先週末に注目の米1月雇用統計が発表され、予想を上回る結果にドルが上昇し、「金」が売られる展開となりました・・雇用統計後の「金」相場の見通しについて(株)メリンダ・ダイヤモンドの「金」市況分析です
[12/02/06]
提供元:DreamNews
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注目の1月米雇用統計は非農業部門の雇用者数が24万3千人増と
予想の11万から15万人の増加予想を大きく上回った。
一方の失業率は8.3%とこちらも予想の8.5%を上回り、
NY株式・ドルは上昇した。米国経済の底堅さが映し出された形となりました。
これを受けて「金」は売られ、発表直前の1760ドルか ら1735ドルまで急落、
その後1740ドルまで買い戻されたが、
そこで今度はFRBの理事であるBullardが、
「FRBは2014年の前にも金利を上げる必要があるかもしれない」と発言したと伝えられ
Globex先物での取引で1725ドルに急落。
ほぼそのレベルで 一週間が終わりました。
年初の1580ドル台から続いた上昇マーケットにようやく調整が入った形になりました。
先月25日に米連邦公開市場委員会(FOMC)でバーナンキ議長は2013年半ば迄
低金利政策を継続するとした方針を2014年終わり迄低金利政策を延長するとし、
またQE3の可能性にも言及、また膨張したFRBの保有資産は拡大することはあっても、
縮小が検討される状況にはないとの金融緩和環境の長期化方針が
再確認されたことで、市場は「金」上昇のお墨付きを頂いたように買われ、
1660ドル台から一挙に1700ドルを越え、1710ドル台まで上昇して、
その後も堅調に推移していたが、目先の利食い売りに反落しました。
今月2日以降「金」相場が大幅続伸となった要因としては、
バーナンキ議長の議会証言から 量的緩和第3弾(QE3)の「匂い」を感じとった
インパクトが大きかったと見られていましたが、
3日の雇用統計は量的緩和第3弾(QE3)が遠のいたとした売りが出てきた形だ。
6日のアジア市場のGLOBEX先物は15時現在1733ドル近辺で
4日NYの引け値より高く、アジアの株式市場は軒並み高く推移している。
円・ドルは76円73銭、ユーロ・ドルは1.3089近辺で推移している.。
「金」を取り巻く環境は12月、1月の状況とは変化がなく、
1/31現在のシカゴ市場の 先物買い残高は前週から112トン増加し、
733トンとなり、「金」ETFの最大手のSPDRの残高は2日に6.04トン増えて、
1277.13トンになっている。
「金」を取り巻く基礎的な要素は変わっていないが以下の通り
(1)各国政府の公的部門の金購入は昨年の400トンに続き継続の可能性がある
(2)中国、インドの年間金需要が1700トン超えているなどの実需の増加は続く
(3)欧州財政金融危機問題が換金売りを誘う懸念がある
(4)過去最大級の世界的な「金」リサイクルブームの民間の売り圧迫要因
(5)欧州救済の為の「金」リース市場でのドル資金手当て目的の圧迫要因
(6)ポールソン、ソロスなどのヘッジファンドの「金」売却懸念
(7)FOMCは「2014年終わり迄低金利政策を延長する」の政策は継続される
(3)のリスク回避の売り材料とされる欧州債務危機だが、
依然としてギリシャの債務問題の解決策は決着せず、
3/20にはギリシャ国債の大きな償還を迎えることから市場は
米景気動向と金利の先行き、ギリシャ他EU各国の金融債務問題を
見ながらの動きとなるだろう。
「金」の最大の欠点は金利を産まないこと。
従ってFFレートが25べーシスでも「利上げ」となると、
また、出口戦略を匂わせる程度のFOMC(米連邦公開市場委員会) 声明文の
ニュアンス、あるいはFRBタカ派理事発言だけでも神経質に売り反応することになろう。
2012年は米、ロシア、韓国他世界首脳の選挙があり、
中国も習氏への移行と世界の指導者の顔ぶれも変わり、
世界の大きなうねりも予感させられるが、有事の「金」、安全資産として買われるのか、
リスク資産として売られるのか予断を許さないところである。
5年のチャートで見れば600ドル台から雄大な相場チャート描いており、
