仏・ロレアル、サステナブルな美のために植物由来成分を大規模に開発するバイオテクノロジーベンチャーに投資
[23/03/27]
提供元:PRTIMES
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革新的な代替原料の創造のためのグリーンサイエンスを推進する新たな投資
現地時間2023年3月22日、ロレアルグループ(本社:パリ)は、バイオテクノロジー企業であるGeno(ジェノ)社が主導するベンチャーに、美容製品の主要成分の持続可能な代替品を創出するため新たに投資することを発表しました。ロレアルは、ユニリーバ、花王とともに、このベンチャーの設立メンバーになる予定です。
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今回の投資は、ロレアルのコーポレートベンチャーファンド「BOLD」を通じて行われ、生物由来で持続可能な新成分の創出を支援します。ジェノ社のバイオテクノロジー領域の知見を活かし、ロレアルは従来用いてきた成分を、植物由来の糖類などから作られるようなバイオ由来の代替品に置き換えます。これらの新成分は、ロレアルの様々な製品に使用され、ロレアルが2030年に向けて掲げている目標「100%の処方をエコデザイン化する」「95%の成分をバイオべース由来もしくは豊富な鉱物由来の成分に切り替える」の達成に向け、大きく飛躍することになります。
ロレアルのグリーンサイエンスは生物多様性、天然資源、水生生態系を尊重しつつ原料を確保するために、4つの科学技術の分野に注目していますが、バイオテクノロジーはその(分野の)1つです。この投資は、美容業界が環境に与える負荷のさらなる削減に貢献し、ロレアル・フォー・ザ・フューチャーで掲げる2030年までの目標達成に向けた大きな一歩です。
ロレアルグループの副最高経営責任者 リサーチ&イノベーション / テクノロジー部門担当であるバーバラ・ラヴェルノは次の通り述べています。「ロレアルは、科学にはより良い世界を創造する力があると信じており、私たちの専門知識を活かして美容業界にポジティブな変化をもたらすことに全力を尽くしています。だからこそグリーンサイエンスは私たちの研究の礎です。バイオテクノロジーに基づく代替成分の開発というユニークなアプローチを取るジェノ社との提携は、より持続可能な未来という私たちのビジョンと完全に一致しています。他の美容企業とも協力することで、専門的な知見を集結し、人的資源を活かすことができ、より意義のあるインパクトを協働してもたらすことができるでしょう」
ロレアルの北米リサーチ&イノベーション担当プレジデントであるサンフォード・ブラウンは、次の通りコメントしています。「本投資は、責任ある革新的な美のソリューションを消費者に提供するという当社の目的に合致するだけでなく、北米における当社のイノベーションのエコシステムを強化します。また、当社が『世界をつき動かすような美の創造』のために、サステナビリティと環境負荷軽減のコミットメントを共有するパートナーとのコラボレーションに意欲的であることも明確に示すものです」
ジェノ社の最高経営責任者であるクリストフ・シリングは、次のように述べています。「ロレアルがグローバル大手ブランドによって構成される素晴らしいチーム加わることは、トレーサビリティが確保でき、環境危機への適応性が高く、持続可能な素材を大規模に創り出すことが、重要かつ喫緊のニーズであることを示しています。ロレアルのコミットメントは、大規模な素材市場をターゲットに、今後数年間で世界の二酸化炭素排出量を1億トン以上削減するというジェノ社の目標をさらに加速させます。私たちは、ロレアルが2030年までの達成を掲げる、『処方成分の95%をバイオベース由来とする』『パッケージ素材をトレーサビリティが保証され、持続可能な調達源からのものとする』という野心的な目標の達成に貢献できることに意義を感じています。私たちは、これまでにも大規模なインパクトをもたらすことができると証明しています。ジェノ社の技術は、当初から持続可能な原料を大規模に供給することで、原料の移行を加速させるために開発されたものです。本べンチャーは、美容・パーソナルケア業界における原料の移行を実現させる準備をすでに整えています。このパートナーシップは、世界規模で急速に進む持続可能な製品へのニーズの高まりに応えるという、私たちのベンチャーの使命をさらに飛躍させるでしょう」
ロレアルについて https://www.loreal.com/ja-jp/japan/
