中国の住宅販売額:年間初めて10兆元大台突破、韓国のGDP上回る
[16/12/14]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
中国の住宅販売額が年ベースで初めて10兆元(約166兆円)の大台を突破した。統計局が発表したデータによると、今年1-11月の販売額は10兆2503億元となり、前年同期比で37.5%増加したという。米ドルに換算すると約1兆4859億米ドルとなり、これは2015年の韓国やオーストラリア、ロシアの国内総生産(GDP)を上回る水準となる。
住宅価格の高騰や住宅ローン規制の緩和を受け、不動産市場への投資資金の流入が加速していたことが背景にある。一方、不動産市場が中国のGDPを下支えしているとの見方が浮上し、住宅ローンの引き締めに伴う成約件数の減少を受け、2017年1-3月期のGDP成長率が大幅に鈍化する恐れがあると警戒されている。
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住宅価格の高騰や住宅ローン規制の緩和を受け、不動産市場への投資資金の流入が加速していたことが背景にある。一方、不動産市場が中国のGDPを下支えしているとの見方が浮上し、住宅ローンの引き締めに伴う成約件数の減少を受け、2017年1-3月期のGDP成長率が大幅に鈍化する恐れがあると警戒されている。
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