カラクリ、明治安田生命の社内照会のQ&A作成業務で生成AIの活用に成功
[24/01/22]
提供元:PRTIMES
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〜Q&Aコンテンツの作成業務を約40%省略化〜
カスタマーサポートDXを推進するカラクリ株式会社(東京都中央区:代表取締役CEO 小田志門、以下カラクリ)は、明治安田生命保険相互会社(執行役社長 永島 英器)と協働で実施していた生成AI活用の実証実験の結果、社内照会業務のQ&Aコンテンツの作成業務を約40%の省力化に成功しました。本プロジェクトでは学習データとして社内マニュアルや社内照会の応答ログを利用しており、既存データから高精度のアウトプットを出す3ステップ(前処理・検索技術・プロンプトの設定)が実用化を加速させました。3ヵ月の実証実験を経て、2024年1月より正式な導入が決定したのでお知らせします。
[画像: https://prtimes.jp/i/25663/69/resize/d25663-69-39a34c4188ceb34cc798-1.png ]
プロジェクトの目的と背景
明治安田生命保険相互会社とカラクリは、社内業務の効率化と高度化を目指し、共同でプロジェクトを開始しました。このプロジェクトの主な目的は、社内照会業務におけるQ&Aコンテンツの生成AIを用いた自動化と効率化です。生成AIでの生成対象は、2020年からカラクリが明治安田生命相互会社に提供している「AIを活用した社内照会システム※1」に搭載するQAコンテンツです。
技術やソリューションの概要
プロジェクトでは、特定の情報(マニュアル、過去のお問い合わせ対応ログ)から、Q&Aを生成しました。この選択は、カラクリのカスタマーサポートでの知見、RAG型の技術力※2、マニュアルのOCRとQ&Aコンテンツの加工技術に基づいています。
実証実験や実装の具体的な方法と手順
約3ヶ月間にわたる実証実験では、マニュアルからのQA生成、過去の問い合わせログからのQA生成それぞれを実施いたしました。実際の生成結果を、各部門の方々に評価いただきデータのOCRの精度向上などの前処理の工夫、プロンプトの工夫などを繰り返し精度向上を図りました。また、一言でQA生成といっても、実際に活用する部門によって欲しい内容の粒度が異なったり、元データの充実度によっても生成結果が異なることがわかり、QAの生成プロンプトの工夫やニーズに合わせたQAの粒度ごとの生成バリエーションを提示しました。
高度なセキュリティ対策
本プロジェクトにおいて、カラクリは高度なセキュリティ環境を確立しました。企業情報や照会応答ログなどのデータは専用線経由で安全に利用され、独自開発のマスキングエンジンによって個人情報はマスクしております。また、生成AI活用のプロセスは、国内のMicrosoft Azure環境を利用して実施され、お客様のデータがGPTの学習に使用されることはありませんでした。高度なセキュリティ環境の構築により、AIの力を安心して最大限に活用することができました。
実証実験の結果と成果
実証実験の結果、トータルで40%の効率化が実現しました。また、工数削減だけでなく人では拾いきれないQ&Aを作成できる効果もあることがわかりました。これは、人間のタスクの効率化と新たな視点の獲得に大きく貢献しました。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/25663/table/69_1_c45e2bc5cf551906cbab6f00ad4e7672.jpg ]
会社概要
カラクリは「カスタマーサポートをエンパワーメントする」をブランドパーパスに掲げ、大規模言語モデル(LLM)のカスタマーサポートへの実用化を目指した事業を展開しています。2018年よりtransformerを用いた言語モデルBERTを、2022年からはGPTを含めた大規模言語モデルの研究を実施。主力ビジネスである高精度AIチャットボット「KARAKURI chatbot」は、高島屋、SBI証券、セブン-イレブン・ジャパン、SmartHRなど各業界のトップランナーに選ばれつづけています。2018年のICCサミット「スタートアップ・カタパルト」に入賞、2020年には「Google for Startups Accelerator」に採択されました。
住所 : 〒104-0045 東京都中央区築地2-7-3 Camel 築地 II
設立 : 2016年10月3日
代表者 : 代表取締役CEO 小田 志門