ロレアルは、110年以上にわたり、世界の消費者の美に対する願望を満たすという、ただひとつのことに専念してきた世界有数のビューティカンパニーです。「世界をつき動かすような美の創造」という私たちのパーパスは、美に対する私たちのアプローチを、包摂的、倫理的かつ寛容であり、社会と環境の持続可能性にコミットするものであると定義しています。36の国際的なブランドからなる幅広いポートフォリオと、「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」プログラムにおける野心的なサステナビリティへの取り組みにより、私たちは世界中の一人ひとりに、品質、効果、安全性、誠意、責任の面で最高のものを提供し、その無限の多様性において美を祝福しています。87,400人の献身的な従業員、バランスのとれた地理的なフットプリント、すべての流通ネットワーク(Eコマース、マス市場、百貨店、ドラッグストア、ヘアサロン、直営店、トラベルリテール)での販売により、2022年のグループの売上高は382億6千万ユーロにのぼります。ロレアルは、世界11カ国に20の研究所を持ち、4,000人以上の科学者と5,500人以上のテック・デジタル専門家からなるリサーチ&イノベーションの専門チームを擁して、美の未来を発明し、ビューティーテックの大手カンパニーになることに注力しています。
ジェノ社について https://www.genomatica.com/
ジェノ社(Genomatica, Inc.)は、生物学を活用して日常製品を作り変え、持続可能な材料への移行を加速しています。喫緊の気候危機に対応するため、ジェノは化石燃料の代わりに植物や廃棄物を原料とする持続可能な材料を開発し、規模を拡大しています。20年以上かけて構築されたジェノ社の技術は、現在、美容、アパレル、自動車、ホーム&パーソナルケア、パッケージング、機能性食品・飲料などの業界において、一般的に使用されている成分や材料の持続可能な代替品を商業化し、スケールアップしています。ジェノ社は、アクアフィル、旭化成、ルルレモン、ユニリーバ、花王、ロレアルなど、世界をリードするブランドと提携しています。
日本ロレアルについて https://www.loreal.com/ja-jp/japan/
ロレアルは 1963 年から日本で事業を開始し、1996 年に日本法人である日本ロレアル株式会社が設立されました。 2022 年末現在 の社員数は2,253 人、取り扱いブランドは 18 です。化粧品の輸入、製造、販売、マーケティングを行っています。日本はロレアルグループのなかで戦略的拠点のひとつであり、マーケティングならびに営業拠点のほか、研究開発所(日本ロレアル リサーチ&イノベーションセンター)と製造工場(株式会社コスメロール)とシュウ ウエムラとタカミの2つのブランドの本社組織(商品企画やグローバル展開施策を策定する組織)を有しています。
現地時間2023年3月22日、ロレアルグループ(本社:パリ)は、バイオテクノロジー企業であるGeno(ジェノ)社が主導するベンチャーに、美容製品の主要成分の持続可能な代替品を創出するため新たに投資することを発表しました。ロレアルは、ユニリーバ、花王とともに、このベンチャーの設立メンバーになる予定です。
[画像1: https://prtimes.jp/i/4813/163/resize/d4813-163-a4a004bb5b6874c2cbff-1.jpg ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/4813/163/resize/d4813-163-659c90ee8382175154d5-0.jpg ]
今回の投資は、ロレアルのコーポレートベンチャーファンド「BOLD」を通じて行われ、生物由来で持続可能な新成分の創出を支援します。ジェノ社のバイオテクノロジー領域の知見を活かし、ロレアルは従来用いてきた成分を、植物由来の糖類などから作られるようなバイオ由来の代替品に置き換えます。これらの新成分は、ロレアルの様々な製品に使用され、ロレアルが2030年に向けて掲げている目標「100%の処方をエコデザイン化する」「95%の成分をバイオべース由来もしくは豊富な鉱物由来の成分に切り替える」の達成に向け、大きく飛躍することになります。
ロレアルのグリーンサイエンスは生物多様性、天然資源、水生生態系を尊重しつつ原料を確保するために、4つの科学技術の分野に注目していますが、バイオテクノロジーはその(分野の)1つです。この投資は、美容業界が環境に与える負荷のさらなる削減に貢献し、ロレアル・フォー・ザ・フューチャーで掲げる2030年までの目標達成に向けた大きな一歩です。
ロレアルグループの副最高経営責任者 リサーチ&イノベーション / テクノロジー部門担当であるバーバラ・ラヴェルノは次の通り述べています。「ロレアルは、科学にはより良い世界を創造する力があると信じており、私たちの専門知識を活かして美容業界にポジティブな変化をもたらすことに全力を尽くしています。だからこそグリーンサイエンスは私たちの研究の礎です。バイオテクノロジーに基づく代替成分の開発というユニークなアプローチを取るジェノ社との提携は、より持続可能な未来という私たちのビジョンと完全に一致しています。他の美容企業とも協力することで、専門的な知見を集結し、人的資源を活かすことができ、より意義のあるインパクトを協働してもたらすことができるでしょう」
