NY株式:ダウは65ドル高、利上げ観測拡大を嫌気した売りが一服
[16/05/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
20日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は65.54ドル高の17500.94、ナスダックは57.02ポイント高の4769.56で取引を終了した。アジア・欧州株がほぼ全面高となり、米国株にも買いが広がった。本日は主要経済指標の発表が予定されておらず、利上げ観測の拡大を嫌気した売りが一巡したことで買い戻しが散見され、終日堅調推移となった。セクター別では、半導体・半導体製造装置やメディアが上昇する一方で食品・飲料・タバコや消費者・サービスが下落した。
電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は約15億ドルの資金調達に成功し、上昇。ガスパイプライン大手のキンダー・モルガン(KMI)はカナダでのパイプライン拡張計画を発表し、堅調推移。半導体製造装置のアプライド・マテリアルズ(AMAT)は決算内容が好感され、大幅上昇。一方で、検索サイトのヤフー(YHOO)はネット中核事業への買収提示額が当初の想定を下振れる可能性が報じられ、下落した。
連邦準備制度理事会(FRB)のタルーロ理事は「システム上重要な金融機関(SIFI)」に認定された保険会社に対する新規制の概要を明らかにした。プルデンシャル・ファイナンシャル(PRU)やアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)には、厳格な自己資本規制が課される。
Horiko Capital Management LLC
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