21日の米国市場ダイジェスト:NYダウは63ドル高、米中交渉に楽観的な見方が広がる
[18/08/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウは63ドル高、米中交渉に楽観的な見方が広がる
米国株式相場は上昇。ダウ平均は63.60ドル高の25822.29、ナスダックは38.17ポイント高の7859.17で取引を終了した。米中貿易摩擦への懸念が後退したほか、複数の主要四半期決算が好感され、買いが先行。原油相場の上昇が好感されたものの、明日のFOMC議事録を見極めたいとの思惑から緩やかな上昇となった。S&P500は最高値を更新した。セクター別では、半導体・半導体製造装置や耐久消費財・アパレルが上昇する一方で食品・飲料・タバコや不動産が下落した。
住宅建設のトール・ブラザーズ(TOL)は、決算内容が好感され大幅上昇。レナー(LEN)やDRホートン(DHI)など住宅建設関連銘柄に買いが広がった。医療機器のメドトロニック(MDT)は、通期見通しを上方修正し堅調推移。小売のコールズ(KSS)は、決算内容が予想を上振れ買われた。電気自動車のテスラ(TSLA)は、モルガン・スタンレーが同社をリサーチ対象から外し、財務アドバイザーに起用されたとの思惑で上昇。一方で、化粧品メーカーのコティ(COTY)は決算内容が嫌気され、軟調推移となった。
S&P500指数は2009年3月9日以来の強気相場(20%以上の下落がない)が本日で3,453日となり、1990〜2000年の強気相場に並んだ。今後、過去最長の強気相場となる見通し。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル弱含み、トランプ米大統領が利上げ批判
20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円58銭から110円02銭まで下落し、110円07銭で引けた。トランプ米大統領は、米連邦準備制度理事会(FRB)が実施した利上げやパウエルFRB議長を批判し、欧州や中国は通貨操作をしていると発言したとの報道を受けて、トランプ米政権はドル安を望んでいるとの憶測が広がったことから、ドル売りに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは、1.1416ドルから1.1485ドルまで上昇し、1.1484ドルで引けた。ユーロ・円は、126円12銭から126円47銭まで上昇。米中貿易協議の再開が期待されており、リスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは、1.2757ドルから1.2800ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9953フランから0.9911フランまで下落した。ユーロ高・米ドル安に連れる展開となった。
■NY原油:続伸で65.42ドル、ドル安・株高を好感した買いが入る
NY原油先物10月限は続伸(NYMEX原油10月限終値:65.42 ↑0.21)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前日比+0.21ドルの65.42ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時65.62ドルまで買われた。為替相場がドル安方向に振れていることや米国株高を意識した買いが入ったようだ。米中貿易協議への期待も原油先物に対する支援材料となったようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 31.02ドル +0.15ドル(+0.49%)
モルガン・スタンレー(MS) 48.54ドル +0.25ドル(+0.52%)
ゴールドマン・サックス(GS)238.65ドル +2.87ドル(+1.22%)
インテル(INTC) 47.62ドル +1.12ドル(+2.41%)
アップル(AAPL) 215.04ドル -0.42ドル(-0.19%)
アルファベット(GOOG) 1201.62ドル -6.15ドル(-0.51%)
フェイスブック(FB) 172.62ドル +0.12ドル(+0.07%)
キャタピラー(CAT) 139.99ドル +1.32ドル(+0.95%)
アルコア(AA) 43.03ドル +1.20ドル(+2.87%)
ウォルマート(WMT) 96.08ドル +0.08ドル(+0.08%)
スプリント(S) 6.18ドル +0.01ドル(+0.16%)
<HT>
米国株式相場は上昇。ダウ平均は63.60ドル高の25822.29、ナスダックは38.17ポイント高の7859.17で取引を終了した。米中貿易摩擦への懸念が後退したほか、複数の主要四半期決算が好感され、買いが先行。原油相場の上昇が好感されたものの、明日のFOMC議事録を見極めたいとの思惑から緩やかな上昇となった。S&P500は最高値を更新した。セクター別では、半導体・半導体製造装置や耐久消費財・アパレルが上昇する一方で食品・飲料・タバコや不動産が下落した。
住宅建設のトール・ブラザーズ(TOL)は、決算内容が好感され大幅上昇。レナー(LEN)やDRホートン(DHI)など住宅建設関連銘柄に買いが広がった。医療機器のメドトロニック(MDT)は、通期見通しを上方修正し堅調推移。小売のコールズ(KSS)は、決算内容が予想を上振れ買われた。電気自動車のテスラ(TSLA)は、モルガン・スタンレーが同社をリサーチ対象から外し、財務アドバイザーに起用されたとの思惑で上昇。一方で、化粧品メーカーのコティ(COTY)は決算内容が嫌気され、軟調推移となった。
S&P500指数は2009年3月9日以来の強気相場(20%以上の下落がない)が本日で3,453日となり、1990〜2000年の強気相場に並んだ。今後、過去最長の強気相場となる見通し。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル弱含み、トランプ米大統領が利上げ批判
20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円58銭から110円02銭まで下落し、110円07銭で引けた。トランプ米大統領は、米連邦準備制度理事会(FRB)が実施した利上げやパウエルFRB議長を批判し、欧州や中国は通貨操作をしていると発言したとの報道を受けて、トランプ米政権はドル安を望んでいるとの憶測が広がったことから、ドル売りに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは、1.1416ドルから1.1485ドルまで上昇し、1.1484ドルで引けた。ユーロ・円は、126円12銭から126円47銭まで上昇。米中貿易協議の再開が期待されており、リスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは、1.2757ドルから1.2800ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9953フランから0.9911フランまで下落した。ユーロ高・米ドル安に連れる展開となった。
■NY原油:続伸で65.42ドル、ドル安・株高を好感した買いが入る
NY原油先物10月限は続伸(NYMEX原油10月限終値:65.42 ↑0.21)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前日比+0.21ドルの65.42ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時65.62ドルまで買われた。為替相場がドル安方向に振れていることや米国株高を意識した買いが入ったようだ。米中貿易協議への期待も原油先物に対する支援材料となったようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 31.02ドル +0.15ドル(+0.49%)
モルガン・スタンレー(MS) 48.54ドル +0.25ドル(+0.52%)
ゴールドマン・サックス(GS)238.65ドル +2.87ドル(+1.22%)
インテル(INTC) 47.62ドル +1.12ドル(+2.41%)
アップル(AAPL) 215.04ドル -0.42ドル(-0.19%)
アルファベット(GOOG) 1201.62ドル -6.15ドル(-0.51%)
フェイスブック(FB) 172.62ドル +0.12ドル(+0.07%)
キャタピラー(CAT) 139.99ドル +1.32ドル(+0.95%)
アルコア(AA) 43.03ドル +1.20ドル(+2.87%)
ウォルマート(WMT) 96.08ドル +0.08ドル(+0.08%)
スプリント(S) 6.18ドル +0.01ドル(+0.16%)
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