宮古島まいぱり熱帯果樹園にて、複合発酵技術を活用した水資源の循環システム導入に関する実証実験を開始します
[23/02/27]
提供元:PRTIMES
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〜循環型社会の構築・生物多様性の保全を目指します〜
東急株式会社(以下、東急)、株式会社長大(以下、長大)、東建産業株式会社(以下、東建産業)の3社は、水資源使用量の削減を通じた循環型社会の構築及び生物多様性の保全を目指し、沖縄県宮古島市にある東急グループ施設の「まいぱり」宮古島熱帯果樹園(以下、「まいぱり」)の敷地内にて、「複合発酵技術」を活用した水資源の循環システム導入に関する実証実験(以下、本実証実験)を2月27日から開始します。
東急株式会社(以下、東急)、株式会社長大(以下、長大)、東建産業株式会社(以下、東建産業)の3社は、水資源使用量の削減を通じた循環型社会の構築及び生物多様性の保全を目指し、沖縄県宮古島市にある東急グループ施設の「まいぱり」宮古島熱帯果樹園(以下、「まいぱり」)の敷地内にて、「複合発酵技術」を活用した水資源の循環システム導入に関する実証実験(以下、本実証実験)を2月27日から開始します。
2050年には世界で50億人が水不足となる見込みである※など、水循環モデルの構築が求められているほか、農薬や化学物質の使用による土壌・海洋汚染が生物多様性の危機や健康被害を引き起こすとされ、生物多様性の保全が模索されています。本実証実験は、脱炭素・循環型社会の実現に向け策定した「環境ビジョン2030」を宣言し、2030年までに連結子会社全体の水使用量を10%削減する目標を掲げている東急、国内外を問わず水に関する課題解決のための「複合発酵技術」を提供する長大、東急グループの既存浄化槽施設などを管理している東建産業の、3社連携により実現しました。また、東急が所有する「まいぱり」を本実証実験の対象地とすることで、宮古島の水に関するさまざまな課題解決にも貢献します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/10686/815/resize/d10686-815-ddc6807208231bd5a7af-0.jpg ]
本実証実験は、「まいぱり」敷地内の施設から排出される汚水や汚泥などの下水を、発酵技術で浄化させる複合発酵設備に通し、処理することで環境基準を満たす水質まで浄化した水(以下、再生水)にします。この再生水を、中水として「まいぱり」敷地内施設のトイレの洗浄用水に再利用することで、水を循環させる取り組みです。これにより、施設の上水使用量の約25%の削減が見込まれます。
従来の浄化方法では、既存浄化槽にて処理後、塩素殺菌を行って地下へ浸透させていますが、本実証実験では、既存浄化槽からの排水を塩素などを使用せず、複合発酵設備で追加処理することで、再利用が可能なレベルまで浄化することができます。
再生水の効果として、農業においては農作物の成長を向上させるための農業用液肥となること、畜産においては生育向上や消臭機能が挙げられるほか、海洋環境、河川や土壌の改善効果が期待されています。本実証実験では、再生水による水質改善の検査データの収集を行うとともに、段階的に「まいぱり」及び近隣農園の植物に散水し、農作物の成長調査を実施することで、中水以外の活用について検証していきます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/10686/815/resize/d10686-815-5461b8e6ad1c9c6e079c-1.jpg ]
3社は、本実証実験を通じて限りある水資源を有効利用し、今後、宮古島だけでなく、東急線沿線を中心として社会課題の解決につながる水資源循環プラットフォームの構築に取り組むことで、サステナブルな社会の実現に貢献していきます。また、SDGsの「誰一人取り残さない」観点から、世界各国の水に関する課題解決への貢献を視野に入れ、排水が放流される川や池などが上水の水源とされている各国への水の浄化システムの支援を検討します。
以 上
東急株式会社(以下、東急)、株式会社長大(以下、長大)、東建産業株式会社(以下、東建産業)の3社は、水資源使用量の削減を通じた循環型社会の構築及び生物多様性の保全を目指し、沖縄県宮古島市にある東急グループ施設の「まいぱり」宮古島熱帯果樹園(以下、「まいぱり」)の敷地内にて、「複合発酵技術」を活用した水資源の循環システム導入に関する実証実験(以下、本実証実験)を2月27日から開始します。
東急株式会社(以下、東急)、株式会社長大(以下、長大)、東建産業株式会社(以下、東建産業)の3社は、水資源使用量の削減を通じた循環型社会の構築及び生物多様性の保全を目指し、沖縄県宮古島市にある東急グループ施設の「まいぱり」宮古島熱帯果樹園(以下、「まいぱり」)の敷地内にて、「複合発酵技術」を活用した水資源の循環システム導入に関する実証実験(以下、本実証実験)を2月27日から開始します。
2050年には世界で50億人が水不足となる見込みである※など、水循環モデルの構築が求められているほか、農薬や化学物質の使用による土壌・海洋汚染が生物多様性の危機や健康被害を引き起こすとされ、生物多様性の保全が模索されています。本実証実験は、脱炭素・循環型社会の実現に向け策定した「環境ビジョン2030」を宣言し、2030年までに連結子会社全体の水使用量を10%削減する目標を掲げている東急、国内外を問わず水に関する課題解決のための「複合発酵技術」を提供する長大、東急グループの既存浄化槽施設などを管理している東建産業の、3社連携により実現しました。また、東急が所有する「まいぱり」を本実証実験の対象地とすることで、宮古島の水に関するさまざまな課題解決にも貢献します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/10686/815/resize/d10686-815-ddc6807208231bd5a7af-0.jpg ]
本実証実験は、「まいぱり」敷地内の施設から排出される汚水や汚泥などの下水を、発酵技術で浄化させる複合発酵設備に通し、処理することで環境基準を満たす水質まで浄化した水(以下、再生水)にします。この再生水を、中水として「まいぱり」敷地内施設のトイレの洗浄用水に再利用することで、水を循環させる取り組みです。これにより、施設の上水使用量の約25%の削減が見込まれます。
従来の浄化方法では、既存浄化槽にて処理後、塩素殺菌を行って地下へ浸透させていますが、本実証実験では、既存浄化槽からの排水を塩素などを使用せず、複合発酵設備で追加処理することで、再利用が可能なレベルまで浄化することができます。
再生水の効果として、農業においては農作物の成長を向上させるための農業用液肥となること、畜産においては生育向上や消臭機能が挙げられるほか、海洋環境、河川や土壌の改善効果が期待されています。本実証実験では、再生水による水質改善の検査データの収集を行うとともに、段階的に「まいぱり」及び近隣農園の植物に散水し、農作物の成長調査を実施することで、中水以外の活用について検証していきます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/10686/815/resize/d10686-815-5461b8e6ad1c9c6e079c-1.jpg ]
3社は、本実証実験を通じて限りある水資源を有効利用し、今後、宮古島だけでなく、東急線沿線を中心として社会課題の解決につながる水資源循環プラットフォームの構築に取り組むことで、サステナブルな社会の実現に貢献していきます。また、SDGsの「誰一人取り残さない」観点から、世界各国の水に関する課題解決への貢献を視野に入れ、排水が放流される川や池などが上水の水源とされている各国への水の浄化システムの支援を検討します。
以 上