平成元年と平成30年の新卒社会人各1,000人を対象にした仕事観に関する調査
[19/02/20]
提供元:PRTIMES
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平成30年でも根強く残る「安定志向」と「変化を避ける傾向」― 仕事より自分のことを優先する一方、出世欲や同期に対する競争心は旺盛
人財サービスのグローバルリーダーであるアデコグループの日本法人で、総合人事・人財サービスを展開するアデコ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川崎健一郎、以下「アデコ」)は、平成元年に新卒で社会人となった1,000名(男性:524名、女性:476名、以下「平成元年新卒組」)と、平成30年に新卒で社会人となった1,000名(男性:443名、女性:557名、以下「平成30年新卒組」)を対象に、仕事観に関する調査を行いました。
【調査結果まとめ】
平成元年新卒入社の社会人と平成30年新卒入社の社会人どちらも、大手の企業を好む安定志向や、一つの企業で働き続けることを望み変化を避ける傾向が強かった。
平成30年入社の新卒社会人は、平成元年入社の新卒社会人と比べ、会社や仕事よりも自分のことを優先したいと考えている。しかし、出世欲は旺盛で同期に対する競争心も強い。
平成元年入社の新卒社会人は、平成30年入社の新卒社会人に比べて、就活時に給与水準をより重視していた。また、同期に対する競争心は弱いが、収入のためなら勤務時間は長くてもよいと考えていた。
平成30年入社の新卒社会人の男性は、6割が「主夫になっても良い」と考えている。一方で、平成30年新卒入社の女性の6割は、「配偶者には主夫になってほしくない」と考えている。
【調査結果詳細】
(1)新卒入社時の意識:現在も昔も変わらぬ安定志向
平成元年新卒組と平成30年新卒組各1,000人に対し、新卒入社時に安定した大手の企業と今後伸びそうな新しい企業のどちらで働きたいかと考えていたかを質問したところ、どちらのグループでも7割近くが「安定した大手の企業で働きたいと考えていた」と回答しました。新卒で就職する若者の多くが安定を志向する傾向は、この30年間で変わらないようです。
[画像1: https://prtimes.jp/i/1264/507/resize/d1264-507-183297-0.png ]
(2)新卒入社後のキャリア構築に対する考え方:若者に根強く残る環境の変化を避ける傾向
平成元年新卒組と平成30年新卒組各1,000人に対し、新卒入社時に一つの企業でずっと働いていたいと思っていたかどうかを質問したところ、平成元年新卒組は、約7割が「一つの企業でずっと働いていたいと思っていた」と答えました。平成30年新卒組でも、その割合は減少したものの、半数以上が転職せず入社した企業で働き続けたいと考えいました。平成の30年が経過しても、若者の間に環境の変化を避ける傾向が根強く残っていることが伺える結果となりました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/1264/507/resize/d1264-507-331140-1.png ]
(3)就活中の会社選びで重視したこと:平成元年は収入、現在はワークライフバランス
平成元年新卒組と平成30年新卒組各1,000人に対し、就活中の会社選びで何を重視していたかを質問したところ、平成元年新卒組が重視していたことのトップ3は1位「やりたい仕事ができる」(47.4%)、2位「給与の水準が高い」(35.5%)、3位「福利厚生が充実している」(29.9%)でした。一方、平成30年新卒組が重視していたことのトップ3は、1位「福利厚生が充実している」(57.6%)、2位「やりたい仕事ができる」(52.0%)、3位「ワークライフバランスが実現できる」(51.1%)でした。
「やりたい仕事ができる」と「福利厚生が充実している」は、どちらのグループも共通して重視していました。大きな違いがみられたのは、給与とワークライフバランスについての意識です。平成元年新卒組は、「給与の水準が高い」を会社選びで重要視することの2位に選びました。しかし、平成30年新卒組のトップ3には、「給与水準が高い」ではなく「ワークライフバランスが実現できる」が入りました(第3位)。平成の30年間で、若者の間で仕事とプライベートをいかに両立させるかについての意識が大きく高まったことが伺えます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/1264/507/resize/d1264-507-411878-8.png ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/1264/507/resize/d1264-507-967822-9.png ]
