【イベントレポート】オンライン・ピル処方サービス「スマルナ」を運営するネクイノ、国際女性会議WAW!2022の公式サイドイベント「ウィメンズヘルスの視点から考える女性活躍」を1月19日(木)に開催
[23/02/06]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
Femtech振興議員連盟 事務局長・宮路拓馬氏、元バドミントン日本代表/一般社団法人Woman’s Ways代表・潮田玲子氏などを迎え女性活躍と女性の健康についてトークセッション
オンライン・ピル処方サービス「スマルナ」を運営する株式会社ネクイノ(大阪市北区、代表:石井健一)は、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントを国内外で実現するための取組「国際女性会議WAW!」の公式サイドイベントとして、「ウィメンズヘルスの視点から考える女性活躍」トークセッションを1月19日(木)にWeWork 丸の内北口で開催いたしました。
当イベントでは女性の活躍促進のために重要な女性の健康問題について、フェムテック推進に取り組むFemtech振興議員連盟(フェムテック議連) 事務局長の宮路拓馬氏、元バドミントン日本代表・一般社団法人Woman’s Ways代表で女子アスリートが安心して競技を続けられるような知識の発信活動を行う・潮田玲子氏、慶応義塾大学・みやじ拓馬事務所インターンの堀之内みくり氏、株式会社ネクイノ代表・石井がそれぞれの立場から女性活躍に必要な現代・未来のウィメンズヘルスについてトークセッションを行いました。
当日は多くの方にご参加いただき、女性活躍と女性の健康について考える貴重な機会となりました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/21661/138/resize/d21661-138-a2340d83e555ced5e2e6-0.jpg ]
■イベント内容:女性活躍に必要となる3つのテーマについてトークセッション
イベントでは、官公庁・民間企業・アスリート兼性教育推進者・現役大学生、とそれぞれの視点から3つのテーマについてトークセッションを行いました。男女問わず多くの方が参加し、4名でのトークの最後には質疑応答の時間が設けられ、参加者からの質問によるインタラクティブなコミュニケーションも活発に行われました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/21661/138/resize/d21661-138-626a39b64a1746e92671-1.jpg ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/21661/138/resize/d21661-138-63f0643477871fd041cd-2.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/21661/138/resize/d21661-138-bfbe59eef89d235236a5-3.jpg ]
[画像5: https://prtimes.jp/i/21661/138/resize/d21661-138-ec0683a68f252ea92d7d-4.jpg ]
<テーマ1.日本の女性の健康について>
潮田氏「現役選手時代は月経とコンディションの関係性は全く無視しており、我慢一択だった」
まず石井が女性の健康に関しての日本の現状をデータを用いて解説し「日本の健康スコアは悪くないが、予防領域のスコアが諸外国に比べ相対的に低い傾向にある。女性特有の健康課題が多くあり、それらの解決策は用意されているのに婦人科に行くハードルが高く、アクセスの問題で対応されていない」と話すと、宮路氏から「妊活・不妊・治療はここ10年20年で議論されてきたが、月経や更年期はフェムテック議連ができるまで議論に挙がらなかった。2021年3月に政府に提言を出し、6月に政府の骨太の方針にフェムテックが上ったのが政府のコミットを裏付けることになり、とても画期的なことだった」「その後健康・更年期に対する調査がされ経済産業省もフェムテックを使って女性の健康がQOL、経済・産業的な側面からも取り上げられるようになってきた。女性の健康が経済と密接に関わることも明らかになってきている」と話がありました。
潮田氏は「スポーツ・アスリートの世界でも、女性の健康への理解・配慮が足りていないと思う。現役選手時代は月経とコンディションの関係性は全く無視しており、我慢一択だった。審美系のアスリートではエネルギー不足により骨粗鬆症になり、椅子から転げただけで骨折した選手もいた」と自身や周囲のアスリートの経験を踏まえた話がありました。
