日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は79円高、米国株高や8月機械受注の予想上振れを材料視
[14/10/09]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【日経平均は79円高、米国株高や8月機械受注の予想上振れを材料視】
9時40分現在の日経平均株価は、15675.56円(前日比+79.58円)で推移。日経平均は反発で始まった。8日の米国市場では、FOMC議事録を受けて早期利上げ懸念が後退し、NYダウは270ドルを超える上昇をみせた。シカゴ先物は大阪比75円高の15695円となり、これにサヤ寄せする格好から買いが先行。また、寄り付き前に発表された8月の機械受注統計が前月比4.7%増と、市場予想の1.0%増を大幅に上回ったことも材料視されている。大阪225先物は15680円で始まった後、15740円まで上げ幅を拡大。
セクターでは、その他金融、情報・通信、空運、証券、輸送用機器、不動産、機械、その他製品、小売、精密などが堅調。一方で、保険、パルプ・紙、ゴム製品、卸売が小安く始まった。売買代金上位では、ソフトバンク<9984>、トヨタ<7203>、NTT<9432>、ファーストリテ<9983>、JT<2914>、ホンダ<7267>、ファナック<6954>、アルプス<6770>などが堅調。一方で、富士フイルム<4901>、ミクシィ<2121>、キヤノン<7751>、ソニー<6758>が小安く推移している。なお、本日上場したすかいらーく<3197>は、公開価格と同値の1200円で始まった。
【ドル・円は108円24銭、東京株式市場の上昇を意識したドル買い観測】
ドル・円は108円24銭付近で推移。ドル・円は一時108円02銭まで下げたが、東京株式市場の反発を意識したドル買いが観測されている。日経平均株価の上昇は想定の範囲内との声が聞かれているが、米国早期利上げ観測の後退に伴うドル売り・円買いは強まっておらず、ドル・円は108円10銭台で下げ渋る可能性がある。
■今後のポイント
・108円10銭以下で個人勢などのドル買い
・日経平均株価の上昇を意識したドル買い
9時40分時点のドル・円は108円24銭、ユーロ・円は137円79銭、ポンド・円は174円92銭、豪ドル・円は95円44銭付近で推移している。
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