(4)新卒入社時の仕事とプライベートに関する意識:仕事よりも自分のことを優先したいと考える傾向が強まる
平成元年新卒組と平成30年新卒組各1,000人に対し、新卒入社時に自分のことと仕事での成功どちらを優先したいと考えていたかを質問したところ、どちらのグループも「会社や仕事のことより、自分のことを優先したいと考えていた」と答えた人の割合が多い結果となりました。ただ、その割合は平成元年新卒組の62.5%に対して平成30年新卒組は75.1%と10ポイント以上も高く、現代の若者の方が自分のことを優先する傾向がより強いことが伺えます。
[画像5: https://prtimes.jp/i/1264/507/resize/d1264-507-727729-2.png ]
(5)新卒入社時の出世に対する考え方:出世欲が旺盛な現代の若者
平成元年新卒組と平成30年新卒組各1,000人に対し、新卒入社時にどの程度出世意欲があったかを質問したところ、平成30年新卒組の方が積極的に出世をしたいと考えていました。「出世したい」と答えた割合が平成30年新卒組では52.2%だったのに対して、平成元年新卒組では31.6%と、20ポイント以上もの大きな差がありました。
続けて、「出世したい」と答えたグループ(平成元年新卒組316人、平成30年新卒組522人)に対しどの程度まで出世をしたいと思っているかを質問した結果、平成30年新卒組の方がより上の役職を目指していることが明らかになりました。同じように出世欲があっても、現代の若者の方がより貪欲に上のポジションを狙っているようです。
[画像6: https://prtimes.jp/i/1264/507/resize/d1264-507-463030-3.png ]
[画像7: https://prtimes.jp/i/1264/507/resize/d1264-507-146687-4.png ]
(6)新卒入社時の同期に対する意識:同期への競争心が強い現代の若者
平成元年新卒組と平成30年新卒組各1,000人に対し、新新卒入社時に同期に対して競争心があったかどうかを質問したところ、平成元年新卒組は6割以上が「同期に対する競争心はない」と回答しました。一方、平成30年新卒組は半数以上が「同期には負けたくない」と考えていたことが分かりました。今回の調査では現代の若者の出世欲の旺盛さが明らかになっていますが、同期に対する競争心も強いようです。
[画像8: https://prtimes.jp/i/1264/507/resize/d1264-507-449578-5.png ]
(7)新卒入社時の働き方に関する意識:収入が増えれば勤務時間は長くて良いと考えていた平成元年新卒組
平成元年新卒組と平成30年新卒組各1,000人に対し、新卒入社時に収入と勤務時間どちらを優先したいと考えていたかを質問したところ、どちらのグループでも「収入が多くなるなら、勤務時間が長くても良い」と考えていた人の割合が多い結果となりましたが、平成元年新卒組の方がより強くその傾向を持っていました。時代の移り変わりとともに、若者の間でワークライフバランスへの意識が高まったことが、ここでも伺えます。
[画像9: https://prtimes.jp/i/1264/507/resize/d1264-507-331626-6.png ]
(8)現代の若者の間での男性が「主夫」になることへの賛否:男性側は肯定するも、女性側は否定的
平成30年新卒組1,000人(男性:443名、女性:557名)に対し、将来男性が「主夫」になることについてどう思うかを質問したところ、男性は6割以上が「主夫になっても構わない」と回答したのに対し、女性は約6割が「配偶者には主夫になってほしくないと思う」と答え、若者の間では女性の方が「主夫」という働き方に対して否定的な考えを持っていることが分かりました。
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【調査概要】
調査対象: 日本全国の平成元年に新卒で社会人になった男女および平成30年に新卒で社会人になった男女
サンプル: 平成元年の新卒社会人1,000名(男性:524名、女性:476名、)
平成30年の新卒社会人1,000名(男性:443名、女性:557名)
調査方法: インターネット調査
実施時期: 2018年12月15日〜27日
アデコ株式会社について
