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凸版印刷、建材・設備メーカー向けBIM活用サービスを開発

専門的な知識がなくてもBIMデータの管理・更新・提供を可能にし、建材・設備メーカーのBIMデータの活用をサポート

 凸版印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、商品における画像やスペックなどの多様な情報を一元管理しマルチユースを実現する統合情報データベース「GAMEDIOS(R) (ガメディオス)」を1996年より提供しています。
 このたび、「GAMEDIOS(R)」 の新機能として、建材・設備メーカーが持つ製品データを登録し、簡単にBIMデータの管理・更新・提供ができる「GAMEDIOS(R) BIMオプション」(以下、本サービス)を開発。2022年10月よりRevit(R)(※1)版の提供を開始します。
*BIM(Building Information Modeling)…建築物をコンピューター上の3D空間で構築し、企画・設計・施工・維持管理に関する情報を一元化して活用する手法




[動画: https://www.youtube.com/watch?v=DfGSvB3fFgM ]


 具体的には、管理画面上で建材・設備メーカーが持つ各種製品のBIMデータと、色・サイズ・価格などのスペック情報を登録すると、「GAMEDIOS(R)」に搭載されているBIM変換エンジンが3Dモデルデータとスペック情報の合成処理を行います。これにより、導入メーカーはBIMソフトを使用することなく簡単にBIMデータ内のスペック情報を更新することが可能です。また、登録したBIMデータを公開・提供するWebサイトを連携し、本サービスに登録したBIMデータをそのままゼネコンや設計事務所向けに提供することができます。

 なお、凸版印刷は2022年10月28日(金)に開催される「Archi Future 2022」(会場:TFTホール)にて本サービスを紹介するブースの出展、ならびにテクニカルフォーラムでの講演を予定しています。
本サービスを活用すれば、専門的な知識がなくてもBIMデータの取り扱いが容易になるため、建材・設備メーカーは製品BIMデータの整備と活用がより行いやすくなります。また、カタログ用CGデータとBIMデータの同時制作や、BIMデータから作成した3Dモデルの活用など、BIMの販促分野への活用を支援します。


[画像1: https://prtimes.jp/i/33034/1018/resize/d33034-1018-b14dc4c5d743103a2d43-1.jpg ]


■ 開発の背景
 建築業界におけるBIM活用が近年ますます拡がりを見せるなか、国土交通省は2023年度までに中規模以上の公共工事においてBIMの原則適用を決定しており、今後さらなるBIM活用の本格化が想定されます。これを受け、建材・設備メーカーでも自社製品のBIMデータ整備の需要が高まっていますが、社内外でのBIMオペレーターリソース不足や、複数BIMソフトの対応が求められることなどから、自社製品のBIMデータをメーカーが管理・配布するにはまだ課題があります。
 このたび、凸版印刷は、「GAMEDIOS(R) BIMオプション」を開発。建材・設備メーカーが容易にBIMデータを扱うことができるサービスの提供を開始します。これまで、凸版印刷では、建材・設備メーカーに向けて商品情報データベース「GAMEDIOS(R)」やデジタルカタログサービス「iCata(R)」などのサービスを展開してきました。本サービスの提供により、今後メーカーにとって必要不可欠となるBIMデータの管理・配布や、幅広いデータ活用を支援することで新たな価値を提供します。

■ 本製品の特長
・手軽なBIMデータの更新をサポート
 BIMデータは形状データとスペック(属性)情報の両方が含まれており、価格や品番などのスペック情報の更新が発生するたびにBIMデータの更新が必要です。本サービスでは、「GAMEDIOS(R)」に元となるBIMデータと製品スペック情報を登録し、BIMデータ内の形状情報に「GAMEDIOS(R)」に登録された製品スペックを合成処理することで、BIM専用ソフトを使用することなくBIMデータ内の製品スペックを更新することが可能です。

・BIMデータ配信サイトと連携し、すぐにいつでもBIMデータの提供が可能
 建材・設備メーカーが「GAMEDIOS(R)」で管理・更新したBIMデータは、外部向けに配信するWebサイトで利用できます。配信用Webサイトはメーカーごとにカスタマイズが可能なため、このサイトを自社コンテンツとして提供することが可能です。配信データは「GAMEDIOS(R)」と連携しているため、サイトのための更新作業は不要です。

・Web向け3Dモデルデータ自動生成
 本サービスでは、BIMデータ合成時にWebブラウザ等で閲覧できる3Dモデルデータを生成します。このデータは、本サービスが提供するBIMダウンロードサイト上で製品形状プレビューとして利用されるほか、販促・プロモーション領域におけるデータの2次活用にも利用できます。
 これまで凸版印刷はカタログ制作やAR/VR/メタバースを活用したプロモーション・サービスなどの販促領域で3Dデータを扱ってきました。これらのノウハウを活かし、カタログ用CGとBIMデータの同時制作や、3Dモデルデータを活用した見積シミュレーションの構築、ビジネス向けメタバースサービス基盤「MiraVerse(R)」をはじめとするAR/VR/メタバースへの展開など、BIMデータの販促分野への活用を支援していきます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/33034/1018/resize/d33034-1018-7c1a5dbba61542f7bc8a-2.jpg ]



■ 価格
BIMオプション利用費 月額5万円〜
※「GAMEDIOS(R)」 ASPサービス初期設定費用 50万円〜、月額費用10万円〜

■ 今後の目標
 凸版印刷は、今後「GAMEDIOS(R) BIMオプション」をバージョンアップし、Revit(R)以外のBIMソフトへ対応していきます。また、2023年度にはデジタルカタログサービス「iCata(R)」において、メーカーを横断したBIMデータの検索・ダウンロード機能を公開予定です。2025年度までに本サービス並びに関連サービスにて10億円の売上を目指します。

■ 「GAMEDIOS(R)」について
 「GAMEDIOS(R)」は、柔軟かつ強固なデータ管理仕様に基づいて、企業のデジタルデータのワンソース・
マルチユース展開を強力に支援する商品情報統合データベースです。刻々と変化する情報構造に柔軟に対応でき、製品情報やそれに付随するカタログ素材、CADデータの管理用データベースとして、住宅建材・設備業界を中心に多種多様な業界、200社以上で利用されています。
さらに、「GAMEDIOS(R)」をベースとして構築された関連サービスとして、製品情報データベース「MediaPress(R)-Net」、デジタルカタログサービス「iCata(R)」、資料管理アプリ「SalesStation+(R)」などを運営しています。

■ 「Archi Future 2022」について
会期: 2022 年 10 月 28 日(金)10:00〜17:45
会場: TFTホール(東京・有明) 、凸版印刷ブース:E-31
主催: Archi Future2022 実行委員会
公式サイト: https://www.archifuture.jp/2022/

テクニカルフォーラム情報:


[表: https://prtimes.jp/data/corp/33034/table/1018_1_78499420b266d9fe37faf367525c4514.jpg ]



※1 Revit(R)
 Autodesk が提供する BIM ソフトウェア。意匠、構造、設備の多分野に対応しています。Revit API による様々なソフトウェアとの連携や部材の属性情報管理機能により、高次元なデータの利活用を実現します。現在 14 ヵ国語に対応しています。

* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以  上
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