<テーマ2.女性の健康と女性のパフォーマンスの関係性に関して>
宮路氏「女性がひと月のうちにフルパフォーマンスを発揮できるのは10日程度であると知り驚いた。アンフェアだなと思い解決したいと思った」
まず宮路氏から「ある調査結果で女性がひと月のうちにフルパフォーマンスを発揮できるのは10日程度であると知り驚いた。アンフェアだなと思い解決したいと思った」と話がありました。
堀之内氏は「期末試験と生理が被ったとき辛かった。そのときピルを飲む選択肢があったらよかったと思うし、女性のQOL向上に繋がる。今はピルを飲んでいるため以前と比べて非常にフラットに生活できている」と、対策をしたことによるパフォーマンスの変化について話がありました。
潮田氏からは「現在“アスリートの三主徴”が女性アスリートの中で問題視されている。エネルギー不足になることにより無月経・骨粗鬆症になる負のトライアングルが起きている」「監督やコーチに正しい知識を伝えたい。女性同士で言えても監督やコーチ、上司に言えないと意味がない」と問題の解決には男性の理解も必須であると課題提起がありました。
<テーマ3.今後必要となる課題解決>
宮路氏「テクノロジーを医療にいかに繋ぐか、国の保険の中で評価していく世界を作ることができれば革命的な変革が起きる。それをフェムテック議連で目指している」
潮田氏「スポーツ=トップアスリートを目指すとなりがちだが、そもそもスポーツは健康のためにやること。エンジョイスポーツとしてスポーツを広め、健康寿命延伸に寄与したい」
宮路氏からは「個人でやるには限界があるので企業の役割が重要視される。企業の福利厚生に受診を取り入れる動きが出てきた。福利厚生であれば使いやすいし、男性も含めてウィメンズヘルスについて知る機会になる」と話がありました。また、「テクノロジーを医療にいかに繋ぐか、それを実装し、国の保険の中で評価していく世界を作ることができれば革命的な変革が起きる。それをフェムテック議連で目指している」と今後の展望が語られました。
潮田氏からは「女性は初潮が始まったタイミングでスポーツをやめてしまう人がとても多い。スポーツ=トップアスリートを目指すとなりがちだが、そもそもスポーツは健康のためにやること。幼少期からスポーツに触れてほしいと考えているし、生理による中高生のスポーツ離れを防ぎたい。エンジョイスポーツとしてスポーツを広め、健康寿命延伸に寄与したい」と話がありました。
[画像6: https://prtimes.jp/i/21661/138/resize/d21661-138-8493bc0dc4d9c55a2959-5.jpg ]
参加者からの「日本のピル普及率は低いと聞くが、スポーツ選手にも広まっていないのか」という質問には潮田氏が「アジアは進んでいるイメージはなく、ヨーロッパの選手はもっと意識レベルが高いイメージ」「アスリートは“身体のスペシャリスト”というイメージがあると思うのでアスリートが身体の不調をしっかりコントロールしているのは社会に対しての良いインパクトになると思う。現役アスリートももっとオープンに話してもらえるといい」と答えました。
また「婦人科を受診するハードルがまだまだ高いように感じる。このハードルを下げるには」という質問に対しては堀之内氏が「友人の中でもピルを服用する人もおり、徐々に受け入れられてきている」と学生の状況を話すと、宮路氏が「地方に行くと婦人科がなかったり、時間的に通院が厳しいこともある。コロナ禍により初診もオンライン診察可になったので、これを後退させてはいけない」とオンライン診察が受診ハードルを下げるカギであることが話されました。
潮田氏からは「検診をやっていく文化が根付くと良い。20歳になったら“お酒”ではなく”婦人科に行こう!”など、文化にしていければ」とアイデアが出ました。
最後に石井は「生物学的な女性・男性と区切らず、自分の身体のこと、大切な周りの人のことを考えることが問題を進める一歩になる。自分の身近な人と対話をしてみると、知らなかった問題を一歩一歩進めていける。今回のイベントがその良い機会になった」と締めくくりました。
ネクイノでは今後も様々な立場の方と対話をし、ミッションである「世界中の医療空間と体験をRe?designする」の実現に向け活動してまいります。
<イベント開催レポートは下記でも公開しています>
https://note.com/ni_inc/n/n5ca4110c91b8
■登壇者プロフィール:
Femtech振興議員連盟(フェムテック議連)事務局長 宮路 拓馬氏
