手書き伝票処理業務の効率化を支援する「DiPcore AI-OCR」サービスの一般提供を開始〜 複数のAI技術を組み合わせることで高い読み取り精度を実現 〜
[23/01/31]
提供元:DreamNews
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図表等を含む全文は以下のURLをご参照ください。
https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2023/cc/0131_1
株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役会長 兼 社長:此本 臣吾、以下「NRI」)とNRIデジタル株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:雨宮 正和)は、AIの先端アルゴリズムとクラウドテクノロジーを組み合わせたソフトウェア部品群「DiPcore(ディップコア)」シリーズから新たに、企業の手書きなどの伝票処理業務を効率化する「DiPcore AI-OCR」サービス(以下「本サービス」)の一般向け提供を、2023年1月に開始しました。
■本サービスの概要と特長
本サービスの概要と特長は、以下のとおりです。
1.AIによる文字記載位置の自動検出
従来の技術では文字記載位置の設定に時間がかかり、また読み取り時の紙の傾き等のズレに対応ができない問題がありました。本サービスは、文字記載位置の特定にAIのアルゴリズムを使用することで、位置設定にかかる負担を大幅に軽減し、位置ズレや傾き、二行書き等の補正処理を自動化しています。
2.極めて精度の高い手書き文字認識
従来の技術では、多くの手書き文字を学習させることで精度を上げる仕組みのため、学習データ量が精度の限界となっていました。本サービスは学習データそのものをAIに自動生成させることで、読取り精度を飛躍的に向上させました。その結果、導入事例では非常に高い項目読取り精度を達成しています。
3.基幹システムとの柔軟な連携
読取り結果をリアルタイムに連携できるだけでなく、基幹システムのマスターデータと連携を取りながら読取りの精度を高めることが可能で、高い精度を求められる業務に対応できるシステム構成としています。
■ご活用いただいているお客さまからのコメント
ヤマト運輸株式会社 ご担当者様の声(一般向け提供に先行して導入済)
手書きなどの複写式伝票(送り状)情報のデジタル化は、数年前から進めてきたプロジェクトで、DiPcore AI-OCRを導入することにより、ヤマト運輸が取り扱う荷物の送り状の9割をデジタル化することができました。また、撮影された送り状を自動で読み込み、データとしてシステムに取り込めるため、アナログ作業であった集荷時のデータ入力が削減され、セールスドライバーの業務効率化に繋げることができました。今後もデジタル技術を活用し、サービス品質の維持・向上を図り、お客さまのさらなる利便性向上に寄与します。
■体験用デモアプリ「DiPcore Ai-OCR」について
本サービスの読取り精度・伝票自動判別処理は、無料デモアプリ「DiPcore Ai-OCR」で体験することができます。本アプリは、8種類の送り状に対応しており、スマートフォンのカメラで送り状を撮影することで、送り状種類の判別および手書き文字の認識結果を瞬時に求めることが可能です。
【ご参考】
●「DiPcore」シリーズについて
NRIグループが開発・提供する、DX時代の基幹システムを支えるソフトウェア部品群。AIの先端アルゴリズムとクラウドテクノロジーを組み合わせ、企業のDXを実現するためのキーテクノロジーをコンポーネント化しています。DiPcoreを活用することにより、AIパッケージソリューションでは対応が難しいビジネス要求への柔軟な対応と、スピーディなDX構築要件を両立させることができます。
詳細は、https://industrial.nri.co.jp/dipcore/ をご覧ください。
●「DiPcore SiZESCAN」について
「DiPcore」シリーズの1つとして2022年7月にリリースした、高度なAI処理を体感できる荷物計測アプリです。 本アプリでは、これまで人の手で実施していた三辺の(縦・横・高さ)計測を、スマートフォンのカメラで1回撮影するだけで、素早く行うことが可能です。スマートフォンのカメラに搭載されたTOFセンサーの情報をNRIグループが独自開発した画像解析技術と組み合わせることにより、高精度な計測結果を瞬時に求めることができます。
詳細は、https://www.nri.com/jp/news/info/cc/lst/2022/0726_1 をご覧ください。
配信元企業:株式会社野村総合研究所
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