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国内自治体初のVANLIFE(バンライフ)イベント開催決まる!「つくばVAN泊2019」発表説明会に全国から「バンライファー」集結

つくば市のシティプロモーション新プロジェクト、まちの実験室「Tsukuba Tomorrow Labo 」がスタート。実験第1弾「つくばVAN泊2019」発表!

茨城県つくば市は、2019年3月21日(木・祝)・22日(金)の2日間にわたり「つくばVAN泊(つくばばんぱく)」の開催を発表した(会場:ポニーキャニオン)。1985年に「つくば科学万博(国際科学技術展覧会)」が開催されたゆかりの地で、バンタイプの自動車を中心に新しい暮らし方や働き方を実践する「バンライファー」(バンライフを実践する人を指す造語)と国内最大の研究学園都市、つくばの研究機関等や研究従事者、エネルギーや生活に関する企業などを募り、“世界のあした的暮らし”を議論・提案する。地方自治体のシティプロモーションとしても、定住とは真逆のように見える「バンライフ」をテーマに、「関係人口」の創出や地域活性化を「科学のまち」ならではの切り口で挑む、前代未聞のイベントとなるようだ。
この事業、「Tsukuba Tomorrow Labo」デザインや「つくばVAN泊」の実施運営をポニーキャニオンが受託、実施する。




[画像: https://prtimes.jp/i/31071/204/resize/d31071-204-512333-0.jpg ]

12月5日に行われた説明会では、はじめに五十嵐立青つくば市長が、開催に至った経緯を説明。その背景にはつくば市が取り組む「SDGs」の達成や、リモートワークなどワークライフバランスを浸透させるための具体的な施策の検討、市が注力するスタートアップ戦略と有力企業の誘致、つくば駅周辺や周辺市街地の活性化対策など、まちづくりにおける課題解決へのチャレンジがあることを語った。また、防災面でも、「バンライフ」は大規模災害時の居住空間を確保できることも含め、「バンライフ」のエコシステムには、「訪れたくなるまち」、「住みたくなるまち」につながるヒントや気づきが数多く含まれているのではないかと結んだ。

「つくばVAN泊2019」に参加予定の「バンライファー」6名と五十嵐市長によるトークイベントでは、つくば市のまちづくりアドバイザー大瀬良亮氏をモデレーターに、ベールに包まれた6名それぞれの「バンライフ」の概要や楽しさ、苦労、課題についてディスカッションが行われた。

6名の顔ぶれは、昭和45年式のバンで「動くスナックApollo(アポロ号)」として九州一周をキャラバンした貞末真吾氏、永田町のシェアオフィスの駐車場を拠点に都市型バンライフを実験中の渡鳥ジョニー氏、『方丈記』を現代にアップデートさせる気持ちで、オフィス兼ホームとして日本各地の取材にバンを活用している成瀬勇輝氏、コミュニティハウスの運営から派生し、未来は不動産ならぬ“可動産”にありと動く家(BUSHOUSE)を制作している青木大和氏。また、これからバンライフをはじめるという全国4ヵ所に農地を持ち“半農×半クリエーター生活”を送っている中村恵久氏は、バンライフビギナーとして3月開催の「つくばVAN泊」に向け、免許取得や車両探しなど一からスタートするという試みを発表した。さらに、持ち運べる水インフラ「WOTA BOX」を開発したWOTA社のCOO前田瑶介氏も登壇。同社は、AIを用いた排水処理技術により、少量の水を循環させて使える移動型シャワーブースを開発。北海道胆振地方における地震の被災地でも活躍し、テレビ番組でも特集された注目を浴びている。
トークセッションの主な内容は、それぞれの「バンライフ」と日々の生活模様、そしてその実践から感じた可能性や課題など。セッションで自動運転技術が話題になり、「車が進化し、モビリティハウスとなって寝ている間に自動運転でどこにでも移動できる時代がやって来たら、人間の暮らし方は確実に変わる。」など、バンライファーならではのビジョンも示された。五十嵐つくば市長は「つくばは先駆的な取り組みの「社会実装」を積極的に行っている。未来の暮らしの新たな可能性を、今回のイベントを通じてぜひみなさんと一緒に探っていきたい」と語った。


■五十嵐立青つくば市長×バンライファー〜トークイベント
・モデレーター
つくば市まちづくりアドバイザー大瀬良亮氏
・パネリスト
五十嵐立青氏(つくば市長)
貞末真吾氏(動くスナックApollo)
渡鳥ジョニー氏(VLDK)
成瀬勇輝氏(ON THE TRIP)
青木大和氏(BUSHOUSE)
中村恵久氏(移動型農耕民)
前田瑶介氏(WOTA)
*前田氏もBUSHOUSEのメンバーだが今回はWOTA社として登壇。

ポニーキャニオンが展開している地方創生関連事業の一環で、この新プロジェクト「Tsukuba Tomorrow Labo」の立ち上げと、第1弾実験「つくばVAN泊2019」の実施運営をつくば市と協業で展開。キックオフとなる発表説明会のイベントも共同で計画・実施した。

■ふるさと納税型クラウドファンディングの実施について
・モデレーター
大瀬良亮氏(つくば市まちづくりアドバイザー)
・パネリスト
五十嵐立青氏(つくば市長)
坊垣佳奈氏(株式会社マクアケ 取締役)

つくば市は、「つくばVAN泊」の資金調達を機に、初のふるさと納税型クラウドファンディングを予定していることを発表した。そのパートナーとなるのが、自身もつくば市で育ったというクラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」の坊垣佳奈氏。

ふるさと納税の現状や自社で行っているクラウドファンディング型ふるさと納税についてトークセッションが繰り広げられた。
五十嵐市長が、つくば市内で開催するマラソンの出走券など、人気のあるリターン(返礼品)もあるが、全体的には寄付金の流出が流入を大きく上回っており、昨年度では約4億円のマイナス。税収に大きな影響を及ぼしており、今回の取り組みはその対策を検討する中での実験であり挑戦でもある、と実施に至る背景を語った。これを受けて坊垣氏は、つくば市のような都市型のふるさと納税は全国的にみても苦戦しているが、購入型クラウドファンディングのリーディングカンパニーとしての強みを生かし、魅力発信をサポートしたい、と語った。

「つくばVAN泊2019」と「ふるさと納税型クラウドファンディング」の発表をしたつくば市。自治体としての新しい取り組みに今後も注目だ。

公式サイト
https://tsukuba.tomorrow-labo.jp/
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