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日経平均は3日続落、円高が重しで安値もみ合い

相場概況
日経平均は3日続落。6月14日-15日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を受けて米国の追加利上げ観測が後退し、為替相場が円高で推移していることが重しとなり、日経平均は32円安からスタートした。明日のSQ(特別清算指数)を前に先物、オプション市場ではポジション調整の売買が見られ、朝方は一時プラスに転じるなど方向感に乏しい動きだったが、その後はマイナス圏での小動きが続いた。引けにかけて弱含み、15241.91円(前日比137.08円安)まで下落する場面があった。

大引けの日経平均は前日比102.75円安の15276.24円となった。東証1部の売買高は18億3293万株、売買代金は1兆8577億円だった。業種別では、不動産業、建設業、化学が下落率上位だった。一方、その他製品、電気・ガス業、繊維製品など5業種が上昇した。

個別では、NTT<9432>、ソフトバンクグ<9984>、KDDI<9433>といった通信大手や、ファナック<6954>、マツダ<7261>などが軟調。三井不<8801>や三菱地所<8802>といった不動産株が2%安となったほか、三菱電<6503>は3%近い下落に。前日に決算発表したイオン<8267>は8%安と大きく下げた。中小型株が売られた流れでVテク<7717>は年初来高値更新後に急反落。また、前日まで連日のストップ高となっていたソフトブレーン<4779>や、WSCOPE<6619>、アウトソシング<2427>などが東証1部下落率上位となった。一方、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、ソニー<6758>が小幅に上昇し、みずほ<8411>、JT<2914>、ファーストリテ<9983>はしっかり。任天堂<7974>は4%近く上昇。決算発表銘柄ではウエルシアHD<3141>が5%超、ABCマート<2670>が6%超の上昇に。また、KLab<3656>はゲーム好調でストップ高となり、新日科学<2395>、内田洋<8057>などとともに東証1部上昇率上位となった。

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