開催レポート!<建築界のノーベル賞>プリツカー賞・本年度受賞者の来日講演会〜3大学で開催、多くの建築学生や若手建築家が聴講!〜
[11/10/05]
提供元:DreamNews
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本講演会は、“建築界のノーベル賞”とも称されるプリツカー賞※の本年度受賞者ソウト・デ・モウラ氏と、その同世代のライバルであるカリーリョ・ダ・グラサ氏の、ポルトガル現代建築を代表する建築家2名による特別講演。東京大学、横浜国立大学、京都大学を巡回し、次代を担う建築学生や若手建築家にとって重要な対話が繰り広げられました。
※プリツカー賞とは?
アメリカのハイアット財団から年に1回、優れた建築家に贈られる賞。1979年設立。昨年度は、日本人建築家の妹島和世氏と西沢立衛氏が選ばれ、日本人としては故丹下健三、槙文彦、安藤忠雄各氏に続く受賞となり、話題になりました。
■■ 講演会 概要
【ゲスト】
エドゥアルド・ソウト・デ・モウラ氏 (建築家 / 2011年プリツカー賞受賞)
ジョアン・ルイス・カリーリョ・ダ・グラサ氏 (建築家)
【名称】 『エドゥアルド・ソウト・デ・モウラ + ジョアン・ルイス・カリーリョ・ダ・グラサ 講演会』
【会場・日時】
(1)東京大学 : 2011年9月26日(月)、モデレーター隈研吾
(2)横浜国立大学大学院Y-GSA : 2011年9月27日(火)、モデレーター小嶋一浩+寺田真理子
(3)京都大学 : 2011年9月30日(金)、モデレーター 竹山聖+西垣安比古
【主催】 「ソウト・デ・モウラ+カリーリョ・ダ・グラサ講演会実行委員会」
・岸 隆司(総合資格学院)
・隈 研吾(東京大学教授)
・小嶋一浩(横浜国立大学教授)+寺田真理子(Y-GSAスタジオ・マネージャー)
・竹山聖(京都大学准教授)+西垣安比古(京都大学教授)
【協賛】 株式会社総合資格
●同時開催 「Tradition is Innovation - ポルトガルの現代建築展」
開催 : 2011年9月29日(木)〜10月11日(火) 10:30〜19:00 ※水曜日休館(祝日を除く)
会場 : リビングデザインセンターOZONE(7Fリビングデザインギャラリー) 新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー
主催 : Tradition is Innovation - ポルトガルの現代建築展 実行委員会
■■ 世界の注目を集めるポルトガル建築界
本年度プリツカー賞受賞者のソウト・デ・モウラ氏や、ソウト・デ・モウラ氏の同世代のライバルであり、ポルトガル現代建築界の代表的人物であるカリーリョ・ダ・グラサ氏、そして同時期に開催された第24回世界建築会議「UIA2011東京大会」で、最高賞であるUIAゴールドメダルを受賞したポルトガル建築界の巨匠アルヴァロ・シザ氏など豊富な人材を輩出するポルトガル建築界。
今、世界から最も熱い注目を浴びるポルトガル建築界を代表する2人の来日だけに、多くの学生が詰めかけ、大変な盛況となりました。
総合資格学院の学院長、岸からは、来場者に対して感謝の言葉が贈られるとともに、学生の皆さんへ応援の言葉が贈られました。
「建築界もグローバル化していくなかで、世界的な建築家と接する機会を得ることは、学生の皆様にとっても大変有意義なことと思います。この機会を、ぜひ将来にお役立てください」
また、当学院がこのような講演会をはじめ、学生設計展や学園祭への協賛、学内セミナーや採用情報の発信による就職サポートなど、様々な機会で学生支援活動を行っていることにも触れ、「今後もこのような形で、多くの学生の皆様を応援できればと思っています。総合資格学院はこれからも、未来の建設業界を担う学生の皆様を、積極的に支援させていただきます」とメッセージを贈りました。
■■ ソウト・デ・モウラ氏 「自然と人工の間にある緊張感こそが建築」
ソウト・デ・モウラ氏は、自身のプリツカー賞の受賞の根拠ともなった代表作「ブラガ市立サッカー競技場」をはじめ、「スイスの製薬メーカー・ノバルティスの研究棟」「ブラガの文化センター」「バルセロナ郊外の3棟のビル」など、代表的な建築物を解説。
