東芝がグーグルPCを発売
[14/03/10]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
東芝<6502>が米グーグルの基本ソフト(OS)「クローム」を搭載したノート型パソコン(PC)「クロームブック」を早ければ4月にも日本で初めて販売することが7日、分かった。
東芝は今年2月、北米で教育現場向けにクロームブックを発売した。
「クロームブック」は米国では2万〜3万円程度と割安になっており、シェアを伸ばしている。
内蔵の記憶装置の容量を小さくして通常のパソコンよりも価格を抑えている。ソフトウエアが内蔵されたパソコンとは異なり、インターネット経由でメールや文書作成、表計算をし、文書ファイルもネット上に保存する。起動時にOSが自動的に更新されるため管理する手間が省ける。重さも1キロ程度と軽く、起動時間も10秒と短い。
パソコン市場はスマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット端末の拡大に伴い世界的な需要低迷が続いており、米調査会社ガートナーによると、PCの2013年の世界出荷台数は前年比10%減の3億1590万台となり、過去最大の落ち込み幅を記録した。
また、中国や台湾メーカーが価格競争を仕掛けており、東芝のパソコン事業は今期最終赤字に転落する見通し。低価格で使い勝手のいいクロームブックの販売で、新たな需要を取り込み中台勢に巻き返しを図りたいという。「クロームブック」は東芝のほか、他メーカーも国内での投入を検討している。
国内のPCでは米マイクロソフトのOS「ウィンドウズ」が圧倒的なシェアを誇っているが、スマートフォン(高機能携帯電話)向けOSの「アンドロイド」に続き、PC向けOSでもグーグルが急伸することができるのか注目される。
<YU>
東芝は今年2月、北米で教育現場向けにクロームブックを発売した。
「クロームブック」は米国では2万〜3万円程度と割安になっており、シェアを伸ばしている。
内蔵の記憶装置の容量を小さくして通常のパソコンよりも価格を抑えている。ソフトウエアが内蔵されたパソコンとは異なり、インターネット経由でメールや文書作成、表計算をし、文書ファイルもネット上に保存する。起動時にOSが自動的に更新されるため管理する手間が省ける。重さも1キロ程度と軽く、起動時間も10秒と短い。
パソコン市場はスマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット端末の拡大に伴い世界的な需要低迷が続いており、米調査会社ガートナーによると、PCの2013年の世界出荷台数は前年比10%減の3億1590万台となり、過去最大の落ち込み幅を記録した。
また、中国や台湾メーカーが価格競争を仕掛けており、東芝のパソコン事業は今期最終赤字に転落する見通し。低価格で使い勝手のいいクロームブックの販売で、新たな需要を取り込み中台勢に巻き返しを図りたいという。「クロームブック」は東芝のほか、他メーカーも国内での投入を検討している。
国内のPCでは米マイクロソフトのOS「ウィンドウズ」が圧倒的なシェアを誇っているが、スマートフォン(高機能携帯電話)向けOSの「アンドロイド」に続き、PC向けOSでもグーグルが急伸することができるのか注目される。
<YU>