アラガン・ジャパン「乳がんと乳房再建に関する意識調査」男性の約8割が配偶者やパートナーの乳房再建を支援
[14/07/01]
提供元:@Press
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アラガン・ジャパン株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:レオ・ワイ・リー)は、全国の20代から60代の一般男女1,000人と身近に乳がん患者さんがいる男女300人を対象に実施した、乳がんと乳房再建に関する意識調査の結果を発表しました。
毎年約6万人が乳がんと診断され、そのうちおよそ40%が乳房を全切除すると言われていますが、その後、乳房を再建する女性は現在1割強(※1)にとどまっています。
■40〜60代男性の8割近くが乳房再建を積極的に支援
今回の調査で、自分(女性の場合)または配偶者やパートナー、家族(男性の場合)が、乳がんと診断され乳房を切除することになったら乳房再建を希望または賛成するかを聞いたところ、「希望する」と答えた女性は40〜60代で全体の62%だったのに対して、同年代の男性で配偶者やパートナーの乳房再建に「賛成する」と回答したのは79%に上りました。
中でも、50代の男性で賛成する人が83%と最も多く、60代の男性では79%で、中高年の男性は、配偶者やパートナーが乳がんで乳房を切除した場合の乳房再建を積極的に支援しようとしていることが明らかになりました(別紙 図1)。
全世代を通してみても、乳房再建を希望する女性(63%)よりも、賛成する男性の割合のほうが72%と高く、男性が世代を超えて、配偶者やパートナーが乳がんで乳房を切除することになっても、乳房再建という選択をすることで、前向きな気持ちで自信を持って生きてほしいと願っていることがわかりました(別紙 図2、図3)。
■保険適用と高額療養費制度の活用で自己負担は10万円程度 乳房再建をより選択しやすく
今回の調査で、乳房再建について、「費用負担」が一番の懸念点とわかりました(別紙 図4)。一方で、乳房再建に健康保険が適用されることを知っていたのは全体の3%に過ぎず(別紙 図5)、乳がん患者さんが身近にいる人でも8%にとどまりました。シリコンインプラントを使った乳房再建への保険適用が2013年7月に開始されて1年が経つものの、認知は極めて低いという結果になりました。保険は、以前に乳房を全切除した患者さんが今後再建を行う場合にも同様に適用されます。以前は100万円程度かかっていた乳房再建が、保険適用と高額療養費制度の活用によって自己負担額は10万円程度となり、選択しやすくなりました。今回の調査で、実際の自己負担額が10万円程度であることを知った後は、「費用負担」を懸念点に挙げた人は63%から37%に減り、保険適用や費用について正しい理解と認知を広めることが求められる結果となりました。
■乳房再建に高い関心度 男女ともに7割以上
乳房再建に対する認知度はまだ低く、どんな治療法かを知っている人は全体の18%(女性 22%、男性 13%)にとどまりました(別紙 図6)。しかし、乳房再建への関心度は男女ともに高く、乳がんと診断された場合に乳房再建についての情報を「知りたい」と思う女性は75%、配偶者やパートナーに「知ってほしい」と思う男性は71%に上りました。
乳がん患者さんや家族だけでなく、一般社会、そして世代を超えて、乳房再建への高い関心が示されています。乳房再建に対する正しい情報の提供と理解を促進することが、社会全体で乳がん患者さんとその家族を支援することにつながると考えられます。
■乳がん検診を受けず、自己検診(セルフチェック)だけで済ます傾向は要注意
日本は欧米に比べて乳がん検診受診率が低い(※2)ことが危惧されていますが、乳がん検診を受けない理由で最も多かったのは、「現在しこりや乳房の異常を感じないから」(32%)でした。一方で、乳がんについて知っていることとして、最も多くの女性が挙げたのが「乳がんは自己検診(セルフチェック)で発見することができること」(76%)であり、この結果から、多くの女性が、自己検診によって乳房に違和感を感じないために乳がん検診を受診していない傾向があるとも推察されます(別紙 図7、図8)。しかしながら自己検診だけでは見つかりにくいがんもあるため、定期的な乳がん検診を受けずに自己検診だけで済ませている女性が多いとすれば、女性がかかるがんの第1位で患者数が増え続けている乳がんに対して、まだまだ危機感が薄いことが懸念されます。
※1 2013年アラガン・ジャパン調べ