特に「ブラガ市立サ ッカー競技場」は、郊外の巨大な採石場の跡地をそのまま利用し、さらに掘り進めてサッカー場を建設したものであり、他に類を見ない壮大な建築物。
「私は自然と人工の間にある緊張感こそが建築だと考えています。自然と人工を隔てる1枚のドア、1枚の壁。そういった抽象的な建築が好みです」
また、氏独特の素材や色彩へのこだわりについては、「色から素材を選ぶときもあるし、逆に素材から色が決まるときもある。結果についてはあまり心配していません」
最近、危機がささやかれているポルトガル経済の現状と、建築への影響については「経済危機は良いことではないが、建築的には良いこともある。より組織的に行動する必要性を思い起こさせるから。それから建築の本質についても考える。『クライシス』とはもともとギリシア語で『変化』という意味だから」と語った。
■■ カリーリョ・ダ・グラサ氏 「大地こそが建築の基本」
カリーリョ・ダ・グラサ氏は今回が初の来日。
「以前から日本のことをもっと知りたいと思っていました。この機会を設けてくださった皆様に、心より感謝します」
そう述べた氏は、引き続き「リスボンのサン・ジョルジェ城の丘にある遺跡保護のための施設」「リスボンの旅客船ターミナル」「コビリャンの歩道橋」など、自らが手がけた代表的な建築物を解説。氏は常に、その建築物が建つ大地こそが重要であり、大地に主眼を置くことを心がけていると語る。
「大地のバリエーションは様々であり、非常に興味深い。その土地土地の性格の違いにより、どのような建築物を作るかも変わる。こちらからは条件を出すことはできない。建築物の寿命は短いが、大地は恒久的であり、その力を利用して設計することに興味がある」
また、建築物の色や、素材の使い方に関しては、「色の選択は重要。街や敷地の条件から自然に導き出される色もある」と語った。
●9月26日 東京大学 (モデレーター:隈 研吾氏)
東京大学の会場となったのは赤門で有名な本郷キャンパス。この日は、モウラ氏、グラサ氏の講演に先立ち、モデレーターの隈研吾氏のはからいにより、特別にイタリアの有名な建築雑誌『Domus』の副編集長ロベルト・ザンカン氏の講演も行われました。
講演後の交流会では、海外からのゲストも多数参加され、大いに親睦を深めました。
●9月27日 横浜国立大学 (モデレーター:小嶋一浩氏、寺田真理子氏)
横浜国立大学の会場となった「Y-GSAパワープラントホール」は、もともと実験用のエネルギープラントだった建屋を、大学院生のための設計スタジオとして改装した施設。普段は緑あふれる敷地に建つ閑静な施設ですが、この日ばかりは学内外から多くの学生が詰めかけ、用意された椅子だけでは足りず、立ち見も出るほどの盛況となりました。
●9月30日 京都大学 (モデレーター:竹山聖氏、西垣安比古氏)
※現在、レポート作成中です。
最新情報、詳細は総合資格HP「エドゥアルド・ソウト・デ・モウラ+ジョアン・ルイス・カリーリョ・ダ・グラサ講演会レポート」にてご確認ください。
(http://www.shikaku.co.jp/future/exhibition/11_porutogaru/report.html)
【会社概要】
[社名] 株式会社総合資格
[本社所在地] 東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル22階
[TEL] 03-3340-2801(代)
[社名] 株式会社中部資格
[本社所在地] 愛知県名古屋市中区錦1-2-22 中部資格ビル
[TEL] 052-202-1751(代)
[代表者] 岸 隆司
[設立] 1987年1月
[URL] http://www.shikaku.co.jp
[社員数] 709名 (2011年5月現在)
[資本金] 株式会社総合資格:1億円、 株式会社 中部資格:2,000万円
[売上高] 115億円(2010年9月決算、2社合計)
●本件のお問合せ: 株式会社総合資格 営業部販促企画一課 小野寺・内海
TEL:03-3340-3082 FAX:03-3340-6715
●取材等のお問合せ:(広報窓口)株式会社アネティ 真壁、仲村
TEL:03-5475-3488 FAX:03-5475-3499
※プリツカー賞とは?
