前場に注目すべき3つのポイント〜円安を追い風に13営業日続伸へ
[15/06/02]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
2日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:円安を追い風に13営業日続伸へ
■外資系証券の注文動向:差し引き230万株の買い越し
■前場の注目材料:サイバーセキュリティ関連などに関心向かいやすい
■円安を追い風に13営業日続伸へ
2日の東京市場は底堅い相場展開が続き、日経平均は13営業日続伸が意識されやすいだろう。1日の米国市場は5月ISM製造業景況指数や5月建設支出が予想を上振れたことが好感され、緩やかに上昇する展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円高の20580円と反応は限られたが、円相場が1ドル124円80銭辺りまで円安に振れていることが材料視されよう。
買い一巡後は狭いレンジでのこう着となろうが、相対的に出遅れているセクターや銘柄等への循環物色が活発化しやすい。また、昨日などは直近IPO銘柄を見直す動きが目立っており、個人投資家の良好な需給状況が窺える。
物色としては日本年金機構の約125万件の情報流出を受けて、サイバーセキュリティ関連などに関心が向かいやすいだろう。その他、国内大手企業が、日米のベンチャー企業に出資すると報じられている。ロボット、バイオマス、ビッグデータなどを対象とすることで、テーマ物色に波及するかが注目される。その他、gumi<3903>の一転営業黒字を受けて、ゲーム関連への物色も意識されやすい。
■外資系証券の注文動向:差し引き230万株の買い越し
朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り780万株、買い1010万株、差し引き230万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
5月26日(火):70万株の買い越し
5月27日(水):840万株の買い越し
5月28日(木):60万株の売り越し
5月29日(金):60万株の買い越し
6月1日(月):50万株の買い越し
■前場の注目材料
・韓国でMERSの感染者拡大
・サイバーセキュリティ関連などに関心向かいやすい
・ロボット、バイオマス、ビッグデータ、ゲーム関連への物色も意識
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 5月マネタリーベース
<海外>
・10:30 豪・1-3月期経常収支(予想:-108億豪ドル、前期:-96億豪ドル)
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