京成電鉄、ロート製薬、グリーなど
[14/10/10]
提供元:株式会社フィスコ
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本日の注目個別銘柄
<9983> ファーストリテ 37890 +635堅調スタート。前日に前8月期の決算を発表している。前期営業利益は日本基準で1486億円、前期比12%増となり、1455億円の会社計画を上回って着地した。一方、今期はIFRSベースで1800億円、日本基準と比べて30-40億円のプラス効果と見られ、実質は2割程度の増益見通しとみられる。前期実績は想定線だが、今期の見通しは市場コンセンサスを上回っている状況だ。SMBC日興証券では投資判断を「3」から「2」に格上げ、野村やメリルリンチ(ML)などでは目標株価を引き上げており、アナリストの評価はやや高まる格好に。
<3632> グリー 810 +60急伸。「LINE」と共同出資による新会社「Epic Voyage」を設立すると発表、グローバルに競争力を有するゲームコンテンツの開発を推進していく。LINEのゲーム配信プラットホームを通じて開発コンテンツを提供していくようだ。同社の出資比率は過半数となるもよう。高水準の利用者数を誇るLINEとの協業によって、今後の業績の立ち直りなどを期待する動きが先行している。
<9009> 京成電鉄 1156 +36買い優勢。メリルリンチ(ML)では投資判断を「アンダーパフォーム」から「買い」に、一気に2段階格上げしている。目標株価も770円から1400円に引き上げへ。投資評価変更の本質としては、成田空港往来の旅客需要が想定以上に強く、同社の空港線旅客需要の中期見通しをポジティブに変更したこととしている。また、OLC株を市場価値で織り込んだことも目標株価引き上げの一因と。
<1824> 前田建設工業 841 +11買い先行。みずほ証券では建設各社の目標株価を引き上げている。同社に関しては投資判断「バイ」継続で、目標株価は900円から1000円に引き上げている。完成工事総利益率の改善に加え、前田道路<1883>や東洋建設<1890>などグループ子会社の業績貢献も見込まれるため、今期営業利益は120億円を予想、同社が掲げている中期経営計画を上回ると予想している。
<4527> ロート製薬 1547 +63しっかり。バークレイズでは投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も1900円から2000円に引き上げている。前期の減損計上発表や今期の業績下方修正を受けて株価は大きく下落したものの、中国を中心とするアジアでの成長ストーリーに変化はないと考えているもよう。現状の株価の相対的な割安感を評価しているようだ。
<9945> プレナス 2121 -317下落率トップ。前日に上半期の決算を発表、営業利益は33.8億円で前年同期比11.8%減益、従来予想の40億円を下回った。また、通期予想は従来の92億円から80億円にまで下方修正している。出店計画の未達や既存店の下振れなどが背景のようだ。第1四半期は増益決算であったことから、足元での収益悪化に失望売り圧力が強まる状況に。
<7102> 日本車輌製造 345 -24下げ目立つ。前日に上半期業績予想の下方修正を発表している。営業利益は従来予想の28億円から18億円、前年同期比4割減益の水準にまで減額している。鉄道車両事業における下半期への売上の後ずれ、海外子会社の業績悪化の影響などが下方修正の背景に。想定以上に大きい修正幅を嫌気して、5月21日の年初来安値を更新する展開に。
<5334> 特殊陶 2851 +32買い優勢。前日に9月の単独売上が発表されている。収益貢献度が高く注目される自動車関連に関しては、プラグ、センサともに前月比2ケタの増加となっているもよう。足元で下落ピッチが早まっていたこともあり、業績懸念後退に伴って買い戻しの動きが進んでいるようだ。また、セラミックパッケージなども順調推移に。
<1928> 積水ハウス 1267 +16.5堅調。来年からの相続税強化に伴い、相続税の課税対象者が増加すると見られている。つれて、賃貸住宅や高層マンションのオーナーとなり、相続税を節税する動きが広く活発化しつつあるもよう。モルガン・スタンレー(MS)では、住宅メーカーや大手不動産会社で特需となる可能性が高いとも指摘している。
