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日経平均は反落、ギリシャ情勢や原油市況への警戒感で売り優勢

相場概況
日経平均は反落。ギリシャの債務不履行(デフォルト)懸念が再燃しているほか、米在庫の増加などで原油市況が急落したことなどが嫌気され、日経平均は89円安からスタート。前日300円超の上昇になったこともあり、寄り付き後も利益確定売りの動きが優勢で下げ幅を拡大した。注目されていた30年国債入札が無難な結果となったことから、後場前半には一時前日比83.21円安の17595.53円まで下げ幅を縮小する場面もあった。ただ、ギリシャ情勢や原油市況への警戒感が重しとなり、おおむね17500円台前半での推移が続いた。

大引けの日経平均は前日比174.12円安の17504.62円となった。東証1部の売買高は26億4540万株、売買代金は2兆8515億円だった。業種別では、鉱業が3%を超える下落となったほか、繊維製品、機械、倉庫・運輸関連業が下落率上位だった。一方、不動産、その他金融業、金属製品が上昇率上位だった。

個別では、通期業績予想を上方修正したトヨタ自<7203>が買い先行後下げに転じたほか、ソフトバンク<9984>、富士重<7270>、マツダ<7261>、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>などが軟調。日立<6501>は約10%安ときつい下げに。取引時間中に決算を発表した東レ<3402>は急落した。また、日立のほか、ツクイ<2398>、NIPPO<1881>、テレビ朝日HD<9409>などが東証1部下落率上位となった。一方、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>、ホンダ<7267>、JT<2914>などが堅調。ソニー<6758>は一時ストップ高となる場面もあり、終値では約12%高に。三住トラスト<8309>、富士通<6702>、マーベラス<7844>の上昇も目立った。また、ソニーのほか、BPカストロール<5015>、大幸薬品<4574>、MonotaRO<3064>などが東証1部上昇率上位となった。

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