30日の米国市場ダイジェスト:NYダウ210ドル高、労働市場の強い回復期待
[21/07/01]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ210ドル高、労働市場の強い回復期待
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は210.22ドル高の34502.51ドル、ナスダックは24.38ポイント安の14503.95で取引を終了した。6月ADP雇用統計で民間の雇用者数の伸びが予想を上回ったため、労働市場の強い回復期待に、寄り付き後、上昇。中古住宅販売成約指数も予想を上回ったほか、原油高も好感され、終日堅調に推移した。一方、ハイテク株は史上最高値付近で利益確定と見られる売りに伸び悩みナスダック総合指数は小幅安となった。セクター別では、エネルギーや資本財が上昇した一方で、不動産やソフトウエアサービスが下落。
小売りのベッド・バス・ビヨンド(BBBY)やアルコール飲料会社のコンステレーション・ブランズ(STZ)は四半期決算の内容が予想を上回り、それぞれ上昇。小売りのウォルマート(WMT)はキャッシュアプリのIbottaと戦略的提携を結んだと発表し、上昇した。半導体メーカーのアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)はアナリストの投資判断引き上げを受けて、上昇。音楽配信のスポティファイ(SPOT)はライブイベントの運営に参入する意向を示し、収益増が見込まれ買われた。一方、大型イベントを主催するライブ・ネーション・エンタティンメント(LYV)は競争激化が懸念され、小幅安。自動車メーカーのフォード(F)は半導体不足で、ミシガン工場を2週間閉鎖すると発表し、生産減が懸念され下落した。
中国の配車サービス業を運営するディディグローバル(DIDI)はニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場した。初値は16.65ドルと、公開価格の14ドルを上回り順調な滑り出しとなった。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:雇用関連指標の改善でドル買い強まる
6月30日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円51銭から111円12銭まで上昇して111円08銭で引けた。6月の米ADP雇用統計の雇用の伸びが市場予想を上回ったほか、5月の米中古住宅販売成約指数は予想外に4月分からプラスに転じたため、景気回復への期待は高まり、金利先高観が広がったことがドル買いに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは1.1894ドルから1.1845ドルまで下落して、1.1859ドルで引けた。ユーロ・円は131円32銭から131円78銭まで上昇。景気回復への期待にリスク選好の円売りが強まった。ポンド・ドルは1.3868ドルから1.3799ドルまで下落。ドル・スイスは0.9228フランから0.9262フランまで上昇した。
■NY原油:強含みで73.47ドル、一時74ドル台に上昇
NY原油先物8月限は強含み(NYMEX原油8月限終値:73.47 ↑0.49)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は、前営業日比+0.49ドルの73.47ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは72.82ドル-74.14ドル。ロンドン市場の序盤で72.82ドルまで下げた後、ニューヨーク市場の序盤にかけて74.14ドルまで反発。ただ、ドル高ユーロ安を嫌気して上げ渋り、通常取引終了後の時間外取引では73ドル台半ば近辺でのもみ合いが続いた。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 41.23ドル +0.34ドル(+0.83%)
モルガン・スタンレー(MS) 91.69ドル +1.05ドル(+1.16%)
ゴールドマン・サックス(GS)379.53ドル +6.91ドル(+1.85%)
インテル(INTC) 56.14ドル -0.61ドル(-1.07%)
アップル(AAPL) 136.96ドル +0.63ドル(+0.46%)
アルファベット(GOOG) 2506.32ドル -14.05ドル(-0.56%)
フェイスブック(FB) 347.71ドル -4.18ドル(-1.19%)
キャタピラー(CAT) 217.63ドル +2.53ドル(+1.18%)
アルコア(AA) 36.84ドル -0.69ドル(-1.84%)
ウォルマート(WMT) 141.02ドル +3.72ドル(+2.71%)
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米国株式市場はまちまち。ダウ平均は210.22ドル高の34502.51ドル、ナスダックは24.38ポイント安の14503.95で取引を終了した。6月ADP雇用統計で民間の雇用者数の伸びが予想を上回ったため、労働市場の強い回復期待に、寄り付き後、上昇。中古住宅販売成約指数も予想を上回ったほか、原油高も好感され、終日堅調に推移した。一方、ハイテク株は史上最高値付近で利益確定と見られる売りに伸び悩みナスダック総合指数は小幅安となった。セクター別では、エネルギーや資本財が上昇した一方で、不動産やソフトウエアサービスが下落。
小売りのベッド・バス・ビヨンド(BBBY)やアルコール飲料会社のコンステレーション・ブランズ(STZ)は四半期決算の内容が予想を上回り、それぞれ上昇。小売りのウォルマート(WMT)はキャッシュアプリのIbottaと戦略的提携を結んだと発表し、上昇した。半導体メーカーのアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)はアナリストの投資判断引き上げを受けて、上昇。音楽配信のスポティファイ(SPOT)はライブイベントの運営に参入する意向を示し、収益増が見込まれ買われた。一方、大型イベントを主催するライブ・ネーション・エンタティンメント(LYV)は競争激化が懸念され、小幅安。自動車メーカーのフォード(F)は半導体不足で、ミシガン工場を2週間閉鎖すると発表し、生産減が懸念され下落した。
中国の配車サービス業を運営するディディグローバル(DIDI)はニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場した。初値は16.65ドルと、公開価格の14ドルを上回り順調な滑り出しとなった。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:雇用関連指標の改善でドル買い強まる
6月30日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円51銭から111円12銭まで上昇して111円08銭で引けた。6月の米ADP雇用統計の雇用の伸びが市場予想を上回ったほか、5月の米中古住宅販売成約指数は予想外に4月分からプラスに転じたため、景気回復への期待は高まり、金利先高観が広がったことがドル買いに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは1.1894ドルから1.1845ドルまで下落して、1.1859ドルで引けた。ユーロ・円は131円32銭から131円78銭まで上昇。景気回復への期待にリスク選好の円売りが強まった。ポンド・ドルは1.3868ドルから1.3799ドルまで下落。ドル・スイスは0.9228フランから0.9262フランまで上昇した。
■NY原油:強含みで73.47ドル、一時74ドル台に上昇
NY原油先物8月限は強含み(NYMEX原油8月限終値:73.47 ↑0.49)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は、前営業日比+0.49ドルの73.47ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは72.82ドル-74.14ドル。ロンドン市場の序盤で72.82ドルまで下げた後、ニューヨーク市場の序盤にかけて74.14ドルまで反発。ただ、ドル高ユーロ安を嫌気して上げ渋り、通常取引終了後の時間外取引では73ドル台半ば近辺でのもみ合いが続いた。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 41.23ドル +0.34ドル(+0.83%)
モルガン・スタンレー(MS) 91.69ドル +1.05ドル(+1.16%)
ゴールドマン・サックス(GS)379.53ドル +6.91ドル(+1.85%)
インテル(INTC) 56.14ドル -0.61ドル(-1.07%)
アップル(AAPL) 136.96ドル +0.63ドル(+0.46%)
アルファベット(GOOG) 2506.32ドル -14.05ドル(-0.56%)
フェイスブック(FB) 347.71ドル -4.18ドル(-1.19%)
キャタピラー(CAT) 217.63ドル +2.53ドル(+1.18%)
アルコア(AA) 36.84ドル -0.69ドル(-1.84%)
ウォルマート(WMT) 141.02ドル +3.72ドル(+2.71%)
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