今週の【JASDAQ市場】5月16〜20日『自動運転関連が買われる』
[16/05/22]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
【新興市場の主力銘柄には売り圧力が強まる】16日(月)
■概況■111.10、-0.82
16日(月)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20が続落、J-Stock Indexは反落となった。値上がり:220銘柄、値下がり:402銘柄、変わらず:66銘柄。JASDAQ平均は朝方からもみ合いが続き、後場半ばにかけてやや上げ幅を広げる場面もあったが、その後は大引けにかけて急速に伸び悩む展開になった。マザーズ指数が急落するなど、新興市場の主力銘柄に売り圧力が強まる形となった。決算発表が一巡したことで出尽し感なども意識される状況にもなったようだ。
◆注目銘柄◆
新報国鉄<5542>、テイン<7217>、メイコー<6787>、日特エンジ<6145>、ハーモニック<6324>などは決算評価の動きで上昇。アルファクス<3814>はLINE関連として急反発。自動運転関連のFVC<8462>も大幅高。大崎エンジ<6259>はTOB価格にさや寄せが続く。半面、フォーサイド<2330>は1-3月期赤字決算が嫌気されて急落。F&M<4771>も今期の収益成長鈍化見通しで売り優勢に。ほか、テーマ関連銘柄などが幅広く売り優勢に。JASDAQ-TOP20では、メイコー、ハーモニックのほか、フェローテック<6890>、田中化研<4080>などがしっかり。一方、ユビキタス<3858>、クルーズ<2138>などが大幅安。
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【外部環境改善で前日に伸び悩んだ反動強まる】17日(火)
■概況■111.60、+0.5
17日(火)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexともに反発となった。値上がり:310銘柄、値下がり:286銘柄、変わらず:91銘柄。JASDAQ平均は小安く寄り付いた後にすぐプラス転換、その後も堅調な動きが続いた。外部環境が改善する中で、前日に急速に伸び悩んだ反動の動きが強まる格好に。SOSEI<4565>の下げ止まりで、バイオ関連などには安心感も強まった。
◆注目銘柄◆
テイン<7217>が決算評価の動きから連日の急伸、大崎エンジ<6259>もTOB価格にさや寄せが続く。構造計画<4748>は発行済株式の5.88%を上限とした自己株式取得が材料視され、チエル<3933>は近畿大学への授業支援システム導入で大幅高。イリソ電子<6908>はJASDAQからの市場変更を材料視へ。半面、アスコット<3264>やアルファクス<3814>は過熱警戒感から急反落。グリムス<3150>は決算発表で出尽し感が先行、ARM<8769>も反落。JASDAQ-TOP20では、ハーモニック<6324>、ザイン<6769>、セリア<2782>などがしっかり。一方、田中化研<4080>、ベクター<2656>、メイコー<6787>などが軟調。
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【軟調、マザーズ指数の下落に引き連られる形にも】18日(水)
■概況■110.78、-0.82
18日(水)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexともに反落となった。値上がり:195銘柄、値下がり:426銘柄、変わらず:66銘柄。JASDAQ平均は買い先行後伸び悩んでもみ合う動きとなり、後場入り後は下げ幅を広げる展開となった。マザーズ指数の大幅な下落を受けて、新興市場銘柄に対する個人投資家の処分売り圧力が強まった。テーマ関連株が総じて売り優勢となる。
◆注目銘柄◆
テイン<7217>、構造計画<4748>が連日の急伸。ハビックス<3895>は押し目買いに大幅反発、オリコン<4800>は自己株式取得が材料視される。ショーエイコー<9385>、プロパティエージェン<3464>なども大幅高。半面、FVC<8462>は本日からの信用規制実施などで大幅安。チエル<3933>は急反落で、アスコット<3264>、アルファクス<3814>などは大幅続落。JASDAQ-TOP20では、メイコー<6787>、マクドナルド<2702>などがしっかり。一方、ユビキタス<3858>、インフォコム<4348>、田中化研<4080>などが軟調。
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【マザーズ指数の下げ渋りで安心感強まる】19日(木)
■概況■111.52、+0.74
19日(木)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexともに反発となった。値上がり:353銘柄、値下がり:227銘柄、変わらず:96銘柄。JASDAQ平均は高寄り後もみ合う展開になった。日経平均が買い先行後に伸び悩む中、相対的に底堅い動きとなっている。警戒されたマザーズ指数の下げ渋りを受けて、買い安心感が強まる状況に。
◆注目銘柄◆
上期業績上方修正のオービス<7827>がストップ高。AKIBA<6840>は「国内用WiFiレンタル」の即日レンタル開始が伝わり大幅上昇。プロパティエージェン<3464>も不動産相場サイト「ふじたろう」への関心高まり急伸。新報国鉄<5542>、アルファクス<3814>なども大幅に反発へ。半面、テイン<7217>、ハビックス<3895>、オリコン<4800>、ショーエイコー<9385>などは前日上昇の反動で下落。チエル<3933>、アスコット<3264>は大幅続落。JASDAQ-TOP20では、クルーズ<2138>、メイコー<6787>、インフォコム<4348>、フェローテック<6890>などがしっかり。一方、メッセージ<2400>がさえない。
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【日経平均の切り返しで安心感、テーマ関連株がしっかり】20日(金)
■概況■112.01、+0.49
20日(金)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、J-Stock Indexが続伸、JASDAQ-TOP20は反落となった。値上がり:338銘柄、値下がり:236銘柄、変わらず:95銘柄。JASDAQ平均は安寄り後にすぐ切り返す展開となった。買い一巡後はもみ合ったが、引けにかけ上げ幅を広げて取引を終了。日経平均の切り返しで買い安心感が強まる格好に、テーマ関連株で強い動きが目立った。
◆注目銘柄◆
無人自動運転を地域限定で20年解禁との報道でドーン<2303>、アイサンテクノ<4667>などの自動運転関連が買われる。アバール<6918>は足元の業績好調やテーマ性がはやされる形に。オービス<7827>、プロパティエージェン<3464>などは大幅続伸で、アスコット<3264>は反発。半面、エイジス<4659>は厚労省が違法な長時間残業で初の企業名公表で売られる。アルファクス<3814>が反落で、テイン<7217>、ハビックス<3895>などは続落。JASDAQ-TOP20では、メイコー<6787>、ザイン<6769>、ハーモニック<6324>などがしっかり。一方、フェローテック<6890>、セリア<2782>がさえない。
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