トヨタやソニーなど決算内容で明暗が分かれる相場展開に【クロージング】
[15/02/05]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
5日の日経平均は反落となり、174.12円安の17504.62円(出来高概算26億4000万株)で取引を終えた。決算を手掛かりとした物色が本格化しており、決算結果を手掛かりに明暗が分かれる相場展開となった。
通期の営業損益が黒字に転換したソニー<6758>は一時ストップ高をつけ、全市場での売買代金トップと活況。一方でトヨタ<7203>が買い先行後に下げに転じているほか、日立<6501>などの弱さも目立った。セクターでは不動産、その他金融、金属、銀行などが堅調。半面、鉱業、繊維、機械、倉庫運輸、非鉄金属、陸運などが軟調だった。
明日は週末の米雇用統計を見極めたいとのムードが強まりやすく、基本的にはこう着感の強い相場展開であろう。ギリシャや原油相場などの動向に振らされやすい状況も続きそうである。
ソニーの物色の持続性のほか、トヨタの25日線を支持線とした再評価、東レ<3402>の25日線割れからの押し目買いの動きなどを見極めたいところ。そのほか、金融セクターへのリバランスの動きも持続するかを確認したいところ。持続性が見られないようだと、焦点ボケから様子見ムードが強まりやすい。
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