「多様で公正な社会の実現」が政治信条。2014年の衆院選で自民党全国最年少初当選。農林水産業や観光業の振興、エネルギー政策、離島振興などの分野に明るい。一方、生理や更年期に伴う身体のつらさや悩みなど、女性が抱える特有の健康課題をテクノロジーの力で解決する「フェムテック」や、障害者に対する性暴力問題など、これまでタブー視されがちだった問題に真正面から取り組む。2020年9月、総務大臣政務官に就任。前職の総務省勤務時代の現場経験を生かし、携帯料金の引下げや行政のデジタル化、ワクチン接種の推進等で成果を上げる。2021年10月の衆院選で鹿児島1 区から出馬し、3期目の当選を果たす。同年11月、第2次岸田内閣において内閣府大臣政務官に就任。こども庁の創設をはじめとする、こども・子育て政策やデジタル田園都市国家構想など、政権の最重要課題を担当した。2022年8月12日、内閣府大臣政務官を退任。現在自民党農林部会長代理・水産部会長代理・女性局長代理等として党務に励む傍ら、Femtech振興議員連盟(フェムテック議連)事務局長など多方面に渡る政策分野で活躍する。
元バドミントン日本代表/一般社団法人Woman's ways代表理事 潮田 玲子氏
6歳でバドミントンをはじめ中学3年生の時に全国中学生大会女子シングルスで自身初の全国優勝を果たす。小椋久美子さんとペアを結成し、“オグシオ”の愛称で注目を集め04ー08年全日本総合選手権大会で5連覇達成、05年アジア大会銅メダル、デンマークオープン優勝、07年世界選手権銅メダル、北京五輪5位入賞。北京五輪後混合ダブルスに転向し池田信太郎さんとペアを組み、09年全日本社会人優勝、11年全日本総合選手権優勝、11年オランダオープン準優勝、ドイツオープン準優勝、シンガポールオープン準優勝、11年より初開催された世界トップ8のみが出場できるツアーファイナルズにてベスト4に入りロンドン五輪出場を果たす。同年9月ジャパンオープン3位入賞を最後に現役を引退。引退後はスポーツコメンテーターをはじめバドミントン解説やバドミントンクリニック、講演活動など普及活動に努め多方面で活動している。
2014年より日本バドミントン協会 広報委員会に就任。
三洋電機 (2002.3.22〜2010.4.30)
日本ユニシス (2010.5.16〜2012.10.31)
2011-2012 JOCシンボルアスリート
慶応義塾大学・みやじ拓馬事務所インターン 堀之内 みくり氏
小学校卒業までを東京ですごし、中学校入学を機に鹿児島県へ移住する。
中学校、高等学校を鹿児島で過ごし、その後慶應義塾大学法学部へ入学。
株式会社ネクイノ 代表取締役 石井 健一
薬剤師・経営管理学修士(MBA)。2001年に帝京大学薬学部卒業後、外資系製薬会社アストラゼネカに入社。2005年よりノバルティスファーマにて、医療情報担当者として臓器移植のプロジェクトなどに従事。2013年に関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科院を卒業後、医療系コンサルティングファームを経て、2016年6月、「世界中の医療空間と体験をRe?designする」というミッションのもと、株式会社ネクイノ(旧ネクストイノベーション株式会社)を創業。
■株式会社ネクイノ 会社概要
医師や薬剤師、弁護士など、医療及び関連法規分野に知見を持つ人材が集まり、2016年6月に創業。ICTを活用したオンライン診察をはじめ、健康管理支援、未病対策など、一人ひとりのライフスタイルや健康状態に合わせて選択活用できる医療環境を生み出している。「世界中の医療空間と体験をRe?designする」メディカルコミュニケーションカンパニーを掲げ、テクノロジーと対話の力で世の中の視点を上げ、イノベーションの社会実装を推進。2018年6月、婦人科領域に特化したオンライン診察プラットフォーム「スマルナ」をリリース。2020年にはマイナンバーカードと健康保険証をリンクさせるセキュアな個人認証システム「メディコネクト」の提供を開始。
スマルナとは
2018年6月にリリースされた、スマホでピルの相談・診察・処方まで行えるオンライン・ピル処方サービス。生理や避妊で悩む方と医師をオンライン上でつなぎ、時間や場所にとらわれずに診察を受けることができる。また、ピルの処方と指定住所へのお届けのほか、助産師や薬剤師によるスマルナ医療相談室を運営。メディカルコミュニケーション数(※)は273万件を突破。10代〜30代の方々を中心にご利用いただいており、スマルナアプリのダウンロード数は累計98万件を超える。(2022年12月末時点)
スマルナ公式サイト:https://smaluna.com/
(※)メディカルコミュニケーション数
スマルナでのオンライン診察回数、医療相談数、およびピルのお届け数の累計数
会社名:株式会社ネクイノ(英表記:Next Innovation Inc.)
