府省サイトユーザビリティ診断の結果を発表(全30サイト)〜もっとも使いやすい府省サイト1位に初!「厚生労働省」〜
[12/07/04]
提供元:@Press
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トライベック・ストラテジー株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:殿木 和彦)は、「Webユーザビリティランキング2012<府省サイト編>」を実施し、前年度より「復興庁」を加えた全30府省サイトのユーザビリティ(使い勝手や安全性など)を評価しました。
調査は2012年4月下旬から6月中旬にかけて実施しました。
■調査目的
近年のソーシャルメディアやスマートフォンやタブレット端末などの普及が著しい中、情報の質が問われる時代となってきました。情報が氾濫している現代において、とりわけ唯一の公式情報発信母体であるオウンドメディアの重要性が高まってきています。
こうした背景の中で、情報発信者である府省が、国民に対して、いかに正しく、分かりやすく情報を届けられるかが課題となります。正しく、分かりやすく情報を伝達するために、民間企業では特に重視されるユーザビリティについて、同様の基準で府省サイトを調査することで、国民の生活に欠かせない正しい情報発信のあり方について再考するきっかけとして、昨年に引き続き調査を実施しました。
■診断結果トピックス
<全体概要>
・今回1位を獲得したのは厚生労働省。これまでの府省サイトランキングで最高スコアとなる89.79点となりました。
厚生労働省は、国民に対する情報発信手段としてオウンドメディアの最適化に取り組むことで、段階的にリニューアルを実施してきました。
今回は、下階層の情報構造の見直しのほか、スマートフォン専用サイトの構築など、国民目線でのユーザビリティの見直し、情報発信の最適化を実践してきた結果と言えそうです。
・調査対象となった府省30サイトの評価スコアの平均は68.03点となりました。(2010年65.06点、2011年66.88点)
今回で3回目となるユーザビリティランキングですが、全体においてその平均点に大きな推移がなく、国民目線での情報発信についての取り組みの遅さを露呈している状況となっています。
・今回の評価スコアの平均68.03点は、同様のユーザビリティランキング<民間企業編>の80.19点と比較すると、実に12点近くの差があります。
毎年、その評価スコア平均を上げている民間企業の状況を鑑みると、府省全体において、国民目線での情報発信のあり方について見直しを図るべき時機と言えそうです。
・このような中で、民間企業の上位スコアと遜色ない使いやすい府省サイトとして、厚生労働省、宮内庁、経済産業省、文部科学省、観光庁が挙げられます。いずれも民間企業ランキングの平均スコアを上回っており、国民に対する情報発信の取り組み姿勢について評価できるものと言えます。
<個別サイト概要>
・厚生労働省、経済産業省、公安調査庁について、国民目線での情報発信という視点において、上位階層のみを整理するのではなく、多くのアクセスが想定される下階層も含めて情報を整理している結果、大幅に評価スコアが向上しています。
・一方で消費者庁など全体リニューアルを実施したにもかかわらず、評価スコアがそれほど改善されなかったサイトも見られ、さらなる改善や見直しが求められます。
・府省サイトにおいては、情報発信において膨大な情報量と多岐にわたる情報カテゴリが存在しているのが特徴であり、ターゲットとなる国民や情報探索ニーズを意識して、できるだけ最短で情報にたどり着きやすいような工夫が必要となります。
法務省や消費者庁のように、国民のサイト内回遊を補助するナビゲーションや、情報の括りを表す名称(ラベリング)が分かりづらいと、情報探索の途中で迷子になってしまうといった弊害が想定されるため改善が必要です。
・残念だったのは、復興庁や資源エネルギー庁のような、国民にとって興味関心が高い情報を多く取り扱うサイトのユーザビリティが非常に低いという事実です。
府省サイトについては、正確な情報発信が必須となります。国民への理解を促すための分かりやすさという点においては多くの問題を抱えています。
単に情報を露出するということではなく、国民にとってどのように情報を伝達すれば理解してもらえるのかを改めて見直し、適切な形で届けられるよう情報発信の在り方を再考する必要があります。
