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注目銘柄(1)ネクスト<2120>(2/2):中期戦略の根幹は国内不動産情報サービス、長期では海外事業を次なる成長の柱に

注目トピックス 日本株
4月5日に開催されたフィスコ個人投資家向けセミナー「新年度の株式相場の行方を探る」では、注目企業としてネクスト<2120>を取り上げ、フィスコの小川アナリストと、同社のIR担当者との質疑応答を実施した。主な内容は以下の通り。


■ネクスト<2120>との質疑応答の概要

Q:不動産・住宅情報サイト「HOME’S(ホームズ)」は、既に掲載物件数で他社を圧倒しているようですが、さらに圧倒的なNo.1の確立のために、どんな施策を考えていますか?
A:ようやく、少しずつ物件数No.1ということを知ってもらえるようになりましたが、まだまだ知られてないと思います。ですので、もっと知ってもらうために、引き続きブランディングプロモーションに力を入れてきます。また、物件の数だけではなく、その中身の情報の濃さや精度についてももっと突き詰めていき、情報量、情報の質・精度No.1を目指していきます。

Q:今後の取り組みとして、不動産会社向けの業務支援サービスを拡充して、不動産業界のビジネスプラットフォームを構築されるようですが、具体的な取り組みを教えていただけますか?
A:不動産業界は、まだまだ効率化できるところが多いと感じています。不動産会社は本来の仕事、つまり家を買う人・借りる人の案内をする時間が、物件の写真を撮ったり、空き家情報を確認したりという煩雑な仕事のために追われているほか、それを俗人的に行っているのがのが現状です。ネクストは、これらの煩雑な業務を仕組み化することで、不動産会社の業務効率化を支援していきたいと考えています。更に、集客面においてもネクストが培ってきたネット集客のノウハウと、不動産会社様の保持するデータ、いわゆるビッグデータを活用しながら、不動産会社様の集客を更に効率化させていきたいですね。

Q:成長戦略では海外展開にも取り組まれる方針とのことですが、その具体的な計画等を可能な範囲で教えていただけますか?
A:海外は現在タイとインドネシアに参入し、台湾では現地企業に出資をしています。インドネシアは既に黒字化していますが、それでもアジア諸国でのインターネット広告の市場はまだまだこれからの状態です。当面は投資フェーズと位置づけ、まずは参入した各国で物件数No.1を確保しようと考えています。国内は依然として市場開拓余地が大きいことから、中期戦略の根幹は国内の不動産情報サービスだと位置づけています。ただ、もっと長い目で見た場合は、海外事業を次なる成長の柱に育てていきたいという意志があります。ネクストの強みは日本のHOME’Sで培ってきた検索エンジンでの集客とサイト利用者のマッチング技術です。世界にはまだまだネクストの強みを活かせる国があると思いますので、今後も展開国を広げていくために、現在は市場調査中です。


フィスコ個人投資家向けセミナー
「新年度の株式相場の行方を探る」
2014年4月5日(土)14:00〜17:00開催


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