代表取締役:石井 健一
所在地:〒530-0002大阪府大阪市北区曽根崎新地1丁目13番22号 御堂筋フロンティア WeWork
URL:https://nextinnovation-inc.co.jp/
設立:2016年6月3日
オンライン・ピル処方サービス「スマルナ」を運営する株式会社ネクイノ(大阪市北区、代表:石井健一)は、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントを国内外で実現するための取組「国際女性会議WAW!」の公式サイドイベントとして、「ウィメンズヘルスの視点から考える女性活躍」トークセッションを1月19日(木)にWeWork 丸の内北口で開催いたしました。
当イベントでは女性の活躍促進のために重要な女性の健康問題について、フェムテック推進に取り組むFemtech振興議員連盟(フェムテック議連) 事務局長の宮路拓馬氏、元バドミントン日本代表・一般社団法人Woman’s Ways代表で女子アスリートが安心して競技を続けられるような知識の発信活動を行う・潮田玲子氏、慶応義塾大学・みやじ拓馬事務所インターンの堀之内みくり氏、株式会社ネクイノ代表・石井がそれぞれの立場から女性活躍に必要な現代・未来のウィメンズヘルスについてトークセッションを行いました。
当日は多くの方にご参加いただき、女性活躍と女性の健康について考える貴重な機会となりました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/21661/138/resize/d21661-138-a2340d83e555ced5e2e6-0.jpg ]
■イベント内容:女性活躍に必要となる3つのテーマについてトークセッション
イベントでは、官公庁・民間企業・アスリート兼性教育推進者・現役大学生、とそれぞれの視点から3つのテーマについてトークセッションを行いました。男女問わず多くの方が参加し、4名でのトークの最後には質疑応答の時間が設けられ、参加者からの質問によるインタラクティブなコミュニケーションも活発に行われました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/21661/138/resize/d21661-138-626a39b64a1746e92671-1.jpg ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/21661/138/resize/d21661-138-63f0643477871fd041cd-2.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/21661/138/resize/d21661-138-bfbe59eef89d235236a5-3.jpg ]
[画像5: https://prtimes.jp/i/21661/138/resize/d21661-138-ec0683a68f252ea92d7d-4.jpg ]
<テーマ1.日本の女性の健康について>
潮田氏「現役選手時代は月経とコンディションの関係性は全く無視しており、我慢一択だった」
まず石井が女性の健康に関しての日本の現状をデータを用いて解説し「日本の健康スコアは悪くないが、予防領域のスコアが諸外国に比べ相対的に低い傾向にある。女性特有の健康課題が多くあり、それらの解決策は用意されているのに婦人科に行くハードルが高く、アクセスの問題で対応されていない」と話すと、宮路氏から「妊活・不妊・治療はここ10年20年で議論されてきたが、月経や更年期はフェムテック議連ができるまで議論に挙がらなかった。2021年3月に政府に提言を出し、6月に政府の骨太の方針にフェムテックが上ったのが政府のコミットを裏付けることになり、とても画期的なことだった」「その後健康・更年期に対する調査がされ経済産業省もフェムテックを使って女性の健康がQOL、経済・産業的な側面からも取り上げられるようになってきた。女性の健康が経済と密接に関わることも明らかになってきている」と話がありました。
潮田氏は「スポーツ・アスリートの世界でも、女性の健康への理解・配慮が足りていないと思う。現役選手時代は月経とコンディションの関係性は全く無視しており、我慢一択だった。審美系のアスリートではエネルギー不足により骨粗鬆症になり、椅子から転げただけで骨折した選手もいた」と自身や周囲のアスリートの経験を踏まえた話がありました。
<テーマ2.女性の健康と女性のパフォーマンスの関係性に関して>
宮路氏「女性がひと月のうちにフルパフォーマンスを発揮できるのは10日程度であると知り驚いた。アンフェアだなと思い解決したいと思った」
