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企業向けグローバルネットワークサービスにセキュリティ機能を追加

NTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)は、企業向けグローバルネットワークサービスのオプションとして、セキュアなリモートアクセスを実現する「ZTNA」(※1)、インターネット接続のセキュリティを提供する「SIG」(※2)、クラウド通信のアクセス管理・制御をする「CASB」(※3)(以下 本機能群)を2021年11月24日より順次提供開始します。
本機能群をNTT Comのグローバルネットワークサービスと組み合わせてご利用いただくことで、国内や海外の拠点においてこれまで個々に管理されていたネットワークサービスとセキュリティ機能の一元管理が可能となり「SASE」(※4)を実現することができます。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/286859/img_286859_1.png

1.背景
昨今加速するクラウドの利活用やリモートワークの普及により、クラウド利用者・リモートワーク実施者を狙ったサイバー攻撃が世界的に問題となっています。
特に海外拠点においては、海外企業のM&Aや拠点の新設・統廃合の結果、各国・地域で個別にセキュリティ機器やソフトウェアが構築・管理され、本社で定めたセキュリティポリシーに従った運用がなされていないケースが発生しており、セキュリティホール経由のマルウェア感染などの被害が多発しています。
また、ネットワークについても、各国・地域のIT管理者が、その国の通信品質や法規制、使用しているアプリケーションなどの状況に応じ、インターネットや専用線などを個々に採用しているケースが多く、ネットワーク構成の複雑化による故障発生時の原因切り分けの長期化が課題となっています。
さらに、クラウドに移行できないレガシーなアプリケーションがあることで、ICTインフラの状況は一層複雑になっています。
このような課題に対応するため、ネットワークの一元管理および最適化とともに、ゼロトラスト(※5)の考え方にもとづくセキュリティ機能を包括的に備えた「SASE」へのニーズが高まっています。

2.概要と特長
本機能群をNTT Comのグローバルネットワークサービスと組み合わせてご利用いただくことで、複雑化したネットワークの最適化やセキュリティポリシーおよびネットワークの一元管理を実現し、クラウドやリモートアクセスの安心・安全な利用が可能となります。

(1) SASEの中核的機能をグローバル一元提供
SASEの中核的機能である「ZTNA」、「SIG」、「CASB」を190以上の国と地域(2021年11月24日現在)でご利用いただけます。各機能はポータルサイトからオンデマンドで一元的に管理できるため、グローバルでセキュリティポリシーの統一が可能となり、セキュリティホール経由のマルウェア感染を防ぎます。

(2)現地回線までワンストップで提供
本機能群に加え、国や地域ごとの通信事情やお客さまの通信特性に応じ最適な回線やネットワーク機器を一元的に調達・構築します。お客さまが各国ごとに現地キャリアから回線調達をする必要がなく、稼働の削減に貢献します。

(3) End-to-Endのサポート
回線から本機能群まで、End-to-Endで保守・運用を行います。これにより、お客さまの運用負荷低減や、故障原因切り分けの長期化を防ぎます。

3.各機能の特長(※6)
ZTNA
・リモートアクセスゲートウェイ機能と、クラウド型認証機能を提供
・多要素認証によりセキュアにリモートアクセスユーザーの認証が可能
・お客さま認証基盤の統合、SaaSへのシングルサインオンなど認証管理機能も提供

SIG
・各拠点およびリモートアクセスユーザーの両方にインターネット接続およびリージョン間通信のセキュリティを提供
・サンドボックス、DNSセキュリティなど、高度なセキュリティ機能が利用可能

CASB (2021年度中提供開始予定)
・お客さまがご利用されている特定のSaaS内の通信内容の可視化、制御機能を提供
・クライアントレスで利用できるため、BYOD端末などにも展開が容易

4.提供開始日
2021年11月24日

5.提供価格
営業担当へお問い合わせください。

6.今後の展開
専門的な知識を必要とするセキュリティアーキテクチャや、パラメータの設計などを支援する「導入支援サービス」を2022年度中に提供予定です。
NTT Comは、変化する外部環境においても、高いセキュリティを確保しながらグローバルで安心・安全に業務継続を可能にするソリューションを提供し、お客さまのワークスタイル変革に貢献します。

7.イベント出展情報
2021年12月1〜2日に開催する「ガートナー ITインフラストラクチャ、オペレーション&クラウド戦略コンファレンス」(※7)にて、本報道発表の内容を紹介します。詳細は公式WEBサイトをご参照ください。
https://www.gartner.com/jp/conferences/apac/infrastructure-operations-cloud-japan


NTT Comは、事業ビジョン「Re-connect X(TM)」にもとづき、お客さまやパートナーとの共創によって、With/Afterコロナにおける新たな価値を定義し、社会・産業を移動固定融合サービス・ソリューションで「つなぎなおし」、サステナブルな未来の実現に貢献していきます。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/286859/img_286859_3.png
https://www.ntt.com/about-us/re-connectx.html

(※1):ZTNA(Zero Trust Network Access)とは、近年普及が進むゼロトラストの概念にもとづいて設計されたリモートアクセスサービスを指します。
(※2):SIG(Secure Internet Gateway)とは、 ファイアウォール機能や侵入防止システム(IPS)、ウェブフィルタリングサービスの機能を持ったクラウド型のインターネットゲートウェイ機能です。
(※3):CASB(Cloud Access Security Broker)とは、クラウドサービスへのアクセスの可視化や不正アクセスやデータ流出の阻止、適切なクラウドサービス利用のための監視や制御、送受信するデータの暗号化を実現するセキュリティ機能です。
(※4):SASE(Secure Access Service Edge)とは、これまで個々に存在していたセキュリティサービスとネットワークサービスを一体にしたネットワークセキュリティの概念です。
(※5):ゼロトラストとは、信頼がないこと(ゼロトラスト)を前提とし、社内外ネットワークの境界線を意識せず都度認証を行うセキュリティの概念です。
(※6):本機能群のお申し込み時には、お客さまごとに特定のアプリケーションのトラフィックなどを区別するため、事前に通信を識別する旨の同意をいただきます。
(※7):ガートナー ITインフラストラクチャ、オペレーション & クラウド戦略コンファレンスについて
“Gartnerは来たる12月1〜2日に、ガートナー ITインフラストラクチャ、オペレーション&クラウド戦略コンファレンス 2021をバーチャル (オンライン) で開催します。本サミットでは、幅広いトピックと最新のトレンドを踏まえ、企業のITリーダーへ「インフラとオペレーションの甦生(こうせい)」に必要な提言を行います。コンファレンスのニュースや最新情報は、ガートナーのTwitterでもご覧いただけます (#GartnerIO)”











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