ロレアルの北米リサーチ&イノベーション担当プレジデントであるサンフォード・ブラウンは、次の通りコメントしています。「本投資は、責任ある革新的な美のソリューションを消費者に提供するという当社の目的に合致するだけでなく、北米における当社のイノベーションのエコシステムを強化します。また、当社が『世界をつき動かすような美の創造』のために、サステナビリティと環境負荷軽減のコミットメントを共有するパートナーとのコラボレーションに意欲的であることも明確に示すものです」
ジェノ社の最高経営責任者であるクリストフ・シリングは、次のように述べています。「ロレアルがグローバル大手ブランドによって構成される素晴らしいチーム加わることは、トレーサビリティが確保でき、環境危機への適応性が高く、持続可能な素材を大規模に創り出すことが、重要かつ喫緊のニーズであることを示しています。ロレアルのコミットメントは、大規模な素材市場をターゲットに、今後数年間で世界の二酸化炭素排出量を1億トン以上削減するというジェノ社の目標をさらに加速させます。私たちは、ロレアルが2030年までの達成を掲げる、『処方成分の95%をバイオベース由来とする』『パッケージ素材をトレーサビリティが保証され、持続可能な調達源からのものとする』という野心的な目標の達成に貢献できることに意義を感じています。私たちは、これまでにも大規模なインパクトをもたらすことができると証明しています。ジェノ社の技術は、当初から持続可能な原料を大規模に供給することで、原料の移行を加速させるために開発されたものです。本べンチャーは、美容・パーソナルケア業界における原料の移行を実現させる準備をすでに整えています。このパートナーシップは、世界規模で急速に進む持続可能な製品へのニーズの高まりに応えるという、私たちのベンチャーの使命をさらに飛躍させるでしょう」
ロレアルについて https://www.loreal.com/ja-jp/japan/
ロレアルは、110年以上にわたり、世界の消費者の美に対する願望を満たすという、ただひとつのことに専念してきた世界有数のビューティカンパニーです。「世界をつき動かすような美の創造」という私たちのパーパスは、美に対する私たちのアプローチを、包摂的、倫理的かつ寛容であり、社会と環境の持続可能性にコミットするものであると定義しています。36の国際的なブランドからなる幅広いポートフォリオと、「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」プログラムにおける野心的なサステナビリティへの取り組みにより、私たちは世界中の一人ひとりに、品質、効果、安全性、誠意、責任の面で最高のものを提供し、その無限の多様性において美を祝福しています。87,400人の献身的な従業員、バランスのとれた地理的なフットプリント、すべての流通ネットワーク(Eコマース、マス市場、百貨店、ドラッグストア、ヘアサロン、直営店、トラベルリテール)での販売により、2022年のグループの売上高は382億6千万ユーロにのぼります。ロレアルは、世界11カ国に20の研究所を持ち、4,000人以上の科学者と5,500人以上のテック・デジタル専門家からなるリサーチ&イノベーションの専門チームを擁して、美の未来を発明し、ビューティーテックの大手カンパニーになることに注力しています。
ジェノ社について https://www.genomatica.com/
ジェノ社(Genomatica, Inc.)は、生物学を活用して日常製品を作り変え、持続可能な材料への移行を加速しています。喫緊の気候危機に対応するため、ジェノは化石燃料の代わりに植物や廃棄物を原料とする持続可能な材料を開発し、規模を拡大しています。20年以上かけて構築されたジェノ社の技術は、現在、美容、アパレル、自動車、ホーム&パーソナルケア、パッケージング、機能性食品・飲料などの業界において、一般的に使用されている成分や材料の持続可能な代替品を商業化し、スケールアップしています。ジェノ社は、アクアフィル、旭化成、ルルレモン、ユニリーバ、花王、ロレアルなど、世界をリードするブランドと提携しています。
日本ロレアルについて https://www.loreal.com/ja-jp/japan/
ロレアルは 1963 年から日本で事業を開始し、1996 年に日本法人である日本ロレアル株式会社が設立されました。 2022 年末現在 の社員数は2,253 人、取り扱いブランドは 18 です。化粧品の輸入、製造、販売、マーケティングを行っています。日本はロレアルグループのなかで戦略的拠点のひとつであり、マーケティングならびに営業拠点のほか、研究開発所(日本ロレアル リサーチ&イノベーションセンター)と製造工場(株式会社コスメロール)とシュウ ウエムラとタカミの2つのブランドの本社組織(商品企画やグローバル展開施策を策定する組織)を有しています。