※2 日本:31.4%(40歳以上の者の過去2年間の受診率、「平成22年国民生活基礎調査」)、米国:80.4%、フランス:75.4%(「OECD Health Data 2012」)
乳房再建に関する情報サイト『乳房再建ナビ』がスタート
nyubo-saiken.com
アラガン・ジャパンは、乳房再建に関する情報サイト『乳房再建ナビ』(URL: http://nyubo-saiken.com)を開設いたしました。乳がん患者さんとそのご家族やご友人など周囲の方々、また広く一般の方に向けて、乳房再建に関する正しい情報を普及・啓発することを目的としています。
『乳房再建ナビ』では、乳がんの基礎知識から乳がん治療の流れ、乳房再建に関する詳細な情報までを一元的に学ぶことができます。乳がんになる前から乳房再建について正しく理解することで、もし乳がんと診断された場合でも、自信を持って治療の選択を行うことができるよう、本サイトを活用いただくことを願っています。
『乳房再建ナビ』 URL: http://nyubo-saiken.com
■乳房再建について総合的な情報を提供
・乳房再建の術式、留意点、術後のケア、保険適用後の費用などの解説
・乳がん治療の流れのなかで、乳房再建を検討するタイミングやポイントがわかる、乳房再建フローチャート
・乳がんや乳がん治療の基礎知識
■医療機関検索
・保険適用で乳房再建術(自家組織再建・インプラント再建、そのいずれかまたは両方)が受けられる医療機関を市区町村レベルで検索可能
■参加型の楽しいコンテンツ
・クイックリサーチで「みんなの声」をリアルタイム表示
・自分で表示を変えて楽しめるリッチコンテンツ
アラガン・ジャパンは患者さん一人ひとりの「健康」と「生涯」に寄り添い、人生の可能性を最大限に実現することをサポートする「ヘルスケア・パートナー・カンパニー」を目指してまいります。
アラガン・ジャパン株式会社について
アラガン・ジャパンはアイケア、神経科、皮膚科、美容医療、形成外科、乳腺外科、泌尿器科の有力製品を抱えるグローバルヘルスケア・カンパニーの日本法人です。アラガンは、設立から60年余にわたり、革新的で有意義な治療を提供しています。100か国以上において約12,000人の従業員とともに、患者さんと医療従事者の皆さんに最先端の医療をお届けしています。日本では、ブレスト・インプラント、美容医療、眼科の領域に特化して厚生労働省から承認を得た製品を提供しており、いつまでも健康でアクティブな生活を楽しみたいという患者さんのために、一人ひとりの命の可能性を追求しています。
アラガン・ジャパン株式会社
〒150-6035 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー35F
http://www.allergan.jp/
アラガン米国本社:www.allergan.com
毎年約6万人が乳がんと診断され、そのうちおよそ40%が乳房を全切除すると言われていますが、その後、乳房を再建する女性は現在1割強(※1)にとどまっています。
■40〜60代男性の8割近くが乳房再建を積極的に支援
今回の調査で、自分(女性の場合)または配偶者やパートナー、家族(男性の場合)が、乳がんと診断され乳房を切除することになったら乳房再建を希望または賛成するかを聞いたところ、「希望する」と答えた女性は40〜60代で全体の62%だったのに対して、同年代の男性で配偶者やパートナーの乳房再建に「賛成する」と回答したのは79%に上りました。
中でも、50代の男性で賛成する人が83%と最も多く、60代の男性では79%で、中高年の男性は、配偶者やパートナーが乳がんで乳房を切除した場合の乳房再建を積極的に支援しようとしていることが明らかになりました(別紙 図1)。
全世代を通してみても、乳房再建を希望する女性(63%)よりも、賛成する男性の割合のほうが72%と高く、男性が世代を超えて、配偶者やパートナーが乳がんで乳房を切除することになっても、乳房再建という選択をすることで、前向きな気持ちで自信を持って生きてほしいと願っていることがわかりました(別紙 図2、図3)。
■保険適用と高額療養費制度の活用で自己負担は10万円程度 乳房再建をより選択しやすく
