電話番号 03-6417-3503/E-mail pr@pfirst.jp
担当者 粕谷・西河