NY株式:ダウは266ドル安、バイオやネット株に戻り売りが広がる
[14/04/11]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
10日の米国株式相場は大幅下落。ダウ平均は266.96ドル安の16170.22、ナスダックは129.79ポイント安の4054.11で取引を終了した。朝方は週間新規失業保険申請数が予想よりも少なかったことが好感され小動きで始まったものの、9日のFOMC議事録を受けた買いが一巡し、戻り売りが優勢となった。3月下旬から売りが目立っているバイオやネット関連株、小型株を中心に幅広く売りが広がる展開となった。セクター別では全面安となっており、特に医薬品・バイオテクノロジーや小売の下落が目立った。
PCメーカーのヒューレット・パッカード(HPQ)はドイツ銀行が買い推奨で投資判断を開始したことで上昇。ドラッグストアのライトエイド(RAD)は、決算が予想を上回り堅調推移となった。一方で、家庭用品小売のベッド・バス&ビヨンド(BBBY)は決算が予想を下回り下落。旅行口コミサイトのトリップアドバイザー(TRIP)は検索大手グーグル(GOOG)が旅行分野に参入するとの思惑で下落。オークションサイトのイーベイ(EBAY)は、アクティビスト投資家アイカーン氏が推薦する取締役候補の擁立を条件に、ペイパル部門の分離などを求めていた株主提案を撤回し、軟調推移となった。
旧GM金融子会社であったアライ・フィナンシャル(ALLY)が本日株式を上場したものの、公募価格を割り込んで初日の取引を終えた。明日11日には8社の株式上場が予定されている。
(Horiko Capital Management LLC)
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