まず宮路氏から「ある調査結果で女性がひと月のうちにフルパフォーマンスを発揮できるのは10日程度であると知り驚いた。アンフェアだなと思い解決したいと思った」と話がありました。
堀之内氏は「期末試験と生理が被ったとき辛かった。そのときピルを飲む選択肢があったらよかったと思うし、女性のQOL向上に繋がる。今はピルを飲んでいるため以前と比べて非常にフラットに生活できている」と、対策をしたことによるパフォーマンスの変化について話がありました。
潮田氏からは「現在“アスリートの三主徴”が女性アスリートの中で問題視されている。エネルギー不足になることにより無月経・骨粗鬆症になる負のトライアングルが起きている」「監督やコーチに正しい知識を伝えたい。女性同士で言えても監督やコーチ、上司に言えないと意味がない」と問題の解決には男性の理解も必須であると課題提起がありました。
<テーマ3.今後必要となる課題解決>
宮路氏「テクノロジーを医療にいかに繋ぐか、国の保険の中で評価していく世界を作ることができれば革命的な変革が起きる。それをフェムテック議連で目指している」
潮田氏「スポーツ=トップアスリートを目指すとなりがちだが、そもそもスポーツは健康のためにやること。エンジョイスポーツとしてスポーツを広め、健康寿命延伸に寄与したい」
宮路氏からは「個人でやるには限界があるので企業の役割が重要視される。企業の福利厚生に受診を取り入れる動きが出てきた。福利厚生であれば使いやすいし、男性も含めてウィメンズヘルスについて知る機会になる」と話がありました。また、「テクノロジーを医療にいかに繋ぐか、それを実装し、国の保険の中で評価していく世界を作ることができれば革命的な変革が起きる。それをフェムテック議連で目指している」と今後の展望が語られました。
潮田氏からは「女性は初潮が始まったタイミングでスポーツをやめてしまう人がとても多い。スポーツ=トップアスリートを目指すとなりがちだが、そもそもスポーツは健康のためにやること。幼少期からスポーツに触れてほしいと考えているし、生理による中高生のスポーツ離れを防ぎたい。エンジョイスポーツとしてスポーツを広め、健康寿命延伸に寄与したい」と話がありました。
[画像6: https://prtimes.jp/i/21661/138/resize/d21661-138-8493bc0dc4d9c55a2959-5.jpg ]
参加者からの「日本のピル普及率は低いと聞くが、スポーツ選手にも広まっていないのか」という質問には潮田氏が「アジアは進んでいるイメージはなく、ヨーロッパの選手はもっと意識レベルが高いイメージ」「アスリートは“身体のスペシャリスト”というイメージがあると思うのでアスリートが身体の不調をしっかりコントロールしているのは社会に対しての良いインパクトになると思う。現役アスリートももっとオープンに話してもらえるといい」と答えました。
また「婦人科を受診するハードルがまだまだ高いように感じる。このハードルを下げるには」という質問に対しては堀之内氏が「友人の中でもピルを服用する人もおり、徐々に受け入れられてきている」と学生の状況を話すと、宮路氏が「地方に行くと婦人科がなかったり、時間的に通院が厳しいこともある。コロナ禍により初診もオンライン診察可になったので、これを後退させてはいけない」とオンライン診察が受診ハードルを下げるカギであることが話されました。
潮田氏からは「検診をやっていく文化が根付くと良い。20歳になったら“お酒”ではなく”婦人科に行こう!”など、文化にしていければ」とアイデアが出ました。
最後に石井は「生物学的な女性・男性と区切らず、自分の身体のこと、大切な周りの人のことを考えることが問題を進める一歩になる。自分の身近な人と対話をしてみると、知らなかった問題を一歩一歩進めていける。今回のイベントがその良い機会になった」と締めくくりました。
ネクイノでは今後も様々な立場の方と対話をし、ミッションである「世界中の医療空間と体験をRe?designする」の実現に向け活動してまいります。
<イベント開催レポートは下記でも公開しています>
https://note.com/ni_inc/n/n5ca4110c91b8
■登壇者プロフィール:
Femtech振興議員連盟(フェムテック議連)事務局長 宮路 拓馬氏
