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NVIDIA、Omniverse オープン ベータ を発表し、デザイナーがリアルタイムで、自宅から、あるいは世界中でコラボレーションできる環境を実現

フォトリアリスティックな 3D シミュレーションとコラボレーション プラットフォームのオープン ベータ版の公開に向けて、Ericsson や Foster + Partners、Lucasfilm など 40 以上のパートナーを対象としたアーリー アクセス プログラムを実施




[画像: https://prtimes.jp/i/12662/173/resize/d12662-173-754803-0.png ]

2020 年 10 月 5 日、カリフォルニア州サンタクララ — GTC —NVIDIA が本日、オープンベータ版の公開を発表し、今秋にダウンロード可能となる、NVIDIA Omniverse™ プラットフォームにより、数千万人のデザイナー、建築家、その他のクリエイターが、仕事場にいるか、リモート作業をしているかどうかにかかわらず、リアルタイムでまもなくコラボレーションできるようになります。

グラフィックス、シミュレーションおよび AI における NVIDIA のブレイクスルーを結集させた、Omniverse は、NVIDIA RTX™ を活用した、世界初 3D シミュレーションおよびコラボレーション プラットフォームで、これによって、物理的世界と仮想の世界が融合し、現実の事柄をリアルタイムかつフォトリアリスティックな細かさでシミュレーションすることができます。

このプラットフォームを使うことにより、リモート チームは、オンラインで文書を共同編集するような簡単さで、プロジェクトでの同時コラボレートができるようになり、たとえば建築家であれば、3D の建物設計を繰り返すこと、アニメーターであれば 3D のシーンを修正すること、エンジニアであれば自律走行車でコラボレートすることが可能になります。

Omniverse のオープンベータ版公開に向けて、1 年間にわたるアーリー アクセス プログラムを実施、Ericsson や Foster + Partners、ILM、Volvo Cars などの 40 以上の企業、ならびに 400 人ものクリエイターと開発者がこのプログラムに参加して、プラットフォームを評価し、NVIDIA のエンジニアリング チームにフィードバックを提供しました。

GPU テクノロジ カンファレンス のデジタル基調講演で、このオープンベータ版を発表した、NVIDIA の創業者/CEO であるジェンスン フアン (Jensen Huang) は、次のように述べています。「物理的世界と仮想世界の融合がますます進んでいます。Omniverse により、世界中を飛び回っている、あるいは自宅のみで作業をしているクリエイターたちのチームが、文書を編集するのと同じくらい簡単に、1つのデザインで共同作業ができるようになります。スタートレックのホロデッキがついに現実のものとなり始めたのです」

Omniverse は、多様な 3D アプリケーションを交流させるために、Pixar で広く採用されている Universal Scene Description (USD) がベースになっています。このプラットフォームでは、リアルタイムでのフォトリアリスティックなレンダリングや物理、マテリアル、業界の主要 3D ソフトウェアを結びつける、インタラクティブなワークフローを含む、NVIDIA テクノロジが採用されています。

Omniverse は、ロボティックス、自動車、建築、エンジニアリングや建設、製造、およびメディアやエンターテインメントといった業界の顧客にとって必要不可欠なコラボレーションとシミュレーションを可能にします。

Pixar の CTO であるスティーブ・メイ (Steve May) 氏は、次のように述べています。「当社は、GPU を使った制作ワークフローで、NVIDIA と長きにわたる関係を築いてきました。NVIDIA が Omniverse で Pixar のUniversal Scene Description を採用したことにより、この関係がさらに深まり、両社は一体となって、最先端のコンピューター グラフィックスをさらに進歩させるための取り組みを続けます」

Avid Technology の創設者であり、Lightcraft Technology の会長である ビル ワーナー (Bill Warner) 氏は、次のように話しています。「Omniverse は、バーチャル プロダクションのすべての様相を一変させる、未来のプラットフォームです。当社は、NVIDIA のこのプラットフォームに注目して、評価を行ってきており、この驚異的な新テクノロジに当社の製品ライン全体を委ねるという結論に達しました」

