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後場に注目すべき3つのポイント〜メガバンクなど銀行株は堅調に推移

注目トピックス 市況・概況

17日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・先駆銘柄の利益確定と出遅れ銘柄の見直しによるリバランス
・ドル・円は119円03銭付近、東京株式市場の弱含みで上げ渋る展開
・三菱UFJ<8306>が2%超の上昇、メガバンクなど銀行株は堅調に推移

■先駆銘柄の利益確定と出遅れ銘柄の見直しによるリバランス

日経平均は反落。100.06円安の19785.71円(出来高概算14億株)で前場の取引を終えた。過熱警戒感が高まるなかで、利益確定の流れが継続しており、日経平均は寄り付き直後に19800円を下回っている。一方で、出遅れ感のある資源株や銀行株などには見直しの流れをみせてきており、底堅さは意識されている。

セクターでは石油石炭、銀行、非鉄金属、卸売、輸送用機器などが堅調。一方で、鉱業、小売、機械、電気機器、精密機器などが冴えない。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。規模別指数では大型株指数のみが上昇。

日経平均は3ケタの下落となっているが、前日の安値水準での底堅さは意識されている。また、高ROE銘柄等、これまで強い値動きが続いていた銘柄への利益確定の流れが強まる半面、低ROE銘柄への見直しの流れが強まるなど、リバランスの動きが目立ってきている。そのため、日経平均はマイナス圏での推移ではあるが、地合いとしてはそれ程悪くは映らないだろう。

また、昨日同様、銀行株が堅調に推移しており、相対的に出遅れているセクターや銘柄等への見直しに向かわせやすい。規模別指数では中小型株指数の弱さが目立つが、これについても調整が長期化していた銘柄などには水準訂正を狙った資金流入がみられており、地合いは悪くないだろう。

■ドル・円は119円03銭付近、東京株式市場の弱含みで上げ渋る展開

ドル・円は119円03銭付近で推移。ドル・円は、G-20財務相・中央銀行総裁会議やギリシャ債務問題への警戒感、東京株式市場が弱含みに推移していることで上げ渋る展開。ユーロ・ドルは、1.0754ドルから1.0786ドルで推移。ギリシャ債務問題への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は、128円15銭から128円35銭で推移。

12時17分時点のドル・円は119円03銭、ユーロ・円は128円23銭、ポンド・円は177円73銭、豪ドル・円は92円56銭で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は100円安で前引け、過熱警戒感や円安一服で利益確定売り先行
・三菱UFJ<8306>が2%超の上昇、メガバンクなど銀行株は堅調に推移
・引き続き相対的に出遅れているセクターや銘柄に関心が向かいやすい

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

14:00 3月消費動向調査



<KO>

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