<ソーシャルメディアやマルチデバイスへの取り組み>
・また今回新たにソーシャルメディアの取り組みを診断項目に盛り込んでいますが、ソーシャルメディア対応でもっとも多く見られたのが、TwitterとYouTubeでした。
・Twitterについては、金融庁、消費者庁、消防庁、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、経済産業省、特許庁、防衛省で実施しています。
・またYouTubeは、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、観光庁、環境省、防衛省で実施されていました。
・なお、Facebookは、外務省、財務省、文部科学省で実施しているという状況です。
・ちなみに、Google+はいち早く財務省での取組みが見られました。
・特に厚生労働省においては、PCからのアクセスだけでなく、近年普及の著しいスマートフォンからのアクセスに対応すべく、専用のスマートフォンサイトを構築している点なども高得点の要因と言えます。
◎全30サイトのランキング結果をすべてご覧になりたい方はこちら
http://www.tribeck.jp/usability/ranking/2012gov/
◎診断項目や診断方法についてはこちらでご覧いただけます
http://www.tribeck.jp/usability/ranking/2012gov/overview/index.html
<参考資料>
・サイト上位10位ランキング
順位(前回順位/前々回順位) 府省/サイト名
1( 2/ 24) 厚生労働省
2( 1/ 1) 宮内庁
3( 8/ 9) 経済産業省
4( 4/ 2) 文部科学省
5( 3/ 3) 観光庁
6( 6/ 5) 防衛省
7( 5/ 4) 国税庁
8( 9/ 11) 気象庁
9( 14/ 8) 中小企業庁
10( 11/ 10) 農林水産省
【会社概要】
会社名 : トライベック・ストラテジー株式会社
所在地 : 東京都渋谷区恵比寿1-21-3 恵比寿NRビル5階
代表者 : 代表取締役 殿木 和彦
設立 : 2001年9月4日
資本金 : 8,765万円
事業内容: Webコンサルテーション、インテグレーション事業
(Web戦略策定からサイト構築、運営支援までの
トータルソリューションをワンストップで提供します)
URL : http://www.tribeck.jp/
調査は2012年4月下旬から6月中旬にかけて実施しました。
■調査目的
近年のソーシャルメディアやスマートフォンやタブレット端末などの普及が著しい中、情報の質が問われる時代となってきました。情報が氾濫している現代において、とりわけ唯一の公式情報発信母体であるオウンドメディアの重要性が高まってきています。
こうした背景の中で、情報発信者である府省が、国民に対して、いかに正しく、分かりやすく情報を届けられるかが課題となります。正しく、分かりやすく情報を伝達するために、民間企業では特に重視されるユーザビリティについて、同様の基準で府省サイトを調査することで、国民の生活に欠かせない正しい情報発信のあり方について再考するきっかけとして、昨年に引き続き調査を実施しました。
■診断結果トピックス
<全体概要>
・今回1位を獲得したのは厚生労働省。これまでの府省サイトランキングで最高スコアとなる89.79点となりました。
厚生労働省は、国民に対する情報発信手段としてオウンドメディアの最適化に取り組むことで、段階的にリニューアルを実施してきました。
今回は、下階層の情報構造の見直しのほか、スマートフォン専用サイトの構築など、国民目線でのユーザビリティの見直し、情報発信の最適化を実践してきた結果と言えそうです。
・調査対象となった府省30サイトの評価スコアの平均は68.03点となりました。(2010年65.06点、2011年66.88点)
今回で3回目となるユーザビリティランキングですが、全体においてその平均点に大きな推移がなく、国民目線での情報発信についての取り組みの遅さを露呈している状況となっています。
・今回の評価スコアの平均68.03点は、同様のユーザビリティランキング<民間企業編>の80.19点と比較すると、実に12点近くの差があります。