アメリカのハイアット財団から年に1回、優れた建築家に贈られる賞。1979年設立。昨年度は、日本人建築家の妹島和世氏と西沢立衛氏が選ばれ、日本人としては故丹下健三、槙文彦、安藤忠雄各氏に続く受賞となり、話題になりました。
■■ 講演会 概要
【ゲスト】
エドゥアルド・ソウト・デ・モウラ氏 (建築家 / 2011年プリツカー賞受賞)
ジョアン・ルイス・カリーリョ・ダ・グラサ氏 (建築家)
【名称】 『エドゥアルド・ソウト・デ・モウラ + ジョアン・ルイス・カリーリョ・ダ・グラサ 講演会』
【会場・日時】
(1)東京大学 : 2011年9月26日(月)、モデレーター隈研吾
(2)横浜国立大学大学院Y-GSA : 2011年9月27日(火)、モデレーター小嶋一浩+寺田真理子
(3)京都大学 : 2011年9月30日(金)、モデレーター 竹山聖+西垣安比古
【主催】 「ソウト・デ・モウラ+カリーリョ・ダ・グラサ講演会実行委員会」
・岸 隆司(総合資格学院)
・隈 研吾(東京大学教授)
・小嶋一浩(横浜国立大学教授)+寺田真理子(Y-GSAスタジオ・マネージャー)
・竹山聖(京都大学准教授)+西垣安比古(京都大学教授)
【協賛】 株式会社総合資格
●同時開催 「Tradition is Innovation - ポルトガルの現代建築展」
開催 : 2011年9月29日(木)〜10月11日(火) 10:30〜19:00 ※水曜日休館(祝日を除く)
会場 : リビングデザインセンターOZONE(7Fリビングデザインギャラリー) 新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー
主催 : Tradition is Innovation - ポルトガルの現代建築展 実行委員会
■■ 世界の注目を集めるポルトガル建築界
本年度プリツカー賞受賞者のソウト・デ・モウラ氏や、ソウト・デ・モウラ氏の同世代のライバルであり、ポルトガル現代建築界の代表的人物であるカリーリョ・ダ・グラサ氏、そして同時期に開催された第24回世界建築会議「UIA2011東京大会」で、最高賞であるUIAゴールドメダルを受賞したポルトガル建築界の巨匠アルヴァロ・シザ氏など豊富な人材を輩出するポルトガル建築界。
今、世界から最も熱い注目を浴びるポルトガル建築界を代表する2人の来日だけに、多くの学生が詰めかけ、大変な盛況となりました。
総合資格学院の学院長、岸からは、来場者に対して感謝の言葉が贈られるとともに、学生の皆さんへ応援の言葉が贈られました。
「建築界もグローバル化していくなかで、世界的な建築家と接する機会を得ることは、学生の皆様にとっても大変有意義なことと思います。この機会を、ぜひ将来にお役立てください」
また、当学院がこのような講演会をはじめ、学生設計展や学園祭への協賛、学内セミナーや採用情報の発信による就職サポートなど、様々な機会で学生支援活動を行っていることにも触れ、「今後もこのような形で、多くの学生の皆様を応援できればと思っています。総合資格学院はこれからも、未来の建設業界を担う学生の皆様を、積極的に支援させていただきます」とメッセージを贈りました。
■■ ソウト・デ・モウラ氏 「自然と人工の間にある緊張感こそが建築」
ソウト・デ・モウラ氏は、自身のプリツカー賞の受賞の根拠ともなった代表作「ブラガ市立サッカー競技場」をはじめ、「スイスの製薬メーカー・ノバルティスの研究棟」「ブラガの文化センター」「バルセロナ郊外の3棟のビル」など、代表的な建築物を解説。
特に「ブラガ市立サ ッカー競技場」は、郊外の巨大な採石場の跡地をそのまま利用し、さらに掘り進めてサッカー場を建設したものであり、他に類を見ない壮大な建築物。
「私は自然と人工の間にある緊張感こそが建築だと考えています。自然と人工を隔てる1枚のドア、1枚の壁。そういった抽象的な建築が好みです」
