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日経平均は大幅反落、米先物急落で終値17000円割れ

相場概況
日経平均は大幅反落。17日の米国市場でNYダウは大幅反発し、1048ドル高となった。政府が1兆ドル規模の経済対策を検討していると伝わり、好感した買いが入った。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで142円高からスタートすると、前日同様に年金基金のものとみられる買いが入り、朝方に一時17396.84円(前日比385.31円高)まで上昇。上値では利益確定の売りも出てプラス圏でもみ合う展開が続いたが、NYダウ先物が時間外取引で急落して取引を一時停止。日経平均も引けにかけて弱含んだ。

大引けの日経平均は前日比284.98円安の16726.55円となった。終値で17000円を下回るのは2016年11月以来、およそ3年4カ月ぶり。東証1部の売買高は27億1881万株、売買代金は4兆1106億円だった。業種別では、鉱業、不動産業、倉庫・運輸関連業が下落率上位だった。一方、空運業、化学、陸運業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の60%、対して値上がり銘柄は39%となった。

個別では、ソフトバンクG<9984>が10%超、ファーストリテ<9983>が6%超下落し、2銘柄で日経平均を約190円押し下げた。ソフトバンクGは米ウィーカンパニー株買い取り計画を見直す可能性があると報じられている。武田薬<4502>とKDDI<9433>も4%超の下落と軟調ぶりが目立った。その他売買代金上位ではトヨタ自<7203>や三菱UFJ<8306>がさえない。業績下方修正を発表した日農薬<4997>が急落し、ランビジネス<8944>は連日のストップ安となった。一方、富士フイルム<4901>は大商いでストップ高。中国政府が新型コロナウイルス治療で同社グループの「アビガン」が有効と発表している。日医工<4541>も新型コロナ治療を巡る報道を受けストップ高。決算発表銘柄ではクスリのアオキ<3549>やアスクル<2678>が買われた。その他、売買代金上位ではソニー<6758>や任天堂<7974>が続伸し、資生堂<4911>は8%超上昇した。


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