アデコ株式会社は、世界60の国と地域で事業を展開する世界最大の人財サービス企業、The Adecco Groupの日本法人です。コンサルテーションを通じ、働くすべての人々のキャリア形成を支援すると同時に、人財派遣、人財紹介、アウトソーシングをはじめ、企業の多岐にわたる業務を最適化するソリューションを提供します。アデコはより働きがいを感じられる社会の実現を目指し、さらなるサービスの強化に取り組んでいます。当社に関するより詳しい情報は、www.adecco.co.jpをご覧ください。
人財サービスのグローバルリーダーであるアデコグループの日本法人で、総合人事・人財サービスを展開するアデコ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川崎健一郎、以下「アデコ」)は、平成元年に新卒で社会人となった1,000名(男性:524名、女性:476名、以下「平成元年新卒組」)と、平成30年に新卒で社会人となった1,000名(男性:443名、女性:557名、以下「平成30年新卒組」)を対象に、仕事観に関する調査を行いました。
【調査結果まとめ】
平成元年新卒入社の社会人と平成30年新卒入社の社会人どちらも、大手の企業を好む安定志向や、一つの企業で働き続けることを望み変化を避ける傾向が強かった。
平成30年入社の新卒社会人は、平成元年入社の新卒社会人と比べ、会社や仕事よりも自分のことを優先したいと考えている。しかし、出世欲は旺盛で同期に対する競争心も強い。
平成元年入社の新卒社会人は、平成30年入社の新卒社会人に比べて、就活時に給与水準をより重視していた。また、同期に対する競争心は弱いが、収入のためなら勤務時間は長くてもよいと考えていた。
平成30年入社の新卒社会人の男性は、6割が「主夫になっても良い」と考えている。一方で、平成30年新卒入社の女性の6割は、「配偶者には主夫になってほしくない」と考えている。
【調査結果詳細】
(1)新卒入社時の意識:現在も昔も変わらぬ安定志向
平成元年新卒組と平成30年新卒組各1,000人に対し、新卒入社時に安定した大手の企業と今後伸びそうな新しい企業のどちらで働きたいかと考えていたかを質問したところ、どちらのグループでも7割近くが「安定した大手の企業で働きたいと考えていた」と回答しました。新卒で就職する若者の多くが安定を志向する傾向は、この30年間で変わらないようです。
[画像1: https://prtimes.jp/i/1264/507/resize/d1264-507-183297-0.png ]
(2)新卒入社後のキャリア構築に対する考え方:若者に根強く残る環境の変化を避ける傾向
平成元年新卒組と平成30年新卒組各1,000人に対し、新卒入社時に一つの企業でずっと働いていたいと思っていたかどうかを質問したところ、平成元年新卒組は、約7割が「一つの企業でずっと働いていたいと思っていた」と答えました。平成30年新卒組でも、その割合は減少したものの、半数以上が転職せず入社した企業で働き続けたいと考えいました。平成の30年が経過しても、若者の間に環境の変化を避ける傾向が根強く残っていることが伺える結果となりました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/1264/507/resize/d1264-507-331140-1.png ]
(3)就活中の会社選びで重視したこと:平成元年は収入、現在はワークライフバランス
平成元年新卒組と平成30年新卒組各1,000人に対し、就活中の会社選びで何を重視していたかを質問したところ、平成元年新卒組が重視していたことのトップ3は1位「やりたい仕事ができる」(47.4%)、2位「給与の水準が高い」(35.5%)、3位「福利厚生が充実している」(29.9%)でした。一方、平成30年新卒組が重視していたことのトップ3は、1位「福利厚生が充実している」(57.6%)、2位「やりたい仕事ができる」(52.0%)、3位「ワークライフバランスが実現できる」(51.1%)でした。
「やりたい仕事ができる」と「福利厚生が充実している」は、どちらのグループも共通して重視していました。大きな違いがみられたのは、給与とワークライフバランスについての意識です。平成元年新卒組は、「給与の水準が高い」を会社選びで重要視することの2位に選びました。しかし、平成30年新卒組のトップ3には、「給与水準が高い」ではなく「ワークライフバランスが実現できる」が入りました(第3位)。平成の30年間で、若者の間で仕事とプライベートをいかに両立させるかについての意識が大きく高まったことが伺えます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/1264/507/resize/d1264-507-411878-8.png ]
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(4)新卒入社時の仕事とプライベートに関する意識:仕事よりも自分のことを優先したいと考える傾向が強まる
