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大津市内および比叡山における実証実験MaaSアプリ「ことことなび」10月16日(金)サービス開始

大津市(市長:佐藤 健司)、京阪ホールディングス株式会社(本社:大阪市中央区、社長:石丸 昌宏)と京阪バス株式会社(本社:京都市南区、社長:鈴木 一也)、日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:平岡 昭良)は、坂本・比叡山をはじめとする大津市内における実証実験のMaaS(Mobility as a Service)アプリ「ことことなび」を10月16日(金)からサービス開始します。
MaaSアプリ「ことことなび」は、住民向けと観光客向けで構成。住民向けでは、公共交通とウォークの組み合わせによる“健康”ウォーク&ライドキャンペーン「BIWA-TEKUキャンペーン」を実施し、行動範囲の拡大や公共交通利用の促進を図ります。また、観光客向けでは、明智光秀ゆかりの地で注目の坂本や比叡山、大津市内にスムーズにアクセス可能な5種類の1日乗車券の発売に加えて、観光案内、飲食店や観光施設などで利用できるクーポン、話題のイベント・混雑情報を提供し、観光客誘致と地域消費を促します。
今回の実証実験は、コロナ禍における市民生活および商業施設の支援等によって、地域観光の振興を図ることを目的に実施します。住民および観光客向けMaaSを通じて、利用者にとっての「安全安心」と公共交通による「便利な移動」を両立した形で各種サービスを提供してまいります。
詳細は以下をご覧ください。

※本実証実験は、経済産業省・国土交通省による新しいモビリティサービスの社会実装を通じた移動課題の解決及び地域活性化に挑戦する地域や企業を応援するプロジェクト「スマートモビリティチャレンジ」の支援事業として選定されております。


1.MaaS実証実験について
概 要
MaaSアプリ「ことことなび」にて、鉄道・バス・ケーブルカー・ロープウェイが一日乗り放題の企画乗車券を販売するほか、観光スポットや近隣店舗等の立ち寄りスポット、クーポン情報等を提供し、地域内移動の利便性向上、誘客・周遊の促進の効果を検証します。
主 催 大津市、京阪ホールディングス株式会社、京阪バス株式会社、日本ユニシス株式会社
期 間 2020年10月16日(金)〜12月6日(日) ※予定

2.今回の実証実験のポイント
(1)観光客向け
大河ドラマ「麒麟がくる」大津市観光振興協議会の取り組みとの連携を中心に、比叡山延暦寺や西教寺など明智光秀ゆかりの地を巡るおすすめコースや観光情報を発信するとともに、それに適したお得な企画乗車券や有料クーポンをアプリ上で発売します。

(2)住民向け
アクティブシニア等をターゲットに、ウォークと公共交通を組み合わせることで楽しく健康的に移動範囲を拡げたり、地域の魅力を再発見いただいたりするなど、公共交通の利用につながるような行動変容を促進します。
京阪電車駅と、滋賀県との連携により市内4事業者(京阪バス、江若交通、近江鉄道、帝産湖南交通)のバス停を結節点とし、健康推進アプリ「BIWA-TEKU」と連携させたデジタルスタンプラリーで、5つのコースを巡る“健康”ウォーク&ライドキャンペーンを実施します。
※詳細は市HP( https://www.city.otsu.lg.jp/soshiki/036/1801/g/kotsu/35581.html )をご確認ください

(3)新型コロナウイルス感染症対策に関する情報発信
3密を避けた誘客や混雑の分散化を図り、利用者にとっての「安全安心」と公共交通による「便利な移動」を両立した形で各種サービスを提供します。
・交通機関・観光施設(10か所)の混雑情報をリアルタイムに配信
・京阪電車や京阪バス等ご利用いただく交通機関のコロナ対策を周知・啓発
・アプリと連携する飲食店は新型コロナウイルス感染症対策徹底店舗を厳選(条件は滋賀県「もしサポ滋賀」登録店)

(4)NFCおよびQRコード活用による乗車利便性の検証
京阪電車 大津線一部駅および、京阪バス一部路線において、NFCおよびQRコードを活用した「企画乗車券かんたん表示機能」による乗車利便性の検証を行います。また、日本ユニシス株式会社においては、この機能により得られる乗車実績データが今後のシステム改善に活用できるかどうかも検証する予定です。

3.MaaSアプリ「ことことなび」について
主な機能 ・観光スポット、近隣店舗等の立ち寄りスポット案内(無料)
・イベント情報・混雑情報提供(無料)
・企画乗車券購入機能(クレジットカード決済)
・クーポン配信(無料版) ※企画乗車券購入者のみ利用可
・クーポン配信(有料版)
※企画乗車券購入者のみ利用可(クレジットカード決済)
・交通、乗換案内(無料)
・NFCおよびQRコードを活用した企画乗車券かんたん表示機能(無料)
・スタンプラリー(無料)
配信期間 2020年10月16日(金)〜12月6日(日) ※予定
※アプリは、iOSをご利用の方はApp Store、Androidをご利用の方はGoogle Playからダウンロードできます。

4.企画乗車券について
発売期間・通用期間 2020年10月16日(金)〜12月6日(日) ※予定
発売価格
1.「ことこと 比叡山周遊」1日乗車券 大人 3,400円 小児 1,600円
2.「ことこと 坂本・比叡山」1日乗車券 大人 3,000円 小児 1,300円
3.「ことこと 大津・坂本」1日乗車券 大人 1,600円 小児 750円
4.「ことこと 大津市内」1日乗車券 大人 500円 小児 250円
5.「ことこと 京阪バス大津市内」1日乗車券 大人 600円 小児 300円
※詳細はHP(https://www.okeihan.net/recommend/cotocotonavi/)で順次公開します。


【ご参考:大津市MaaS推進協議会について】
大津市、京阪ホールディングス株式会社、京阪バス株式会社、日本ユニシス株式会社の4者を中心として、実証実験等を実施するにあたり関係者間で情報共有し、意見調整を図ることを目的とした大津市MaaS推進協議会を昨年10月に立ち上げました(会長:大津市副市長 清水 純)。
2019年11月1日(金)から12月1日(日)にかけて大津市内および比叡山における実証実験では、観光MaaSアプリ「ことことなび」を配信し、アプリ内で大津市内および比叡山の観光地にスムーズにアクセス可能な1日乗車券を販売しました。また、観光案内やルート検索機能、乗車券エリア内の観光施設などで利用できるクーポンの提供のほか、アプリを活用したスタンプラリーを実施しました。結果として、ダウンロード数が2,808件、乗車券販売枚数が1,398枚となり、目標値としていたダウンロード数2,000件、乗車券販売枚数1,000枚を達成しました。

<大津市MaaS推進協議会の構成員>
大津市、京阪ホールディングス株式会社、京阪バス株式会社、日本ユニシス株式会社、京都大学大学院工学研究科社会基盤工学専攻空間情報学講座、地域事業者(琵琶湖ホテル他)、滋賀県、国土交通省近畿運輸局、経済産業省近畿経済産業局

【ご参考:健康推進アプリBIWA-TEKU】
BIWA-TEKU(ビワテク)アプリとは、滋賀県内の各市町が実施するモバイルスタンプラリーや、歩いた歩数でマイルストーンを獲得できるバーチャルウォーキングラリーへの参加、また各種健診の受診や、健康に関する目標を達成すること、体重・血圧等の身体情報登録で、健康ポイントをためることができるアプリケーションです。たまったポイントは、1年に1度、市町から提供される賞品の抽選応募で利用することができます。

以 上
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