アジア太平洋地域における2019年上半期のホテル投資は45億米ドル
[19/10/18]
提供元:PRTIMES
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日本、中国、オーストラリアの投資家による国内投資が活発化
(2019年8月28日にシンガポールから発表されたリリースの抄訳版です)
東京 2019年10月17日 – 総合不動産サービス大手JLL(本社: 米国シカゴ、CEO: クリスチャン・ウルブリック、NYSE: JLL、以下: JLL)が発表した最新版の「JLL Hotel Investment Highlights(JLLホテル インベストメント ハイライト)」(https://www.joneslanglasalle.com.cn/en/trends-and-insights/research/hotel-investment-highlights-half-year-2019)によると、アジア太平洋地域における2019年上半期のホテル投資額は45億米ドル、日本、中国、オーストラリアの投資家による国内投資が総額の半分を占めました。
本レポートによると、投資家は地政学的リスクが高まりつつある地域に対する投資配分の見直しを迫られており、リスク対応として自国への投資機会をうかがっています。
日本のホテル投資額はアジア太平洋地域で最大の11.4億米ドルとなりました。総額の半分以上はJ-REITによる投資で、ヒルトン東京お台場(624億円、5億6,350万米ドル)やホテルオリエンタルエクスプレス大阪心斎橋(27.38億万円、2,520万米ドル)※の取得などがあげられます。
JLLホテルズ&ホスピタリティグループ アジア CEOのマイク バチェラーは次のように述べています。「日本の低い借入コストや、2019年ラグビーワールドカップ、2020年東京オリンピック・パラリンピック、2025年大阪万博など世界的なイベントに下支えされる今後の成長期待を反映し、日本の機関投資家によるホテルへの投資需要は高まっています。2019年の訪日外客数推計は12%増と予測されており、東京や大阪を含む主要都市に立地するホテルへの投資は2019年下半期も継続するでしょう」
中国のホテル投資額は11億米ドルとなり、同地域で2番目の投資額となりました。2019年第1四半期には、中国のECサイト大手JD.com(京東商城)が北京のジェイドパレスホテルを取得(4億米ドル)しており、年内までにオフィスを含む複合施設にコンバージョンされる予定です。
バチェラーは、「中国では、国内投資家がホテルを取得してオフィスなどへの用途変更するのがトレンドで、本取引がその事例です。中国でのホテル取引は平方メートルあたりの価格がベースで、他の商業用不動産よりも低くなる傾向にあります。低利回りでの取引が多くなる中、海外投資家はホテル市場から国内不動産への投資に移行しつつあります」と述べています。
※ ヒルトン東京お台場:http://www.jhrth.co.jp/file/portfolio_files-6483a91ed26aeed39c775a07fdaa4f096320f799.pdf
ホテルオリエンタルエクスプレス大阪心斎橋:http://www.jhrth.co.jp/file/portfolio_files-b5c416ca1ba88ec77089cb9fc95fd593df7e6cd2.pdf
オーストラリアのホテル市場は伝統的にオフショア投資家による投資が多い市場であるものの、2019年上半期の投資額3億8,820万米ドルのうち国内投資家による投資が80%を占めました。取引例として、ネクスト ホテル ブリスベン、ヒルトン・サーファーズパラダイス、MACq 01 ホテル、メイフェア ホテルがあげられます。
JLLオーストラリア ホテルズ&ホスピタリティグループ CEOのクレイグ・コリンズは、次のように述べています。
「2019年上半期に取引されたアセットタイプ、立地、規模感は大型の国内投資家の投資要件に合致していました。2018年から2019年にかけて、ホテルを取得したオーストラリアの投資家は3倍に増加しています。オーストラリアのホテル投資市場は国内の投資家が活発になる一方で、オフショア投資家にとってもコアな市場であることから、2019年下半期は海外投資家による投資が活発化すると予測されます」
JLL 日本 執行役員 ホテルズ&ホスピタリティグループ事業部長 沢柳 知彦は次のように述べています。
「短期的には訪日外客数成長率が鈍化していますが、日本におけるホテル投資は都市・セグメントによってはまだ更なる成長が期待できます。また、グローバルなホテル投資家は、日本のゼロ金利政策・政治的安定性・観光産業育成への政府の支援姿勢・低いテロリスク・不動産売買マーケットの大きさなどの投資環境は引き続きポジティブに評価しており、オフショア投資家による投資意欲は引き続き旺盛です」
「JLL Hotel Investment Highlights First Half 2019(JLLホテル インベストメント ハイライト 2019年上半期)」の詳細はこちら(https://www.joneslanglasalle.com.cn/en/trends-and-insights/research/hotel-investment-highlights-half-year-2019)からご覧ください(英語のみ)。
JLLについて
JLL(ニューヨーク証券取引所上場:JLL)は、不動産に関わるすべてのサービスをグローバルに提供する総合不動産サービス会社です。JLLは不動産市場を再考し、皆様のアンビション実現を支援する不動産の機会やスペースを提供するとともに、お客様、人、コミュニティにとってよりよい明日を築くことを目指します。フォーチュン500に選出されているJLLは、2019年6月30日現在、世界80ヵ国で展開、従業員約92,000名を擁し、売上高は163億米ドルです。JLLは、ジョーンズ ラング ラサール インコーポレイテッドの企業呼称及び登録商標です。