10年前の270ドル近辺から見れば7倍に上昇した金相場は
やはり高い水準にあると言えよう
(レポートは弊社独自の調査・研究に依るもので、
売り買いをお薦めするものではありません、ご判断は各自でお願い致します)
このレポートのお問合せは
(株)メリンダ・ダイヤモンド 担当 小野寺 靖
Tel 0120−228914(輝く石)
URL http://www.melindadiamonds.com/index.php
mail info@melindadiamonds.com
(株)メリンダ・ダイヤモンド会社概要
会社名 株式会社メリンダダイヤモンド
設立1988.7.15
代表者小野寺 靖
資本金9,000万円
本社住所〒110-0005 東京都台東区上野5-22-4リューツウ本店ビル2F
電話03-3836-2520 03-3835-3936 03-3836-2635 ファックス03-3833-2031
URL http://www.melindadiamonds.com
担当者 中村 浩徳 小野寺 仁詩 木内 努 平田栄介 片岡沙弥
取引銀行城北信用金庫上野支店 城北信用金庫王子営業部営
業時間月曜〜金曜10:00〜18:00
会社の目的 宝石、貴金属及びその製品に関する製造、販売及び輸出入業
免許情報東京都公安委員会/第306600607583号 古物商許可証
メリンダ・ダイヤモンドの歴史
1973年宝石卸売業を創業
1978年香港現地法人設立。海外仕入の担当社員を常駐
1979年アメリカ New Yorkに Melinda Diamonds Inc を設立、
大粒ダイヤモンドの仕入を開始
DOC会員: ニューヨーク・ダイヤモンドディーラーズクラブの会員になり、
日本人としてユダヤ社会の仲間入りをする
1986年マンハッタンのダイヤモンド街、13W46THにNY自社ビルを置く
同年、イスラエル現地法人としてMelinda Israelをテルアビブに設立、
ファンシー、及び小粒ダイヤモンドの仕入れを開始
1988年 台東区東上野1-11-10に東上野店を設置
2004年 御徒町駅南口前に移転
社長のブログ http://wind.ap.teacup.com/uminoko/
小野寺靖著「プロが伝授するダイヤモンドの賢い売り方・買い方】を
ご希望の方にお送りします
予想の11万から15万人の増加予想を大きく上回った。
一方の失業率は8.3%とこちらも予想の8.5%を上回り、
NY株式・ドルは上昇した。米国経済の底堅さが映し出された形となりました。
これを受けて「金」は売られ、発表直前の1760ドルか ら1735ドルまで急落、
その後1740ドルまで買い戻されたが、
そこで今度はFRBの理事であるBullardが、
「FRBは2014年の前にも金利を上げる必要があるかもしれない」と発言したと伝えられ
Globex先物での取引で1725ドルに急落。
ほぼそのレベルで 一週間が終わりました。
年初の1580ドル台から続いた上昇マーケットにようやく調整が入った形になりました。
先月25日に米連邦公開市場委員会(FOMC)でバーナンキ議長は2013年半ば迄
低金利政策を継続するとした方針を2014年終わり迄低金利政策を延長するとし、
またQE3の可能性にも言及、また膨張したFRBの保有資産は拡大することはあっても、
縮小が検討される状況にはないとの金融緩和環境の長期化方針が
再確認されたことで、市場は「金」上昇のお墨付きを頂いたように買われ、
1660ドル台から一挙に1700ドルを越え、1710ドル台まで上昇して、
その後も堅調に推移していたが、目先の利食い売りに反落しました。
今月2日以降「金」相場が大幅続伸となった要因としては、
バーナンキ議長の議会証言から 量的緩和第3弾(QE3)の「匂い」を感じとった
インパクトが大きかったと見られていましたが、
3日の雇用統計は量的緩和第3弾(QE3)が遠のいたとした売りが出てきた形だ。
6日のアジア市場のGLOBEX先物は15時現在1733ドル近辺で
4日NYの引け値より高く、アジアの株式市場は軒並み高く推移している。
円・ドルは76円73銭、ユーロ・ドルは1.3089近辺で推移している.。
「金」を取り巻く環境は12月、1月の状況とは変化がなく、
