テラResearch Memo(7):イメージングCROなど先端医療周辺事業への展開をスタート
[14/03/17]
提供元:株式会社フィスコ
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■成長戦略
(4)先端医療周辺事業への展開
同社<2191>では細胞治療技術開発事業を事業基盤としながら、更なる成長を目指していくため、先端医療周辺事業についても取り組みをスタートさせている。2013年5月にイメージングCRO(治験支援サービス)事業を行うタイタンを設立。画像診断分野に特化した、がんや中枢神経系の治験支援サービスを行う。2014年以降、売上への寄与が見込まれる。
また、2014年2月にはゲノム分析で高度なノウハウを持つジナリスと合弁でジェノサイファーを設立した(出資比率51%)。ジナリスが持つ高度な遺伝情報処理技術とテラが持つ医療機関・医師とのネットワークを融合させることで、がん患者における個別化医療実現のためのゲノム診断支援事業を展開していく。
具体的には、個人ゲノム情報を解読し、日本人及びアジア人の疾病発症に関わる遺伝子変異情報をもとにしたオンライン疾病診断支援システムの実現を目指す。ジェノサイファーは、医療機関から委託を受けた患者の遺伝情報を解析し、本システムを介して患者ごとに適した治療の選択のための情報を医療機関に提供していくBtoBのサービスとなる。
その他にも、iPS細胞を用いた世界初の再生医療の実現を目指すヘリオスに2013年4月に出資し、12月には業務提携に関する基本合意を結んでいる。iPS細胞を用いたがん免疫細胞療法の開発に向けた検討を開始している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)
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