事業内容 : カスタマーサポート特化型AI「KARAKURI」シリーズの開発・提供・運営など
URL : https://about.karakuri.ai/
カスタマーサポートDXを推進するカラクリ株式会社(東京都中央区:代表取締役CEO 小田志門、以下カラクリ)は、明治安田生命保険相互会社(執行役社長 永島 英器)と協働で実施していた生成AI活用の実証実験の結果、社内照会業務のQ&Aコンテンツの作成業務を約40%の省力化に成功しました。本プロジェクトでは学習データとして社内マニュアルや社内照会の応答ログを利用しており、既存データから高精度のアウトプットを出す3ステップ(前処理・検索技術・プロンプトの設定)が実用化を加速させました。3ヵ月の実証実験を経て、2024年1月より正式な導入が決定したのでお知らせします。
[画像: https://prtimes.jp/i/25663/69/resize/d25663-69-39a34c4188ceb34cc798-1.png ]
プロジェクトの目的と背景
明治安田生命保険相互会社とカラクリは、社内業務の効率化と高度化を目指し、共同でプロジェクトを開始しました。このプロジェクトの主な目的は、社内照会業務におけるQ&Aコンテンツの生成AIを用いた自動化と効率化です。生成AIでの生成対象は、2020年からカラクリが明治安田生命相互会社に提供している「AIを活用した社内照会システム※1」に搭載するQAコンテンツです。
技術やソリューションの概要
プロジェクトでは、特定の情報(マニュアル、過去のお問い合わせ対応ログ)から、Q&Aを生成しました。この選択は、カラクリのカスタマーサポートでの知見、RAG型の技術力※2、マニュアルのOCRとQ&Aコンテンツの加工技術に基づいています。
実証実験や実装の具体的な方法と手順
約3ヶ月間にわたる実証実験では、マニュアルからのQA生成、過去の問い合わせログからのQA生成それぞれを実施いたしました。実際の生成結果を、各部門の方々に評価いただきデータのOCRの精度向上などの前処理の工夫、プロンプトの工夫などを繰り返し精度向上を図りました。また、一言でQA生成といっても、実際に活用する部門によって欲しい内容の粒度が異なったり、元データの充実度によっても生成結果が異なることがわかり、QAの生成プロンプトの工夫やニーズに合わせたQAの粒度ごとの生成バリエーションを提示しました。
高度なセキュリティ対策
本プロジェクトにおいて、カラクリは高度なセキュリティ環境を確立しました。企業情報や照会応答ログなどのデータは専用線経由で安全に利用され、独自開発のマスキングエンジンによって個人情報はマスクしております。また、生成AI活用のプロセスは、国内のMicrosoft Azure環境を利用して実施され、お客様のデータがGPTの学習に使用されることはありませんでした。高度なセキュリティ環境の構築により、AIの力を安心して最大限に活用することができました。
実証実験の結果と成果
実証実験の結果、トータルで40%の効率化が実現しました。また、工数削減だけでなく人では拾いきれないQ&Aを作成できる効果もあることがわかりました。これは、人間のタスクの効率化と新たな視点の獲得に大きく貢献しました。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/25663/table/69_1_c45e2bc5cf551906cbab6f00ad4e7672.jpg ]
会社概要
カラクリは「カスタマーサポートをエンパワーメントする」をブランドパーパスに掲げ、大規模言語モデル(LLM)のカスタマーサポートへの実用化を目指した事業を展開しています。2018年よりtransformerを用いた言語モデルBERTを、2022年からはGPTを含めた大規模言語モデルの研究を実施。主力ビジネスである高精度AIチャットボット「KARAKURI chatbot」は、高島屋、SBI証券、セブン-イレブン・ジャパン、SmartHRなど各業界のトップランナーに選ばれつづけています。2018年のICCサミット「スタートアップ・カタパルト」に入賞、2020年には「Google for Startups Accelerator」に採択されました。
住所 : 〒104-0045 東京都中央区築地2-7-3 Camel 築地 II
設立 : 2016年10月3日
代表者 : 代表取締役CEO 小田 志門
事業内容 : カスタマーサポート特化型AI「KARAKURI」シリーズの開発・提供・運営など
URL : https://about.karakuri.ai/