<7203> トヨタ 6220 -20小幅安。米国株大幅安など外部環境の悪化に押される格好だが、メリルリンチ(ML)では投資判断を「中立」から「買い」に格上げしており、支援材料につながる状況とはなっている。タイ市場の底割れリスクが限定的であること、米国における「ビッグマイナーチェンジ」のカムリ投入、潤沢なネットキャッシュの再配賦へ動くのは時間の問題であることなどを評価の背景としている。また、為替も追い風としており、日系大手3社間で直近の為替トレンドの恩恵が最も大きいのは同社であると指摘している。
<FA>
<3632> グリー 810 +60急伸。「LINE」と共同出資による新会社「Epic Voyage」を設立すると発表、グローバルに競争力を有するゲームコンテンツの開発を推進していく。LINEのゲーム配信プラットホームを通じて開発コンテンツを提供していくようだ。同社の出資比率は過半数となるもよう。高水準の利用者数を誇るLINEとの協業によって、今後の業績の立ち直りなどを期待する動きが先行している。
<9009> 京成電鉄 1156 +36買い優勢。メリルリンチ(ML)では投資判断を「アンダーパフォーム」から「買い」に、一気に2段階格上げしている。目標株価も770円から1400円に引き上げへ。投資評価変更の本質としては、成田空港往来の旅客需要が想定以上に強く、同社の空港線旅客需要の中期見通しをポジティブに変更したこととしている。また、OLC株を市場価値で織り込んだことも目標株価引き上げの一因と。
<1824> 前田建設工業 841 +11買い先行。みずほ証券では建設各社の目標株価を引き上げている。同社に関しては投資判断「バイ」継続で、目標株価は900円から1000円に引き上げている。完成工事総利益率の改善に加え、前田道路<1883>や東洋建設<1890>などグループ子会社の業績貢献も見込まれるため、今期営業利益は120億円を予想、同社が掲げている中期経営計画を上回ると予想している。
<4527> ロート製薬 1547 +63しっかり。バークレイズでは投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も1900円から2000円に引き上げている。前期の減損計上発表や今期の業績下方修正を受けて株価は大きく下落したものの、中国を中心とするアジアでの成長ストーリーに変化はないと考えているもよう。現状の株価の相対的な割安感を評価しているようだ。
<9945> プレナス 2121 -317下落率トップ。前日に上半期の決算を発表、営業利益は33.8億円で前年同期比11.8%減益、従来予想の40億円を下回った。また、通期予想は従来の92億円から80億円にまで下方修正している。出店計画の未達や既存店の下振れなどが背景のようだ。第1四半期は増益決算であったことから、足元での収益悪化に失望売り圧力が強まる状況に。
<7102> 日本車輌製造 345 -24下げ目立つ。前日に上半期業績予想の下方修正を発表している。営業利益は従来予想の28億円から18億円、前年同期比4割減益の水準にまで減額している。鉄道車両事業における下半期への売上の後ずれ、海外子会社の業績悪化の影響などが下方修正の背景に。想定以上に大きい修正幅を嫌気して、5月21日の年初来安値を更新する展開に。
<5334> 特殊陶 2851 +32買い優勢。前日に9月の単独売上が発表されている。収益貢献度が高く注目される自動車関連に関しては、プラグ、センサともに前月比2ケタの増加となっているもよう。足元で下落ピッチが早まっていたこともあり、業績懸念後退に伴って買い戻しの動きが進んでいるようだ。また、セラミックパッケージなども順調推移に。
<1928> 積水ハウス 1267 +16.5堅調。来年からの相続税強化に伴い、相続税の課税対象者が増加すると見られている。つれて、賃貸住宅や高層マンションのオーナーとなり、相続税を節税する動きが広く活発化しつつあるもよう。モルガン・スタンレー(MS)では、住宅メーカーや大手不動産会社で特需となる可能性が高いとも指摘している。
<7203> トヨタ 6220 -20小幅安。米国株大幅安など外部環境の悪化に押される格好だが、メリルリンチ(ML)では投資判断を「中立」から「買い」に格上げしており、支援材料につながる状況とはなっている。タイ市場の底割れリスクが限定的であること、米国における「ビッグマイナーチェンジ」のカムリ投入、潤沢なネットキャッシュの再配賦へ動くのは時間の問題であることなどを評価の背景としている。また、為替も追い風としており、日系大手3社間で直近の為替トレンドの恩恵が最も大きいのは同社であると指摘している。
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