http://www.jll.com
(2019年8月28日にシンガポールから発表されたリリースの抄訳版です)
東京 2019年10月17日 – 総合不動産サービス大手JLL(本社: 米国シカゴ、CEO: クリスチャン・ウルブリック、NYSE: JLL、以下: JLL)が発表した最新版の「JLL Hotel Investment Highlights(JLLホテル インベストメント ハイライト)」(https://www.joneslanglasalle.com.cn/en/trends-and-insights/research/hotel-investment-highlights-half-year-2019)によると、アジア太平洋地域における2019年上半期のホテル投資額は45億米ドル、日本、中国、オーストラリアの投資家による国内投資が総額の半分を占めました。
本レポートによると、投資家は地政学的リスクが高まりつつある地域に対する投資配分の見直しを迫られており、リスク対応として自国への投資機会をうかがっています。
日本のホテル投資額はアジア太平洋地域で最大の11.4億米ドルとなりました。総額の半分以上はJ-REITによる投資で、ヒルトン東京お台場(624億円、5億6,350万米ドル)やホテルオリエンタルエクスプレス大阪心斎橋(27.38億万円、2,520万米ドル)※の取得などがあげられます。
JLLホテルズ&ホスピタリティグループ アジア CEOのマイク バチェラーは次のように述べています。「日本の低い借入コストや、2019年ラグビーワールドカップ、2020年東京オリンピック・パラリンピック、2025年大阪万博など世界的なイベントに下支えされる今後の成長期待を反映し、日本の機関投資家によるホテルへの投資需要は高まっています。2019年の訪日外客数推計は12%増と予測されており、東京や大阪を含む主要都市に立地するホテルへの投資は2019年下半期も継続するでしょう」
中国のホテル投資額は11億米ドルとなり、同地域で2番目の投資額となりました。2019年第1四半期には、中国のECサイト大手JD.com(京東商城)が北京のジェイドパレスホテルを取得(4億米ドル)しており、年内までにオフィスを含む複合施設にコンバージョンされる予定です。
バチェラーは、「中国では、国内投資家がホテルを取得してオフィスなどへの用途変更するのがトレンドで、本取引がその事例です。中国でのホテル取引は平方メートルあたりの価格がベースで、他の商業用不動産よりも低くなる傾向にあります。低利回りでの取引が多くなる中、海外投資家はホテル市場から国内不動産への投資に移行しつつあります」と述べています。
※ ヒルトン東京お台場:http://www.jhrth.co.jp/file/portfolio_files-6483a91ed26aeed39c775a07fdaa4f096320f799.pdf
ホテルオリエンタルエクスプレス大阪心斎橋:http://www.jhrth.co.jp/file/portfolio_files-b5c416ca1ba88ec77089cb9fc95fd593df7e6cd2.pdf
オーストラリアのホテル市場は伝統的にオフショア投資家による投資が多い市場であるものの、2019年上半期の投資額3億8,820万米ドルのうち国内投資家による投資が80%を占めました。取引例として、ネクスト ホテル ブリスベン、ヒルトン・サーファーズパラダイス、MACq 01 ホテル、メイフェア ホテルがあげられます。
JLLオーストラリア ホテルズ&ホスピタリティグループ CEOのクレイグ・コリンズは、次のように述べています。
「2019年上半期に取引されたアセットタイプ、立地、規模感は大型の国内投資家の投資要件に合致していました。2018年から2019年にかけて、ホテルを取得したオーストラリアの投資家は3倍に増加しています。オーストラリアのホテル投資市場は国内の投資家が活発になる一方で、オフショア投資家にとってもコアな市場であることから、2019年下半期は海外投資家による投資が活発化すると予測されます」
JLL 日本 執行役員 ホテルズ&ホスピタリティグループ事業部長 沢柳 知彦は次のように述べています。
「短期的には訪日外客数成長率が鈍化していますが、日本におけるホテル投資は都市・セグメントによってはまだ更なる成長が期待できます。また、グローバルなホテル投資家は、日本のゼロ金利政策・政治的安定性・観光産業育成への政府の支援姿勢・低いテロリスク・不動産売買マーケットの大きさなどの投資環境は引き続きポジティブに評価しており、オフショア投資家による投資意欲は引き続き旺盛です」
「JLL Hotel Investment Highlights First Half 2019(JLLホテル インベストメント ハイライト 2019年上半期)」の詳細はこちら(https://www.joneslanglasalle.com.cn/en/trends-and-insights/research/hotel-investment-highlights-half-year-2019)からご覧ください(英語のみ)。
JLLについて
JLL(ニューヨーク証券取引所上場:JLL)は、不動産に関わるすべてのサービスをグローバルに提供する総合不動産サービス会社です。JLLは不動産市場を再考し、皆様のアンビション実現を支援する不動産の機会やスペースを提供するとともに、お客様、人、コミュニティにとってよりよい明日を築くことを目指します。フォーチュン500に選出されているJLLは、2019年6月30日現在、世界80ヵ国で展開、従業員約92,000名を擁し、売上高は163億米ドルです。JLLは、ジョーンズ ラング ラサール インコーポレイテッドの企業呼称及び登録商標です。
http://www.jll.com