今回の調査で、乳房再建について、「費用負担」が一番の懸念点とわかりました(別紙 図4)。一方で、乳房再建に健康保険が適用されることを知っていたのは全体の3%に過ぎず(別紙 図5)、乳がん患者さんが身近にいる人でも8%にとどまりました。シリコンインプラントを使った乳房再建への保険適用が2013年7月に開始されて1年が経つものの、認知は極めて低いという結果になりました。保険は、以前に乳房を全切除した患者さんが今後再建を行う場合にも同様に適用されます。以前は100万円程度かかっていた乳房再建が、保険適用と高額療養費制度の活用によって自己負担額は10万円程度となり、選択しやすくなりました。今回の調査で、実際の自己負担額が10万円程度であることを知った後は、「費用負担」を懸念点に挙げた人は63%から37%に減り、保険適用や費用について正しい理解と認知を広めることが求められる結果となりました。
■乳房再建に高い関心度 男女ともに7割以上
乳房再建に対する認知度はまだ低く、どんな治療法かを知っている人は全体の18%(女性 22%、男性 13%)にとどまりました(別紙 図6)。しかし、乳房再建への関心度は男女ともに高く、乳がんと診断された場合に乳房再建についての情報を「知りたい」と思う女性は75%、配偶者やパートナーに「知ってほしい」と思う男性は71%に上りました。
乳がん患者さんや家族だけでなく、一般社会、そして世代を超えて、乳房再建への高い関心が示されています。乳房再建に対する正しい情報の提供と理解を促進することが、社会全体で乳がん患者さんとその家族を支援することにつながると考えられます。
■乳がん検診を受けず、自己検診(セルフチェック)だけで済ます傾向は要注意
日本は欧米に比べて乳がん検診受診率が低い(※2)ことが危惧されていますが、乳がん検診を受けない理由で最も多かったのは、「現在しこりや乳房の異常を感じないから」(32%)でした。一方で、乳がんについて知っていることとして、最も多くの女性が挙げたのが「乳がんは自己検診(セルフチェック)で発見することができること」(76%)であり、この結果から、多くの女性が、自己検診によって乳房に違和感を感じないために乳がん検診を受診していない傾向があるとも推察されます(別紙 図7、図8)。しかしながら自己検診だけでは見つかりにくいがんもあるため、定期的な乳がん検診を受けずに自己検診だけで済ませている女性が多いとすれば、女性がかかるがんの第1位で患者数が増え続けている乳がんに対して、まだまだ危機感が薄いことが懸念されます。
※1 2013年アラガン・ジャパン調べ
※2 日本:31.4%(40歳以上の者の過去2年間の受診率、「平成22年国民生活基礎調査」)、米国:80.4%、フランス:75.4%(「OECD Health Data 2012」)
乳房再建に関する情報サイト『乳房再建ナビ』がスタート
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アラガン・ジャパンは、乳房再建に関する情報サイト『乳房再建ナビ』(URL: http://nyubo-saiken.com)を開設いたしました。乳がん患者さんとそのご家族やご友人など周囲の方々、また広く一般の方に向けて、乳房再建に関する正しい情報を普及・啓発することを目的としています。
『乳房再建ナビ』では、乳がんの基礎知識から乳がん治療の流れ、乳房再建に関する詳細な情報までを一元的に学ぶことができます。乳がんになる前から乳房再建について正しく理解することで、もし乳がんと診断された場合でも、自信を持って治療の選択を行うことができるよう、本サイトを活用いただくことを願っています。
『乳房再建ナビ』 URL: http://nyubo-saiken.com
■乳房再建について総合的な情報を提供
・乳房再建の術式、留意点、術後のケア、保険適用後の費用などの解説
・乳がん治療の流れのなかで、乳房再建を検討するタイミングやポイントがわかる、乳房再建フローチャート
・乳がんや乳がん治療の基礎知識
■医療機関検索
・保険適用で乳房再建術(自家組織再建・インプラント再建、そのいずれかまたは両方)が受けられる医療機関を市区町村レベルで検索可能
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アラガン・ジャパンはアイケア、神経科、皮膚科、美容医療、形成外科、乳腺外科、泌尿器科の有力製品を抱えるグローバルヘルスケア・カンパニーの日本法人です。アラガンは、設立から60年余にわたり、革新的で有意義な治療を提供しています。100か国以上において約12,000人の従業員とともに、患者さんと医療従事者の皆さんに最先端の医療をお届けしています。日本では、ブレスト・インプラント、美容医療、眼科の領域に特化して厚生労働省から承認を得た製品を提供しており、いつまでも健康でアクティブな生活を楽しみたいという患者さんのために、一人ひとりの命の可能性を追求しています。
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