1/31現在のシカゴ市場の 先物買い残高は前週から112トン増加し、
733トンとなり、「金」ETFの最大手のSPDRの残高は2日に6.04トン増えて、
1277.13トンになっている。
「金」を取り巻く基礎的な要素は変わっていないが以下の通り
(1)各国政府の公的部門の金購入は昨年の400トンに続き継続の可能性がある
(2)中国、インドの年間金需要が1700トン超えているなどの実需の増加は続く
(3)欧州財政金融危機問題が換金売りを誘う懸念がある
(4)過去最大級の世界的な「金」リサイクルブームの民間の売り圧迫要因
(5)欧州救済の為の「金」リース市場でのドル資金手当て目的の圧迫要因
(6)ポールソン、ソロスなどのヘッジファンドの「金」売却懸念
(7)FOMCは「2014年終わり迄低金利政策を延長する」の政策は継続される
(3)のリスク回避の売り材料とされる欧州債務危機だが、
依然としてギリシャの債務問題の解決策は決着せず、
3/20にはギリシャ国債の大きな償還を迎えることから市場は
米景気動向と金利の先行き、ギリシャ他EU各国の金融債務問題を
見ながらの動きとなるだろう。
「金」の最大の欠点は金利を産まないこと。
従ってFFレートが25べーシスでも「利上げ」となると、
また、出口戦略を匂わせる程度のFOMC(米連邦公開市場委員会) 声明文の
ニュアンス、あるいはFRBタカ派理事発言だけでも神経質に売り反応することになろう。
2012年は米、ロシア、韓国他世界首脳の選挙があり、
中国も習氏への移行と世界の指導者の顔ぶれも変わり、
世界の大きなうねりも予感させられるが、有事の「金」、安全資産として買われるのか、
リスク資産として売られるのか予断を許さないところである。
5年のチャートで見れば600ドル台から雄大な相場チャート描いており、
10年前の270ドル近辺から見れば7倍に上昇した金相場は
やはり高い水準にあると言えよう
(レポートは弊社独自の調査・研究に依るもので、
売り買いをお薦めするものではありません、ご判断は各自でお願い致します)
このレポートのお問合せは
(株)メリンダ・ダイヤモンド 担当 小野寺 靖
Tel 0120−228914(輝く石)
URL http://www.melindadiamonds.com/index.php
mail info@melindadiamonds.com
(株)メリンダ・ダイヤモンド会社概要
会社名 株式会社メリンダダイヤモンド
設立1988.7.15
代表者小野寺 靖
資本金9,000万円
本社住所〒110-0005 東京都台東区上野5-22-4リューツウ本店ビル2F
電話03-3836-2520 03-3835-3936 03-3836-2635 ファックス03-3833-2031
URL http://www.melindadiamonds.com
担当者 中村 浩徳 小野寺 仁詩 木内 努 平田栄介 片岡沙弥
取引銀行城北信用金庫上野支店 城北信用金庫王子営業部営
業時間月曜〜金曜10:00〜18:00
会社の目的 宝石、貴金属及びその製品に関する製造、販売及び輸出入業
免許情報東京都公安委員会/第306600607583号 古物商許可証
メリンダ・ダイヤモンドの歴史
1973年宝石卸売業を創業
1978年香港現地法人設立。海外仕入の担当社員を常駐
1979年アメリカ New Yorkに Melinda Diamonds Inc を設立、
大粒ダイヤモンドの仕入を開始
DOC会員: ニューヨーク・ダイヤモンドディーラーズクラブの会員になり、
日本人としてユダヤ社会の仲間入りをする
1986年マンハッタンのダイヤモンド街、13W46THにNY自社ビルを置く
同年、イスラエル現地法人としてMelinda Israelをテルアビブに設立、
ファンシー、及び小粒ダイヤモンドの仕入れを開始
1988年 台東区東上野1-11-10に東上野店を設置
2004年 御徒町駅南口前に移転
社長のブログ http://wind.ap.teacup.com/uminoko/
小野寺靖著「プロが伝授するダイヤモンドの賢い売り方・買い方】を
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