毎年、その評価スコア平均を上げている民間企業の状況を鑑みると、府省全体において、国民目線での情報発信のあり方について見直しを図るべき時機と言えそうです。
・このような中で、民間企業の上位スコアと遜色ない使いやすい府省サイトとして、厚生労働省、宮内庁、経済産業省、文部科学省、観光庁が挙げられます。いずれも民間企業ランキングの平均スコアを上回っており、国民に対する情報発信の取り組み姿勢について評価できるものと言えます。
<個別サイト概要>
・厚生労働省、経済産業省、公安調査庁について、国民目線での情報発信という視点において、上位階層のみを整理するのではなく、多くのアクセスが想定される下階層も含めて情報を整理している結果、大幅に評価スコアが向上しています。
・一方で消費者庁など全体リニューアルを実施したにもかかわらず、評価スコアがそれほど改善されなかったサイトも見られ、さらなる改善や見直しが求められます。
・府省サイトにおいては、情報発信において膨大な情報量と多岐にわたる情報カテゴリが存在しているのが特徴であり、ターゲットとなる国民や情報探索ニーズを意識して、できるだけ最短で情報にたどり着きやすいような工夫が必要となります。
法務省や消費者庁のように、国民のサイト内回遊を補助するナビゲーションや、情報の括りを表す名称(ラベリング)が分かりづらいと、情報探索の途中で迷子になってしまうといった弊害が想定されるため改善が必要です。
・残念だったのは、復興庁や資源エネルギー庁のような、国民にとって興味関心が高い情報を多く取り扱うサイトのユーザビリティが非常に低いという事実です。
府省サイトについては、正確な情報発信が必須となります。国民への理解を促すための分かりやすさという点においては多くの問題を抱えています。
単に情報を露出するということではなく、国民にとってどのように情報を伝達すれば理解してもらえるのかを改めて見直し、適切な形で届けられるよう情報発信の在り方を再考する必要があります。
<ソーシャルメディアやマルチデバイスへの取り組み>
・また今回新たにソーシャルメディアの取り組みを診断項目に盛り込んでいますが、ソーシャルメディア対応でもっとも多く見られたのが、TwitterとYouTubeでした。
・Twitterについては、金融庁、消費者庁、消防庁、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、経済産業省、特許庁、防衛省で実施しています。
・またYouTubeは、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、観光庁、環境省、防衛省で実施されていました。
・なお、Facebookは、外務省、財務省、文部科学省で実施しているという状況です。
・ちなみに、Google+はいち早く財務省での取組みが見られました。
・特に厚生労働省においては、PCからのアクセスだけでなく、近年普及の著しいスマートフォンからのアクセスに対応すべく、専用のスマートフォンサイトを構築している点なども高得点の要因と言えます。
◎全30サイトのランキング結果をすべてご覧になりたい方はこちら
http://www.tribeck.jp/usability/ranking/2012gov/
◎診断項目や診断方法についてはこちらでご覧いただけます
http://www.tribeck.jp/usability/ranking/2012gov/overview/index.html
<参考資料>
・サイト上位10位ランキング
順位(前回順位/前々回順位) 府省/サイト名
1( 2/ 24) 厚生労働省
2( 1/ 1) 宮内庁
3( 8/ 9) 経済産業省
4( 4/ 2) 文部科学省
5( 3/ 3) 観光庁
6( 6/ 5) 防衛省
7( 5/ 4) 国税庁
8( 9/ 11) 気象庁
9( 14/ 8) 中小企業庁
10( 11/ 10) 農林水産省
【会社概要】
会社名 : トライベック・ストラテジー株式会社
所在地 : 東京都渋谷区恵比寿1-21-3 恵比寿NRビル5階
代表者 : 代表取締役 殿木 和彦
設立 : 2001年9月4日
資本金 : 8,765万円
事業内容: Webコンサルテーション、インテグレーション事業
(Web戦略策定からサイト構築、運営支援までの
トータルソリューションをワンストップで提供します)
URL : http://www.tribeck.jp/