平成元年新卒組と平成30年新卒組各1,000人に対し、新卒入社時に自分のことと仕事での成功どちらを優先したいと考えていたかを質問したところ、どちらのグループも「会社や仕事のことより、自分のことを優先したいと考えていた」と答えた人の割合が多い結果となりました。ただ、その割合は平成元年新卒組の62.5%に対して平成30年新卒組は75.1%と10ポイント以上も高く、現代の若者の方が自分のことを優先する傾向がより強いことが伺えます。
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(5)新卒入社時の出世に対する考え方:出世欲が旺盛な現代の若者
平成元年新卒組と平成30年新卒組各1,000人に対し、新卒入社時にどの程度出世意欲があったかを質問したところ、平成30年新卒組の方が積極的に出世をしたいと考えていました。「出世したい」と答えた割合が平成30年新卒組では52.2%だったのに対して、平成元年新卒組では31.6%と、20ポイント以上もの大きな差がありました。
続けて、「出世したい」と答えたグループ(平成元年新卒組316人、平成30年新卒組522人)に対しどの程度まで出世をしたいと思っているかを質問した結果、平成30年新卒組の方がより上の役職を目指していることが明らかになりました。同じように出世欲があっても、現代の若者の方がより貪欲に上のポジションを狙っているようです。
[画像6: https://prtimes.jp/i/1264/507/resize/d1264-507-463030-3.png ]
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(6)新卒入社時の同期に対する意識:同期への競争心が強い現代の若者
平成元年新卒組と平成30年新卒組各1,000人に対し、新新卒入社時に同期に対して競争心があったかどうかを質問したところ、平成元年新卒組は6割以上が「同期に対する競争心はない」と回答しました。一方、平成30年新卒組は半数以上が「同期には負けたくない」と考えていたことが分かりました。今回の調査では現代の若者の出世欲の旺盛さが明らかになっていますが、同期に対する競争心も強いようです。
[画像8: https://prtimes.jp/i/1264/507/resize/d1264-507-449578-5.png ]
(7)新卒入社時の働き方に関する意識:収入が増えれば勤務時間は長くて良いと考えていた平成元年新卒組
平成元年新卒組と平成30年新卒組各1,000人に対し、新卒入社時に収入と勤務時間どちらを優先したいと考えていたかを質問したところ、どちらのグループでも「収入が多くなるなら、勤務時間が長くても良い」と考えていた人の割合が多い結果となりましたが、平成元年新卒組の方がより強くその傾向を持っていました。時代の移り変わりとともに、若者の間でワークライフバランスへの意識が高まったことが、ここでも伺えます。
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(8)現代の若者の間での男性が「主夫」になることへの賛否:男性側は肯定するも、女性側は否定的
平成30年新卒組1,000人(男性:443名、女性:557名)に対し、将来男性が「主夫」になることについてどう思うかを質問したところ、男性は6割以上が「主夫になっても構わない」と回答したのに対し、女性は約6割が「配偶者には主夫になってほしくないと思う」と答え、若者の間では女性の方が「主夫」という働き方に対して否定的な考えを持っていることが分かりました。
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【調査概要】
調査対象: 日本全国の平成元年に新卒で社会人になった男女および平成30年に新卒で社会人になった男女
サンプル: 平成元年の新卒社会人1,000名(男性:524名、女性:476名、)
平成30年の新卒社会人1,000名(男性:443名、女性:557名)
調査方法: インターネット調査
実施時期: 2018年12月15日〜27日
アデコ株式会社について
アデコ株式会社は、世界60の国と地域で事業を展開する世界最大の人財サービス企業、The Adecco Groupの日本法人です。コンサルテーションを通じ、働くすべての人々のキャリア形成を支援すると同時に、人財派遣、人財紹介、アウトソーシングをはじめ、企業の多岐にわたる業務を最適化するソリューションを提供します。アデコはより働きがいを感じられる社会の実現を目指し、さらなるサービスの強化に取り組んでいます。当社に関するより詳しい情報は、www.adecco.co.jpをご覧ください。