また、氏独特の素材や色彩へのこだわりについては、「色から素材を選ぶときもあるし、逆に素材から色が決まるときもある。結果についてはあまり心配していません」
最近、危機がささやかれているポルトガル経済の現状と、建築への影響については「経済危機は良いことではないが、建築的には良いこともある。より組織的に行動する必要性を思い起こさせるから。それから建築の本質についても考える。『クライシス』とはもともとギリシア語で『変化』という意味だから」と語った。
■■ カリーリョ・ダ・グラサ氏 「大地こそが建築の基本」
カリーリョ・ダ・グラサ氏は今回が初の来日。
「以前から日本のことをもっと知りたいと思っていました。この機会を設けてくださった皆様に、心より感謝します」
そう述べた氏は、引き続き「リスボンのサン・ジョルジェ城の丘にある遺跡保護のための施設」「リスボンの旅客船ターミナル」「コビリャンの歩道橋」など、自らが手がけた代表的な建築物を解説。氏は常に、その建築物が建つ大地こそが重要であり、大地に主眼を置くことを心がけていると語る。
「大地のバリエーションは様々であり、非常に興味深い。その土地土地の性格の違いにより、どのような建築物を作るかも変わる。こちらからは条件を出すことはできない。建築物の寿命は短いが、大地は恒久的であり、その力を利用して設計することに興味がある」
また、建築物の色や、素材の使い方に関しては、「色の選択は重要。街や敷地の条件から自然に導き出される色もある」と語った。
●9月26日 東京大学 (モデレーター:隈 研吾氏)
東京大学の会場となったのは赤門で有名な本郷キャンパス。この日は、モウラ氏、グラサ氏の講演に先立ち、モデレーターの隈研吾氏のはからいにより、特別にイタリアの有名な建築雑誌『Domus』の副編集長ロベルト・ザンカン氏の講演も行われました。
講演後の交流会では、海外からのゲストも多数参加され、大いに親睦を深めました。
●9月27日 横浜国立大学 (モデレーター:小嶋一浩氏、寺田真理子氏)
横浜国立大学の会場となった「Y-GSAパワープラントホール」は、もともと実験用のエネルギープラントだった建屋を、大学院生のための設計スタジオとして改装した施設。普段は緑あふれる敷地に建つ閑静な施設ですが、この日ばかりは学内外から多くの学生が詰めかけ、用意された椅子だけでは足りず、立ち見も出るほどの盛況となりました。
●9月30日 京都大学 (モデレーター:竹山聖氏、西垣安比古氏)
※現在、レポート作成中です。
最新情報、詳細は総合資格HP「エドゥアルド・ソウト・デ・モウラ+ジョアン・ルイス・カリーリョ・ダ・グラサ講演会レポート」にてご確認ください。
(http://www.shikaku.co.jp/future/exhibition/11_porutogaru/report.html)
【会社概要】
[社名] 株式会社総合資格
[本社所在地] 東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル22階
[TEL] 03-3340-2801(代)
[社名] 株式会社中部資格
[本社所在地] 愛知県名古屋市中区錦1-2-22 中部資格ビル
[TEL] 052-202-1751(代)
[代表者] 岸 隆司
[設立] 1987年1月
[URL] http://www.shikaku.co.jp
[社員数] 709名 (2011年5月現在)
[資本金] 株式会社総合資格:1億円、 株式会社 中部資格:2,000万円
[売上高] 115億円(2010年9月決算、2社合計)
●本件のお問合せ: 株式会社総合資格 営業部販促企画一課 小野寺・内海
TEL:03-3340-3082 FAX:03-3340-6715
●取材等のお問合せ:(広報窓口)株式会社アネティ 真壁、仲村
TEL:03-5475-3488 FAX:03-5475-3499