「多様で公正な社会の実現」が政治信条。2014年の衆院選で自民党全国最年少初当選。農林水産業や観光業の振興、エネルギー政策、離島振興などの分野に明るい。一方、生理や更年期に伴う身体のつらさや悩みなど、女性が抱える特有の健康課題をテクノロジーの力で解決する「フェムテック」や、障害者に対する性暴力問題など、これまでタブー視されがちだった問題に真正面から取り組む。2020年9月、総務大臣政務官に就任。前職の総務省勤務時代の現場経験を生かし、携帯料金の引下げや行政のデジタル化、ワクチン接種の推進等で成果を上げる。2021年10月の衆院選で鹿児島1 区から出馬し、3期目の当選を果たす。同年11月、第2次岸田内閣において内閣府大臣政務官に就任。こども庁の創設をはじめとする、こども・子育て政策やデジタル田園都市国家構想など、政権の最重要課題を担当した。2022年8月12日、内閣府大臣政務官を退任。現在自民党農林部会長代理・水産部会長代理・女性局長代理等として党務に励む傍ら、Femtech振興議員連盟(フェムテック議連)事務局長など多方面に渡る政策分野で活躍する。
元バドミントン日本代表/一般社団法人Woman's ways代表理事 潮田 玲子氏
6歳でバドミントンをはじめ中学3年生の時に全国中学生大会女子シングルスで自身初の全国優勝を果たす。小椋久美子さんとペアを結成し、“オグシオ”の愛称で注目を集め04ー08年全日本総合選手権大会で5連覇達成、05年アジア大会銅メダル、デンマークオープン優勝、07年世界選手権銅メダル、北京五輪5位入賞。北京五輪後混合ダブルスに転向し池田信太郎さんとペアを組み、09年全日本社会人優勝、11年全日本総合選手権優勝、11年オランダオープン準優勝、ドイツオープン準優勝、シンガポールオープン準優勝、11年より初開催された世界トップ8のみが出場できるツアーファイナルズにてベスト4に入りロンドン五輪出場を果たす。同年9月ジャパンオープン3位入賞を最後に現役を引退。引退後はスポーツコメンテーターをはじめバドミントン解説やバドミントンクリニック、講演活動など普及活動に努め多方面で活動している。
2014年より日本バドミントン協会 広報委員会に就任。
三洋電機 (2002.3.22〜2010.4.30)
日本ユニシス (2010.5.16〜2012.10.31)
2011-2012 JOCシンボルアスリート
慶応義塾大学・みやじ拓馬事務所インターン 堀之内 みくり氏
小学校卒業までを東京ですごし、中学校入学を機に鹿児島県へ移住する。
中学校、高等学校を鹿児島で過ごし、その後慶應義塾大学法学部へ入学。
株式会社ネクイノ 代表取締役 石井 健一
薬剤師・経営管理学修士(MBA)。2001年に帝京大学薬学部卒業後、外資系製薬会社アストラゼネカに入社。2005年よりノバルティスファーマにて、医療情報担当者として臓器移植のプロジェクトなどに従事。2013年に関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科院を卒業後、医療系コンサルティングファームを経て、2016年6月、「世界中の医療空間と体験をRe?designする」というミッションのもと、株式会社ネクイノ(旧ネクストイノベーション株式会社)を創業。
■株式会社ネクイノ 会社概要
医師や薬剤師、弁護士など、医療及び関連法規分野に知見を持つ人材が集まり、2016年6月に創業。ICTを活用したオンライン診察をはじめ、健康管理支援、未病対策など、一人ひとりのライフスタイルや健康状態に合わせて選択活用できる医療環境を生み出している。「世界中の医療空間と体験をRe?designする」メディカルコミュニケーションカンパニーを掲げ、テクノロジーと対話の力で世の中の視点を上げ、イノベーションの社会実装を推進。2018年6月、婦人科領域に特化したオンライン診察プラットフォーム「スマルナ」をリリース。2020年にはマイナンバーカードと健康保険証をリンクさせるセキュアな個人認証システム「メディコネクト」の提供を開始。
スマルナとは
2018年6月にリリースされた、スマホでピルの相談・診察・処方まで行えるオンライン・ピル処方サービス。生理や避妊で悩む方と医師をオンライン上でつなぎ、時間や場所にとらわれずに診察を受けることができる。また、ピルの処方と指定住所へのお届けのほか、助産師や薬剤師によるスマルナ医療相談室を運営。メディカルコミュニケーション数(※)は273万件を突破。10代〜30代の方々を中心にご利用いただいており、スマルナアプリのダウンロード数は累計98万件を超える。(2022年12月末時点)
スマルナ公式サイト:https://smaluna.com/
(※)メディカルコミュニケーション数
スマルナでのオンライン診察回数、医療相談数、およびピルのお届け数の累計数
会社名:株式会社ネクイノ(英表記:Next Innovation Inc.)
代表取締役:石井 健一
所在地:〒530-0002大阪府大阪市北区曽根崎新地1丁目13番22号 御堂筋フロンティア WeWork
URL:https://nextinnovation-inc.co.jp/
設立:2016年6月3日