世界のリーダーたちが、Omniverse でのコラボレーションに注目
Lucasfilm の傘下企業であり、映画やテレビの視覚効果における世界的なリーダーである Industrial Light & Magic (ILM) は、クリエイティブ プロセスとアニメーション パイプラインを改善する能力を獲得することが重要であると呼びかけています。

Lucasfilm および ILM のテクノロジ担当バイスプレジデントであるフランソワ シェルダヴォワーヌ (Francois Chardavoine) 氏は、次のように述べています。「NVIDIA は、最先端のグラフィックス ハードウェアを絶えず進歩させており、Omniverse は、リアルタイム レイトレーシングの大きな可能性を示しています。VFX とアニメーション パイプラインのあらゆる段階を通じて、クリエイティブ プロセスを改善できるということが変革をもたらすでしょう」

その他のNVIDIA Ominiverseアーリー アダプターには、以下のような大手の建築設計およびエンジニアリングの事務所や電気通信企業が含まれています。

・Foster + Partners は、受賞歴のある英国の建築設計とエンジニアリングの事務所で、Omniverse を使って、データ交換のワークフローと共同設計プロセスの改善をしようとしています。

・Woods Bagot は、全世界で建築およびコンサルタント業を行っており、Omniverse プラットフォームを通じて、複雑なモデルの設計や建物の視覚化に対応できる、ハイブリッドなクラウド ワークフローを導入しようとしています。

・Ericsson は、大手の電気通信企業で、Omniverse を使い、現実世界の都市モデルで 5G ネットワークでの信号伝搬のシミュレーションおよび可視化を行おうとしています。

ソフトウェア パートナーからの支持
Omniverse は、Adobe や Autodesk、Bentley Systems、Robert McNeel & Associates、SideFX といった、たくさんの大手ソフトウェア企業から支持されています。Blender は NVIDIA と連携して USD 機能を追加して、Omniverse と同社のソフトウェアを統合させています。NVIDIA は、すべてのアーティストやデザイナーが、自ら選んだアプリケーションを使って Omniverse のコラボレーション機能を活用できるようにするために、他の大手ソフトウェアとも提携しています。

Autodesk は、世界中の同社の数百万人のユーザーが、いかにして Omniverse を採用するのかということに関して楽観的な見方をしています。

Autodesk のデザインおよびクリエイション担当シニア バイスプレジデントのエイミー バンゼル (Amy Bunszel) 氏は、次のように述べています。「NVIDIA との 2 年間にわたるコラボレーションの重要さは、いくら言っても言い足りないくらいです。プロジェクトとチームはますます複雑になっており、主要な業界の Autodesk ユーザーが、私たちと同じように Omniverse のすばらしさを実感し、よりコラボレーティブで没入感にあふれた体験を作り出せるようになると確信しています。これこそが、未来の仕事のかたちなのです」

すべてのソフトウェア パートナーのリストは、nvidia.com/omniverse でご覧いただけます。

Pixar USD: 3D アプリケーションの交流基盤
USD は、多くのエクスポートおよびインポートのワークフローとは異なり、アプリケーション固有のデータも維持しながら、3D のシーンのほとんどをシームレスに共有するための統一された方法とフォーマットが提供されます。この構造により、変更部分だけを中継することができるため、全体の整合性を維持しながら、アプリケーション間で効率的にやりとりされた、コラボレーティブなシーン内でオブジェクトや環境、その他のデザイン要素を編集することができます。

Omniverse の入手方法
nvidia.com/omniverse で Omniverse オープンベータ プログラムにサインアップしてください。Omniverse は、今秋よりダウンロードいただけます。

NVIDIA について
1999 年における NVIDIA (NASDAQ 表示: NVDA) による GPU の発明は、PC ゲーミング市場の成長に爆発的な拍車をかけ、現代のコンピューター グラフィックスを再定義し、並列コンピューティングに革命的変化を起こしました。最近では、GPU ディープラーニングが最新の AI (次世代コンピューティング) に火をつけ、世界を知覚し理解することができるコンピューター、ロボット、自律走行車の脳として GPU は機能しています。詳細は、こちらのリンクから: https://nvidianews.nvidia.com/.
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