政治から読み解く【経済と日本株】:「景気回復を実感していない人が81%」
[15/02/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
日経新聞社とテレビ東京が週末に行った世論調査で、景気回復の実感に付いては、「実感していない」が81%に上った一方、「実感している」の13%を大きく上回る結果となった。なお、内閣支持率は50%で前回調査比では1ポイント低下とほぼ同じ内容に。
先週発表された10-12月期GDP速報値は市場予想を下回ったものの、消費増税後初のプラス成長となった。上記の世論調査の結果、景気回復は実感していないが、現政権を支持する人が多いということは、「いずれ景気は回復する」と見ている人が多いといえよう。
GDP速報値では個人消費の伸び悩みが見られたが、燃料価格の下落や足元で話題となっている賃金上昇などが今後の景気回復のエンジンになると見られている。企業からすると賃金引上げは利益率低下とネガティブな側面もあるが、企業収益の向上を通じた経済成長を目指す安倍政権からすると、今春のベアは昨年以上に結果が問われるものとなろう。
<MT>
先週発表された10-12月期GDP速報値は市場予想を下回ったものの、消費増税後初のプラス成長となった。上記の世論調査の結果、景気回復は実感していないが、現政権を支持する人が多いということは、「いずれ景気は回復する」と見ている人が多いといえよう。
GDP速報値では個人消費の伸び悩みが見られたが、燃料価格の下落や足元で話題となっている賃金上昇などが今後の景気回復のエンジンになると見られている。企業からすると賃金引上げは利益率低下とネガティブな側面もあるが、企業収益の向上を通じた経済成長を目指す安倍政権からすると、今春のベアは昨年以上に結果が問われるものとなろう。
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